注意!
・二次創作です!公式に迷惑がかかる行為はおやめ下さい。
・ここのsduくんはケーキを作るのがめちゃくちゃ上手という設定です。
・和解後、プロ軸です。なんでも許せる方向け
・sdseじゃないです。立派なsernです。
Rnちゃん、お誕生日おめでとう!!!
産まれてきてくれてありがとう。私はrnちゃんを推せて幸せ者です。
それから1000♡ありがとうございます!
ケーキを作りたい。
大好きで恋人の凛が誕生日を迎えるからだ。それも20歳の誕生日。盛大に祝ってやりたいが、店などで売っているケーキは糖分が大量に入っているから食べれない。
だから自分で低糖質のケーキを作ってみたのだが⋯
「⋯⋯これは無理だな」
スポンジは真っ黒に焦げていて、みずみずしい赤だった苺は何故かくすんだ色に。クリームが小さく頼りなさそうに乗っていて、ケーキと呼べるのかどうかも怪しいものが出来上がってしまった。
顎に手を置いて考え込む。
やはり買うのは嫌だし、凛には手作りのケーキを食べてもらって「美味しい」と言ってもらいたい。
周りで料理が上手で、今から呼んでもいい人物はいないのかとスマホで連絡帳を眺める。
⋯そういえば、悪魔くんがケーキの写真を送っていた気がする。
いつもは無駄なことばかり送ってくるので無視しているが、『俺が作った😎』というメッセージと共に送られてきたケーキの写真はお店で作られたような完璧度で、素直に「作るのうめぇな」と記憶していた。
会うとベラベラといらないことばかりを話していて出来るだけ顔を合わせたくないが、仕方ない。凛の笑顔を見たい。
そう思って、俺は発信ボタンを押した。
「あ、兄ちゃん。あのね⋯い、一緒にご飯食べに行かない⋯?」
終わった。心の中で頭をかかえた。
家を出る準備を進めているとき、凛からそう誘われた。凛はいつも自分から誘わないのに⋯⋯めちゃくちゃ貴重なのに⋯⋯!!!
「あ⋯予定あった?なら、そっち優先してよ」
「⋯。悪いな、凛」
「大丈夫」
凛の前ではかっこいい兄でいたいので、表面上はクールな表情だが、心ではずっと悔しがっている。なんで今なんだ。なんで今日なんだ。
「行ってきます、凛」
「うん、行ってらっしゃい」
早く帰って愛でてやろうと、マスクとサングラスを付けて家を出た。電車に乗って、ショッピングモールで悪魔くんと合流。
「やっほー、冴ちゃん。冴ちゃんからデートのお誘いなんて珍しいね♡」
「馬鹿言え。凛のためだ、デートじゃねぇ」
「あら、辛辣」
リンリン誕生日だっけ?とか言っている悪魔くんを放っておいて、材料を買っていく。
とりあえず必要なものを手に入れて、悪魔くんの家で作り方は教えてもらおうと思う。
「オフが重なるの珍しいねー。冴ちゃんと遊べるなら日本帰ってきてて良かった」
「そうか」
「てかリンリン、俺と冴ちゃんが遊んでること知ったら嫉妬しちゃうじゃないの?」
「そうか」
「話聞いてる?」
「聞いてねぇ」
こいつの話一つ一つに反応していたらキリが無い。かといって無視すればしつこく話しかけられる。だから適度に相槌を打っているが、話は全く聞いていない。
不機嫌そうにぶつくさ言っているそいつを無視して電車に乗り込む。材料は買えたから、ケーキ作りだ。
「ウケるー!冴ちゃん料理下手すぎ!」
「だから恥を忍んでお前に教えてもらおうとしてるんだ」
「はいはい、教えてやりますよ」
正直、悪魔くんの教え方は上手かった。助言をされているだけで、初めに作ったケーキとは比べ物にならないくらいのものが出来上がったからだ(それでもまだ不格好だが)。
ふわふわとしたスポンジ、みずみずしい赤色の苺。クリームが堂々と乗っていて、『Rin』と書かれたチョコプレートが飾り付けてある。
「助かった」
「お礼は『また今度一緒に遊びに行く券』ね?」
「⋯考えておく」
やった♪と軽く言うそいつに背を向けて、荷物をまとめた。早く家に帰って凛を思いっきり愛でてやる。
「それじゃあ」
「バイバーイ、冴ちゃん」
凛の好きな鯛茶漬けを用意して、俺の好きな塩昆布も出して、それなりに食べれそうになったケーキと、20歳なので解禁されたお酒を置いて。
出かけた凛を待っていた。
「兄ちゃん、ただいま」
「おかえり、凛」
そう言ってリビングの扉を開けた凛が、固まった。
⋯⋯?
お気に召さなかったか?
「⋯ごめん、兄ちゃん。今日何かの記念日だっけ?」
「⋯?」
「兄ちゃんとの記念日は全部覚えてたはずなんだけど⋯」
「は?」
「⋯?何かおかしいこと言った?」
こいつ⋯自分の誕生日忘れてやがる⋯!!
バカか?なんで忘れるんだよ。20歳だぞ???
「凛、俺の誕生日は?」
「10月10日」
「そうだな。じゃあお前の誕生日は?」
「⋯⋯あ」
思い出した。と言いたげに、凛は俺を見た。その目はキラキラと輝いていて、多分嬉しいんだろう。
「誕生日おめでとう、凛」
「⋯っ、ありがとう兄ちゃん⋯!」
「お酒⋯初めて飲む⋯」
「飲みすぎるなよ」
初めにそう言ったのに、
「ん〜、にぃちゃん⋯すき⋯」
コイツめっちゃ酔ってやがる⋯!!
しかもアレか?酔うと素直になるタイプか?可愛い。
「にいちゃんは⋯おれのこと、すき?」
「嗚呼」
「そっかぁ!よかったぁ」
フィールド上のクールな糸師凛からは想像もつかないほどふにゃふにゃとした笑みを浮かべていて、真っ赤な頬に少しだけ潤んだ目は庇護欲を煽った。
「すき」だなんていつもより素直に伝えてくれるので、理性が負けそうになる。それでも明日凛が立てなくなるのは困るので、ギリギリのところで理性は勝利を掲げた。
「凛、水飲め」
「やだ」
「やだじゃねぇ」
いつもは憎まれ口を叩きながらも、素直に聞いてくれるんだけどな。だなんて心の中で悪態をつく。
水の入った透き通ったコップを凛の口の前に差し出しても、プイと横を向いてしまう。
「ね、にいちゃん」
「何だ?」
「にぃちゃんは⋯おれよりしどうのほうがいいんでしょ⋯?」
は、と唇の隙間から空気の漏れる音がする。
「きょう、たまたまにいちゃんと士道が⋯あそんでるの見て⋯」
「おれのほうがにいちゃんのこと、好きなのに⋯!」
「でも、ここまでめんどくさい弟、いらないよね⋯?」
思考が固まっている中、凛が次々に爆弾発言を落としていく。バカじゃねぇの?お前がさっきまで食ってたケーキの材料を買いに行ってたんだよ。遊んでたんじゃねぇよ。
ムカついて、凛に差し出していたコップの水を自分の口に含む。そのまま凛に口付けて、口移しで水を飲ませた。こくっと凛の喉が鳴る音がしたので、それをあと3回続けると、ようやく凛の意識もハッキリとしてきたようだ。
「まっ⋯て、兄ちゃん!もう大丈夫だから。ちょ⋯っ」
凛の声を無視して、4回目の口付けを行う。水を飲めたら、舌で凛の口の中を弄る。ぐちゅぐちゅと卑猥な音がして、凛が俺の手をぎゅっと握りしめる。
最後に、凛の弱い上顎を舐めると、びくりと体が震えたのが伝わってきた。
ようやく唇を離すと、銀色の糸が引いて、ぷつりと切れた。
「あの⋯ごめん、変なこと言っ」
「凛、よく聞け」
凛の言葉を遮るようにして話をする。
目の前の弟は、仲直り後これだけたっぷりと愛情を注いでやったのに、まだ足りないらしい。
「凛、俺はお前が好きだ」
「⋯⋯へ、」
「士道とはケーキの作り方を教えてもらってただけ。やましい事は何も無い。
それに、お前はめんどくさくないし、そういうところも可愛くて良いと思う」
「⋯かっ⋯!?」
「分かったか?凛」
「わ、分かりました⋯」
ゴニョゴニョと口を動かして、勘違いしてごめん。と凛が呟く。そんな所まで可愛くて、また唇を合わせた。
凛、誕生日おめでとう。
これからもずっと一緒に居ような。
ここからオマケ(見なくても大丈夫です)
恥ずかしくなったら消します。
iPadでかいたのをスマホで撮ったので画質悪いです。
ちょいとrnちゃんを語らせておくれ⋯
Rnちゃんは誰にも相談できずに1人で抱え込むタイプだと思ってます。そんで無理しすぎて体に不調が現れて、でも休んだら欠陥品だと思われるからって無理やり練習して。
でもW杯ではseちゃんに見てもらえなくて、完全に壊れる。この流れ大好き。これで白米10杯はいける。
そのあとよくrnちゃんが自ら命を絶とうとするんだけど(?)、入水自殺がそれはもう多い!!有難い!!
兄ちゃんのことが大嫌いなはずなのに、兄ちゃんと過ごした海で死んじゃうんだよ!?可愛すぎない!!!??それにrnちゃんと海が似合いすぎる件!めっちゃ絵になる。
話変わるんですけど、だれかrn虐を書いてください⋯
私はrnちゃんを虐めたいんです⋯rnちゃんが苦しんでるイラスト、漫画、小説⋯なんでもいいので捧げてください⋯⋯!!
ちなみに私は過呼吸が好きです。過呼吸で苦しむrnちゃん好。ナイトスノウがフラバして過呼吸なるシチュ好き好き大好き。
あと自傷行為も好き。相談できずに抱え込んだら自分を傷つけるんだよ??不器用すぎる愛してる。
そんで自傷行為したことがバレて、「俺がずっとお前の傍にいるから(イケヴォ)」っていうやつも好き。相手はseちゃんでもisgでもbcrでもsduでもnnsでも誰でもいい。全部美味しく頂く。
基本的にハピエンが好きだけど、やっぱりバドエンやメリバも好き。報われないのだーいすき!
一緒に可哀想なrnちゃんを語れるお友達、募集しています。コメ欄でお話しましょう(誰も来なかったら泣きます)。
コメント
17件
初コメ失礼します ものすごく分かります! 凛ちゃんが苦しんでる姿が 超性癖に刺さるんですよ〜
え、待って、めっちゃわかる、!! もう、rnちゃんは海で♡♡♡が似合いすぎるんだが、、 過呼吸いいよね〜、!!rnちゃんは苦しんでる所が似合いすぎる、、、 やっぱハピエンもいいけどバドエンの方が好きだわ〜、 もう、語ろ〜、!!!