こんばんわー、あめです!
お久しぶりですね…。
最近投稿できてなくてごめんなさい。
書きためてあったお話だします!
今回は、体調不良ネタです。
前に出した、「体調不良」の、一応続きです。今度はknさんがぶっ倒れます。
〜注意書き⚠
knshk同棲
BL
体調不良ネタ(嘔吐表現なし)
長いです
前置きが長くなり、すみません。
大丈夫な方は本編どうぞー
〜kn視点
トタトタトタ…
と、2階から静かな足音が聞こえてきて、ぱっと顔を上げる。
手にしていた本を閉じて、階段に目を向けた。
kn「…シャケ?起きたの?」
声をかけると、寝癖だろうか、いつもより髪が跳ねた状態のシャケが現れた。
shk「おはよ…」
kn「どう?体辛くない?」
shk「うん、もう良くなったよ。ありがとう。」
kn「それは良かった。」
実はシャケは、数日前まで体調不良で寝込んでいた。
大事には至らず、ただの風邪ということで今はこの通り、すっかり元気になっている。
shk「迷惑かけてごめん…。」
kn「全然迷惑なんかじゃないよ。また何かあったら言ってね。彼氏なんだから、頼ってよ?」
shk「うん、ありがと」
にこりと笑うシャケの頭を撫でて、俺は朝食を作るために立ち上がった。
その時。
ズキッ…
kn「…?」
気のせいだろうか。
今一瞬、頭に痛みが走った気がする。
でも、もう何ともなくなっていたので、気にしないことにした。
その後も、異変はたびたび起こった。
先ほどのように頭に鋭い痛みが走ったり、めまいがしたり。
多分、看病で疲れが溜まっているんだと思う。
kn(今日は早めに休むかな…)
kn「シャケー、ごめん、洗濯物干しといてくれる?」
shk「え、うん。全然いいけど…なんかあった?」
kn「んー…ちょっとめまいするから、早めに休もうかなって思って…」
shk「嘘?!大丈夫?!ごめん、俺の風邪うつった?」
kn「いや、全然そういうのじゃないと思うから、大丈夫だよ。ちょっと疲れが溜まってるだけだと思うから、休めば治るよ。」
shk「無理しないでね…?あと、体調悪化しても隠さないでよ??」
kn「うっ…はい、分かりましたwじゃ、ごめん。先寝るね。」
shk「ん、お大事に…」
シャケにおやすみを言って、自室に戻る。
kn(頭の痛み…増してきた?)
嫌な予感がするなぁ、なんて思いながら、俺はベッドに倒れ込み、
そのまま眠ってしまった。
翌朝。
コンコンッ
扉をノックする音で目が覚めた。
ぼんやりする頭で「はい」とだけ返事をすると、扉がガチャリと開いた。
shk「おはよ」
kn「あ…シャケ。おはよ。」
shk「体調どう?大丈夫?」
kn「うん、多分大丈夫。もう頭痛くないし。」
そう言って立ち上がった、その時。
猛烈なめまいに襲われ、思わず体勢を崩してしまった。
頭がぐわんぐわんする。
shk「きっ、きんとき?!大丈夫?!」
kn「ッ…ごめ、立ち眩み…。」
すぐに起き上がって、まだ不安そうな顔をしているシャケの肩に、ぽんと手を置く。
kn「大丈夫。ほんとに、なんともないから。」
shk「ほんと?」
kn「ほんと。じゃ、朝ごはん作るから、先降りてるね。」
そう言って、すばやくその場を立ち去る。
ほんとは分かってる。
ただの立ち眩みじゃないってことくらい。
でも、シャケにはいっつも家事とか色々やってもらってるから、俺が働ける日くらい、
無理してでも頑張らないと。
隠す気はない。でも、休む気もない。
その後も、何度かふらつくことがあった。
でも、別に立ってられないほどではないし、休日くらいは俺が家事をしないと、シャケに迷惑かけてしまう。
その思いで、ふらつく体に鞭を打って働いた。
シャケは心配そうに手伝ってくれたけど、「無理しないで」とは一度も言ってこなかった。
自分も無理していた分、俺に言いづらいんだろうな。好都合だ。
kn「はぁ…よし、ひとまず片付けは一旦いいかな…。」
shk「おつかれ、きんとき。」
kn「ん、ありがとねー、シャケ。」
頭を撫でるとへにゃりと嬉しそうに笑うシャケ。
そろそろデスクワークにうつろうと思っていたのに、シャケの可愛い姿を見て、一気にやる気が下がっていく。このままずっとくっついてたいなあ…と思っていた矢先、シャケが急に くい、と袖を引っ張ってきた。
shk「…ね、この後一緒にゲームしない?きんときも一旦休もうよ。」
……そんなこと言われたらもう、、ねぇ?w
kn「…確かに、それもいいかもね。…よしっ、じゃあゲームやろっか。」
そう言って、シャケの方へ一歩 歩み寄った、その時だった。
ぐらっと、一気に視点が傾いた。
それと同時に、乗り物酔いした時みたいな気持ち悪さが喉元までこみ上げてくる。
kn「ぅ゙ッ、」
思わず口元を押さえて、床にひざまづく。でも、それだけでは体を支えられなくて、もう片方の手を床につく。
気持ち悪い。
shk「きんとき?!?!ちょ、え?!」
シャケの慌てた声と足音が、遠く聞こえる。
kn(やっばッ…無理しすぎた…か、)
そんな考えが頭をよぎった途端、体の力がふっと抜けて、俺はそのまま床に倒れこんでしまった。
その時の反動で頭を打ち、
元々意識が朦朧としていたのもあって、俺はそっと意識を飛ばした。
〜shk視点
ドタッ
と、嫌な音が背後から聞こえてきた。
それと同時に、「ぅ゙ッ、」といううめき声も。
勢い良く振り返って、目の前の光景に絶句する。
shk「きんとき?!?!ちょ、え?!」
きんときが床に座り込んでいた。
顔色が悪い。真っ青だ。
思わずかけより、肩に手を置いた、その時。
きんときの体がぐらりとかたむき、そのまま倒れてしまった。
shk「きんとき!!」
顔をのぞき込むと、額に大量の汗が浮かんでいて、呼吸が荒い。
苦しそうなきんときの姿に混乱してしまって、体がうまく動かせない。
shk「ど、どうしよッ…救急車ッ?!病院?でも、症状わかんないし…!どーしたら…ッ」
その時、頭に頼もしい人の顔が浮かんだ。
shk「きりやん…!」
今この時間帯は、実はワイテメンバーは全員忙しい。
たまたま用事が重なったんだとか。最悪のタイミングだ。そんな中でも、きりやんは確か予定入ってないはず。
迷惑かもしれないけど、今の俺にはそれくらいしか思いつくことがない。これ以上考えたら頭おかしくなりそう。
急いでスマホを取り出し、きりやんに電話をかける。
プルルル…プルルル…
shk「お願い、出て……」
kr「もしもし〜?」
3コールほどで、聞き慣れた声が返事をした。
shk「きりやん!!き、きんときが、倒れちゃって…ッ!」
kr「きんときが倒れた?!え、大丈夫なの?!」
shk「わ、わかんない!わかんなくて…!」
kr「わかった、すぐ行く。それまでちょっとだけ待ってて!」
shk「う、うん…!」
電話が切れた途端、また不安が一気に押し寄せてくる。
shk「きんとき、生きてるよね…?!」
幸いなことに呼吸もしていたし、脈も取れた。正常なのか正常じゃないのかは俺じゃ判断できない。
不安で、涙がこみ上げてくる。
きんときの手をぎゅっと握って震えていることしか、俺にはできない。
そんな時、インターホンの音が鳴った。
shk「っ…!!」
玄関まで走っていって、扉を開く。
shk「きりやん!!」
kr「シャークん、きんときは?!」
shk「こ、こっち…!」
きりやんの手を引いて、部屋まで案内する。
kr「あー、顔色悪いね。とりあえず、部屋まで運ぼうか。あ、抱っこしてもいい?」
shk「え…?う、うん…。」
kr「はい、じゃあ失礼。」
きりやんはきんときのことをひょいっと抱えあげると、2階へトタトタと登っていった。
俺は後ろをついていくことしかできず、きりやんの指示を待った。
kr「んー…熱は無さそうだね。でも、汗がひどいから、タオル持ってきてあげて。」
shk「わ、わかった!」
慌てて部屋を飛び出す。
きんとき、ごめん。俺のせいだ。
俺のせいで、きんときは。
また涙がこみ上げてくる。
絶対、俺が助けるからね。
大丈夫だからね。
俺はぐいっと涙を拭いた。
〜kn視点
kn「ん゙ッ……?」
小さな物音に目が覚める。
kr「あ、起きた?」
kn「うわぁッ?!?!」
部屋の中にいた人物に驚き、思わず大きな声で叫んだ。
なんできりやんがいんの…?!
kr「勝手にごめんね。シャークんが、“きんときが倒れたー!”って電話してきたから、お邪魔させてもらったよ。」
kn「あ、そうだったの…。」
kn「…シャケは?どこ?」
kr「ん。」
そう言ってきりやんが指差した先…俺のベッドの足元で、シャケが丸まって眠っていた。
片方だけちらりと見える目は、赤くわずかに腫れていた。
kn「あ…」
泣いてたんだ。
不安にさせてしまった。
途端に、後悔で胸が苦しくなる。
シャケが倒れた日に俺が感じた苦しみを、シャケにも体感させてしまった。
思わずシャケから目をそらすと、横の方で動く気配を感じた。
kr「…まぁ、どんな理由があったのかは知らないけど、」
きりやんは、そこで言葉を切った。
不思議に思い、そちらに目をやろうとした時。
ぐいっと、両頬を思い切りつかまれ、無理やり振り向かされた。
kn「ッ…?!」
kr「シャークん泣かすんじゃねぇよ、ばーか」
きりやんの少し怒ったような表情が目の前に現れ、一瞬たじろぐ。
kr「パニックになってたよ、だいぶ。泣いてたし、かわいそうだった。きんとき、無理する癖あるんだから、気をつけないと。」
きりやんの手から解放された俺は、目を瞬かせながらじっと彼を見つめた。
kn「…ごめん。」
kr「謝るならシャークんに謝ってくださーい。」
きりやんは少しいじわるく言うと、扉に手をかけた。
kr「じゃ、俺もう帰るから。お大事にね。」
kn「きりやん、ごめん、迷惑かけて。」
kr「…気にしてないよ。また困ったら言って。」
kn「ありがと。」
kr「…うん!」
にこり、といつもの優しい笑顔に戻ってから、きりやんは部屋を出ていった。
〜shk視点
shk「んぐ…」
kn「あ、シャケおはよう。」
shk「えっ…きんとき!!」
目が覚めると、目の前には困ったような笑顔を浮かべたきんときがいた。
顔色はすっかり良くなっている。
kn「ごめんね、心配かけて。」
shk「あっ、ううん、俺は大丈夫。」
shk「きんときこそ、体調大丈夫?」
kn「うん、大丈夫だよ。不安にさせたよね、ごめんね…。」
きんときは、俺の頭を優しく撫でてくれた。
shk「大丈夫だよ、きりやんもいてくれて、心強かったし。」
kn「ほんとごめん…」
kn「あ、そうだ…。俺、きりやんに怒られたんだけど…」
shk「あ、きりやんね、俺が泣いてるの心配して怒ってた。」
kn「え?」
shk「“シャークんのこと泣かすなんて、きんときひどいねぇ”って言って怒ってたよ。」
kn「なんか…言われた気がする。」
shk「別に大丈夫なんだけどね。きりやんは優しいからなぁ。」
2人で顔を見合わせて笑う。
shk「そうだ、きんときお腹すいてない?」
kn「え、あ…」
俺がそう言ったとたん、きんときははっとした顔になって恥ずかしそうに薄く笑った。
kn「うん、空いてるわ、w」
shk「なんかつくってくるね。」
kn「まじ?ありがとう…。」
shk「何がいい?おかゆ、とか?」
kn「うん、お願い。」
shk「りょーかい!」
ベッドから立ち上がり、廊下に出る。扉を閉める前に後ろを振り返ると、きんときはまた眠りについていた。
疲れてたのかな……。
しっかり休んで、早く元気になってもらおう。
俄然やる気が出てきて、俺はスキップしながらキッチンへ向かった。
そのあと頑張りすぎて疲れたシャケさんがきんときと一緒に寝たのは内緒です。
お疲れさまでした!
読んでくれてありがとうございます!
めちゃくちゃ投稿頻度少なくてすみません。
受験生なもんで、忙しいのです…。
また時間ができてきたら投稿開始しますので、気長にお待ちいただけると
ありがたいかぎりです。
全然投稿してないのにフォロワー数が増えてて、すごく嬉しかったです。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
ではまた、次のお話で!
おつあめ~。
コメント
2件
めちゃくちゃいい…🤦♀️ 👓彡が有能すぎて好き🫶😇 無理しすぎて倒れちゃうの解釈一致で嬉しいです~っ🙌💘