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びび
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実は既に間違って公開してしまったのです
見てくださっていた方は申し訳ありません
たまには外の空気に触れてみたい。いつも城の中でぬくぬくしているから、移ろいゆく季節を楽しんでみたいとも思う。
「外行きたい」
ぼそっと一人で呟いても柔太朗は気づかない。自分に話しかけられたと思っていないのか、はたまた気づいていないふりをしているのか。
「柔太朗」
ようやくこちらに振り向いた。しっかりと目を合わせてくれているのを確認する。ゆっくりはっきり口を開いた。
「外に行きたい」
車椅子を柔太朗に押してもらう。もう随分慣れた様子で、少し早足になっている。どこに連れて行ってくれるのだろう。心が躍る。
「わぁ、広ーい」
お城の庭に初めて出た。鮮やかに手入れされた庭園には、色とりどりの薔薇がいくつも咲いている。白と、赤と、美しく緑を飾っている。
「俺の好みになるように、手入れしてもらってんの。綺麗でしょ。」
柔太朗の好みってこんななんだ。結構意外だ。鼻腔を誇り高い香りがくすぐっている。
「綺麗…うん、素敵や、本当に。」
「春になったら、また咲くんだよ。それも一緒に見ようよ。」
年が明けて、春が来ても、同じように一緒に過ごせるのか。確証はないけど、希望を見るのに罪はない。
「うん、一緒や。二人で見ような。」
コメント
1件
うわっ、第17話読み終わった…!「好き」って急に言われて困惑する舜太の反応、めっちゃわかるわ。しりとりで延々終わらない感じとか、些細な幸せが積もっていく描写がすごくリアルで、こっちまで顔が熱くなった。タグの#百合ってのも納得の、じわじわくる距離感がたまらん。次の展開、気になる〜!