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#シリアス
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日本の行方を探す中、俺はあることを提案した。
「悪ィな、集まってもらったのは俺から提案があるからだ。
一旦休暇期間にしようぜ、日本の行方も難航してる。」
オヤジの居る船長室へ隊長達を集めて隊長会議を開いた。
「今俺達が居る海域はこの島付近だ。覚えてるかこの島?」
「“トカイニー”って名の島だったか?そういや縄張りにしたんだったな?」
「そうだよいジョズ。ちょうどトカイニーがあるんでしばらくここでゆっくりしよう。」
海図を広げ、今俺達がどの辺りに居るかを指す。
トカイニー……
以前訪れた際その島は島にあるもの全てを奪い、
焼き尽くし、
島民達を支配する無謀な海賊共のアジトと化していた島であった。
その海賊共にお灸を据えた後、
オヤジはその島を縄張りとした。
あれからだいぶ経つが、無事に復興し
見晴らしのいい景色がある自然、
栄えた街並みもできたと聞いてる。
それに縄張りとしてるわけだ
白ひげ海賊団の縄張りと知って現れる奴ァ居ねェだろう
休暇にはうってつけだ。
「難航してん中航海を進めるなんざ気が滅入る一方だろい?
それにいぶきもときどき調子を悪くしてるしな…。
あいつのリフレッシュも兼ねてってわけだ。」
「そりゃ名案じゃねェかマルコ!
あいつときどき青白〜い顔しちまってるときあるからよォ…兄貴分として心配だったんだ。
あとそこの島の肉美味ェからもう1回行きてェ!」
「ったく結局食うことばっかりじゃねェか。
おいおいエースくんよ〜、サッチさんが作る飯よりもトカイニーの肉好きなの?泣くよ?」
「決まりだなァ、いい判断だマルコ。
さすが医者なだけある、互いに航海に支障が出りゃ目的を果たせねェ。」
隊長達やオヤジも賛成のようだな
そして
「聞け野郎共ォ!!これよりトカイニーの島へと向かう!!
そこでしばらく休暇といこうじゃねェか!!!」
「「うおおおおおおおおお…!!!」」
「マジか休暇だってよヒャッホー!!」
「せっかくだ飲みに行こうぜお前ら!!!」
甲板に出てオヤジが一斉にみんなに呼びかけると
早速みんなは休暇と聞きすっかりはしゃいでやがる。
リフレッシュも兼ねて…なんてのはもちろんだが、
俺には本当の理由があった。
「おいいぶき聞いたか、休暇だってよ休暇!」
「次の島でゆっくり過ごすのが決まったんだとよ!」
「えっそうなんですか!やった!」
「どうするよ?良かったら一緒に島回るか?」
そう、いぶきから日本の意識を逸らす為でもあった。
記憶はまだ戻ってはなくても、
あいつの体は先に思い出してるはずだ。辛い場所であったんだと……
「あっマルコ隊長!」
俺に気が付くと、いぶきは笑顔を向けて手を振る。
いぶき……
お前はそうやって笑ってりゃいいんだよい
“ここ”(白ひげ海賊団)で笑ってりゃいい……
日本に帰らなくていい………