こんちにはー!!!!
第16話まで読んでくれてありがとうございます
今回は龍馬さん視点ですー!
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俺はタバコを半分ほど吸い終えた後、
タバコの火を消してからリビングのドアをゆっくり開けた。
(さすがに寝とるか)
陸はソファーに丸く眠っていた。
小さく体を抱えるようにして
膝を胸に引き寄せて、
頬に乾いた涙の跡が残っていた。
(……泣いたんか、俺のせいで…)
ゆっくりと近づいて、その横顔を見つめる。
眉が少し寄っていて、眠ってても何かを堪えるような表情だった。
【…ごめんな。】
ほんまに情けない。
避けたって、忘れられへん。
離れたって、頭から離れへん。
全部理由はわかってる。
“好きやから”
ただ、それだけやのに…
その『ただそれだけ』を認めたら、
自分が壊れそうで、ずっと逃げてた。
(……俺は人を守れるような人間ちゃう。)
(優しくなんかしたら、また誰かを壊してまう )
そうやって言い聞かせてた。
けど、目の前の陸を見てたら、
そんな理屈、全部に消えてまう…
【なんで、、なんでお前なんやろうな】
声が震えた。
陸の頬にかかったいた髪を、指でそっと払う
その指先が触れた瞬間、
胸の奥が痛いほど熱くなった。
──泣くな
──もう泣かせへん。
毛布をそっと掛け
そのまま少しだけ顔を寄せて
陸の髪に触れない距離で、囁いた。
【俺の事なんか、好きにならんでええのに…
けど、もう無理かもしれんな。】
そう言って、 小さく笑った。
朝が来た。
カーテンの隙間から、
柔らかい光が陸の髪を照らす。
俺はその光景を見届けて、
静かに立ち上がった。
──この気持ちは、隠せへん。
でも、伝えたら壊れる
その狭間で、煙草よりも苦い息を吐き出した。
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はい!17話終わりです🤭
ありがとうございましたー!!
次回はついに、??
コメント
2件
続きでるの早くて『5時間前』ってなってる時バグかと思って何回も入り直しちゃった🤣まさか続き出てるとは…🫠︎次回はついに…って、言い方センスありますね😇 龍馬さん自分に自信ないのかなぁ…🙄💭