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「好き。」口から零れたその言葉は、貴方の耳に運悪くも届いたのか、目を見開きぽかんと口を無防備に空ける、そんな貴方が可愛らしくて、零れた言葉が雪崩のように止まらない
「ねぇ、好きだよ。好きだったずっと」そう貴方を覗き込むように見詰める、ねぇ知ってるよ、上目遣いでお願いすると乗り気じゃなかった事でも渋々OKしてくれるよね、君は少し冷たいけど、そんな所も大好き。
貴方の白い肌がみるみる赤く染っていく、これは脈アリと捉えていいのか、はたまた経験0のピュアボーイだからか、どちらでも押せば行けそうだなと口元が緩むのがわかる。
少し癖のある髪を触れるように撫で、かちんと視線を絡める、もう後戻りは出来ないここで無理に離れるともう駄目だとと固唾を飲む「ねぇ、おんりーは?僕の事好き?」
顔を近づけ合い、吐息がどちらの口から漏れた吐息なのか分からない、分からなくてもいい小さく息を吐き出す貴方の口が愛しい、その口を食べてしまいたくなる衝動を抑え、貴方の返答を待つ
目の前の貴方が今にも溶けてしまいそうなほど赤く染めた顔をこくりと頷いた直後目を瞬き目の前が光って見えた。何かを発しようとしたのか 口を開いたが その言葉は僕の胸に消えていった。
これは同意の上だ、両思いだし、と心で言い訳を唱えながらぎゅうぎゅうと抱きつける 胸から漏れ出てくる「わ、」や「んぅ」と言う微かな声が甘く艶っぽく聞こえる僕はもうだめかもしれない、
「ね、キスしていい?」貴方を腕の中から解放し親指の腹で貴方の唇を軽く撫で問いかける、「い、いよ、..」少し俯きながら細く小さく呟いたその言葉を聞き逃すはずがなく両頬を軽く持ち上げ ちゅ、と唇と唇を重ねる
そのまま止まる事なんて出来るはずなくて後日怒られた事はまた別のお話 。