TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



深夜2時過ぎ。

ローレンの脳はいつにも増してビンビンだった。

ついさっきまでfpsの大会練習をしていたからだろうか。


眠れない…


ベランダでタバコを吸いながら月に思いをはせる。


叶に電話でもするか…


そう思い立ち、慣れた番号に電話をかける。

向こうから深夜に、なんの連絡も用もなくかかってくるのは日常茶飯事だったため、互いに遠慮はない。暇電の抵抗はもうなくなっていた。


プルル…


耳に機械音が流れる。しかしいつになっても叶がでる気配はない。


もう寝ちゃったのかな…


普段は夜型の彼だが、まあそんな時もあるのだろう。そう思い電話を切った。


しかしそれからしばらくの間、深夜にかけた電話が全く返ってこない。向こうが暇電だったとわかっているのかその後のLINEもない。


いや、俺のことなんだと思ってるんだ。そんなに軽い存在だと思われてる?俺。

悲しー。


そうやってこころの中では軽く流したものの、自覚したくない確かなイライラがあった。


はぁーなにやってんだろ、俺。


そう思いながらぼーっとしてると、深夜に電話出ない理由ってなんだ…?となり一抹の不安が浮かび上がる。


もしかして……………….浮気?


いや、まだ決まったわけじゃないと思いつつ、それはほぼ確信に変わっていた。

最悪。もう無理だわ。


ヤケクソになってベランダのフェンスを

ガンッと叩く。鈍い音が夜の闇に消えていった。


continue….

loading

この作品はいかがでしたか?

200

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚