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室内は緊張感で満ちていた。だぁのいつもの優しい目は消え失せ、その目には冷たい光が宿っている。言葉には鋭いトゲが感じられ、ネグは思わず視線を逸らした。マモンは冷や汗をたらしながら、言葉少なにその空気に飲まれていく。
レイが少し沈黙を破るようにして、冷たいお茶を差し出した。「外、暑かったろ?」と柔らかい声で言い、だぁたちも無言のままそのお茶を飲む。だが、その沈黙はさらに重く深まったままだった。
だぁが冷ややかに口を開いた。「……ネグ、僕は怒ってるんだよ……?」その言葉に、ネグは全身がビクッと震え、小さな声で「ごめんなさい……」と謝った。
「もう、ネグが甘えても、甘えさせない」とだぁは静かに続ける。その強い決意の言葉に、ネグの体は小さく震え、声にならない涙がこぼれそうになる。
ネグは言葉を絞り出した。「あの…だぁ、えと…硬くて…」だぁが静かに促すと、「グニグニしたの…触って…ごめんなさい」と申し訳なさそうに告げた。だぁは言葉を失い、ただ黙ってその謝罪を受け止めていた。
すかーと夢魔は視線をそらし、表情を険しくして黙っている。マモンはネグと違い一度だけのことだったが、それでも謝罪の言葉を口にしたものの、どこか複雑な表情を浮かべていた。
だが、すかーと夢魔は激しい怒りを隠せず、ネグに向かって長い説教を始める。二人の言葉は鋭く、厳しく、許しを得ることは到底できないとわかる内容だった。ネグはポロポロと涙を流しながら、必死に自分がしてしまった煽りや嘲笑の言葉の後悔を伝え、涙ながらに謝罪した。
その様子を見ていたレイが思わず声を上げる。「いや、まさかそこを狙うとは思わないだろ!!」と苦笑いを浮かべながら言い、だぁたちは深いため息を漏らした。
だぁが言葉を続ける。「まぁ、ネグとマモンは家に連れて帰ってから説教するよ。正直、僕たちも限界だし、あんなに煽られて許せるほど優しい心はないからね」
その言葉を合図に、マモンとネグの腕が強く掴まれた。二人はその強さに驚きながらも抵抗できずに痛みを感じ、視線を交わす。
するとレイが合図を送り、二人は勢いよくだぁのズボンを掴み、下ろしてしまう。だぁは声を荒げて苦しみながらも堪えている。
すかーと夢魔も「反省しろよ!!」と声を上げた直後、ネグはすかーのズボンまでずらしてしまい、申し訳なさそうに視線を落とすが、すかーはその痛みに顔を歪めていた。
マモンは言葉少なに同じように動作を行い、ネグは目線を逸らしながらも、夢魔のズボンもずらしてしまう。夢魔も苦痛の表情を見せた。
ベランダからレイが声を張る。「おい!だぁにもしてやれよ!!仲間はずれはダメだろ!!」と茶目っ気を交えた強い声を響かせた。
ネグはその声を聞いて渋々だぁに視線を向けたが、激おこ状態のだぁには近づきたくなくて、そっと目線を逸らす。
それでも3人でだぁのズボンを掴み、少しだけ動かしながら、その場を離れた。二人は手を洗い、ネグはベランダの近くにしゃがみ込み、少しだけメスガキ気味に「まぁまぁ、そんなに怒らないでよ〜」と煽るような笑みを浮かべてみせた。
レイはマモンを背中におんぶして、静かにその場を後にした。レイの車に乗り込み、静かにその場所から離れていった。