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天使降臨
朝の修行が終わって
まだ森には朝靄が残っている。
小鳥のさえずりが聞こえる。
――×××はいつものように、木に登っていた。
枝の上に腰を下ろし、朝の光を浴びる。
風が髪を揺らす。
目を細めて、深呼吸。
「……ふぅ……」
軽やかに笑う。
――それだけで、周囲の空気が違う。
ゴン、レオリオ、クラピカ、キルアも、ふと立ち止まる。
「……なんだ……あれ……」
ゴンがぽつり。
「……天使……?」
レオリオ、白目。
「……木の上にいる……危険な天使……」
クラピカは少し微笑む。
「……美しい……静けさと強さを同時に持っている……」
キルアだけは、目が離せない。
×××が木の上で伸びをする。
朝日が髪の先に当たり、細い指先まで光る。
「…………」
キルア、息を呑む。
「……なんで……こんなに……美しいんだ……」
×××は何も言わない。
ただ、木の上で風に揺れ、朝の光を浴びているだけ。
でも、それだけで、みんなの心を奪う。
ゴンは感動して動画を撮ろうとしたが、思わず手を下ろす。
「……撮れない……これは撮ったら怒られそう……」
レオリオも頷く。
「……反則級の尊さ……」
クラピカは静かに、目を細める。
「……危険だ……心臓がやばい……」
キルアは近づいて木の根元に立つ。
「……降りろ……危ない……」
×××、少し振り返り、にっこり笑う。
「……安心して……見てて……」
その笑顔だけで、キルアの心は溶けた。
「……くっ……尊すぎ……」
しばらく、誰も動けなかった。
朝の光の中。
木の上の×××は、みんなにとって本当に“天使”だった。
朝日が森の枝の隙間から差し込む。
木の上。
×××は枝に腰を下ろし、ゆったりと背筋を伸ばす。
朝の光を浴びて、髪がきらきら揺れる。
風が通り過ぎるたびに、袖や髪が軽く揺れる。
「……ふぅ……」
彼女の吐息だけが、森の静寂に溶ける。
その瞬間。
下から見上げる視線があった。
キルア。
両手をポケットに入れ、目が離せない。
「……天使か……」
心の中でつぶやく。
――しかし、すぐに我に返る。
「……危ない……降りろ……」
×××は枝の上で笑う。
「……大丈夫……見てて……」
笑顔だけで、キルアの胸がぎゅっとなる。
⸻
木の上で、×××は軽くトレーニングを始める。
• 両足で枝を支えながらの全身バランス訓練
• 念の制御で枝を揺らさず空中の小石を連続投射
• 木の幹を素早く登り、ジャンプで枝移動
ゴン、レオリオ、クラピカは下から固まる。
ゴン「……すごい……なんで普通に見えるの……」
レオリオ「……あれ……人間の動きじゃねぇ……」
クラピカ「……危険すぎる……」
キルアは木の根元に立ちながら、額に手を当てる。
「……バカ……死ぬぞ……」
×××は枝の上でにっこり笑った。
「……楽しい……」
その一言で、キルアの理性が崩れる。
「……えっ……楽し……?……バカ……」
次の瞬間。
ジャンプで枝を移動した×××の足が、キルアの肩にかかる。
「……っ!?」
バランスを取るキルア。
結果、×××と距離5cm。
森中、息が止まる。
ゴン「……ちょ、キスしないの!?」
レオリオ「……自然すぎる……反則だ!!」
クラピカ「……我慢の限界が近い……」
×××は無邪気に笑う。
「……ごめん……びっくりした?」
キルアは顔真っ赤でそっぽを向く。
「……反則だ……天然すぎる……」
木の上の×××は、朝光の中で本当に天使だった。
訓練を見守る他の三人は、ほとんど尊死寸前。
ゴン「……ほんと……可愛い……」
レオリオ「……死ぬ……反則……」
クラピカ「……心臓が……」
キルアは木の下で額を合わせて言う。
「……降りろ……危ない……でも……好きだ」
×××は笑顔で小さく頷く。
「……うん……一緒にいる……」
全員、見惚れる。
森の朝は、静かに尊さで満たされた。
朝日がさらに強く差し込み、木の上の×××を包む。
微かに風で髪が揺れ、枝の影が体に落ちる。
「……やっぱり、天使だ……」
ゴン、レオリオ、クラピカ、キルア。
全員の視線が一点に集中。
×××は何も言わず、木の上で光と風を感じているだけ。
ただそれだけで、尊さが渦巻く朝。
キルアはそっと手を伸ばす。
「……そばにいてくれ」
×××は枝の上で小さく頷く。
「……うん……」
森の朝は、無言の愛で満ちていた。
to be continued…