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#学園パロ
鼻血
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#潔嫌われ
ま-ん-て-ん
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第5話「決定的な事件」翌日。
午後のトレーニング。
今日は、数人ずつに分かれての実戦形式だった。
潔はフィールドに立ちながら、周囲を見渡す。
凛。
蜂楽。
千切。
凪。
玲王。
そして――カイザー。
「……なんか今日、妙に視線感じるな」
潔が呟いた、そのとき。
コーチから声が飛ぶ。
「次の組み合わせを発表する!」
モニターに名前が表示される。
潔・千切・蜂楽
潔「お、蜂楽と千切か!」
蜂楽「やった!」
千切「よろしく、潔」
三人がフィールドへ向かう。
すると――
凪「……え」
玲王「……マジかよ」
凛「…………」
カイザー「……」
明らかに空気が変わった。
潔は気づかない。
「よし、勝つぞ!」
蜂楽「もちろん!」
千切「行こう」
試合開始。
潔がボールを受ける。
「蜂楽!」
「はいよ!」
パス。
蜂楽が走る。
潔もその後ろを追う。
「潔、こっち!」
「分かった!」
二人のコンビネーションが綺麗に噛み合う。
その瞬間。
観客席から――
凛「……近い」
玲王「…………」
凪「潔、楽しそう」
カイザー「…………」
ネス「カイザー?」
カイザー「何だ」
ネス「ボールじゃなくて潔を見てますよ」
カイザー「……当然だ」
ネス「……はい?」
そして試合終了。
潔たちのチームが勝った。
「よっしゃ!」
潔が笑う。
蜂楽が勢いよく潔に抱きついた。
「潔、最高!」
「うわっ!蜂楽!」
「へへ!」
潔も笑っている。
――その瞬間だった。
「離れろ」
低い声。
蜂楽が振り返る。
凛だった。
「え〜、なんで?」
「……邪魔」
「潔が嫌がってないよ?」
「…………」
凛は黙る。
すると今度は玲王が近づいてきた。
「潔、大丈夫か?」
「え?うん」
「じゃあ、こっち来い。汗拭いたほうがいい」
玲王がタオルを差し出す。
「サンキュー」
潔が受け取る。
その瞬間。
凪「潔」
「ん?」
「俺のタオルもあるよ」
「いや、一枚で十分だろ」
凪「……そっか」
少し残念そうな顔。
潔「……?」
そして。
カイザーが近づいてきた。
「潔」
「何?」
「こっちへ来い」
「え?」
「話がある」
カイザーは潔の腕を掴む。
しかし――
凛「待て」
カイザー「何だ?」
凛「俺が先に話す」
玲王「いや、俺が先だ」
凪「俺も」
蜂楽「じゃあ俺も!」
千切「……お前ら全員、落ち着け」
潔「…………」
四方八方から囲まれる。
潔は目を瞬かせる。
「……ちょっと待って」
全員が止まる。
潔「お前らさ」
「……?」
潔「昨日からずっと、変じゃないか?」
静寂。
誰も答えない。
潔「俺が誰といるか、いちいち気にするし」
凛「…………」
潔「俺の隣を取り合うし」
玲王「…………」
潔「俺が誰かと話してると、なんか機嫌悪くなるし」
蜂楽「…………」
潔「それに――」
潔は一人ずつを見る。
凪。
玲王。
凛。
蜂楽。
千切。
カイザー。
「……なんで?」
誰も答えない。
潔「俺、何かした?」
「違う」
最初に答えたのは凪だった。
潔「じゃあ何?」
凪「潔が悪いんじゃない」
「……?」
凪は少しだけ潔に近づく。
「俺たちが、勝手にそうなってるだけ」
潔「……どういう意味?」
凪「…………」
凪が言葉を探している。
その横から――
「もういいだろ」
カイザーだった。
カイザーは潔をまっすぐ見る。
「本人がここまで聞いている」
ネス「カイザー……」
カイザー「隠す必要はない」
潔「……?」
カイザーが一歩近づく。
「お前は、本当に気づいていないのか?」
潔「何に?」
「…………」
カイザーがため息をつく。
「俺たちが、お前を特別扱いしている理由に」
潔「…………」
心臓が一つ、大きく跳ねた。
特別。
その言葉が頭に残る。
「……特別?」
凛が目を逸らす。
玲王が黙る。
蜂楽は笑っている。
凪は潔を見つめている。
千切は困ったように息を吐く。
そしてカイザーは――
「そうだ」
はっきりと言った。
「お前は、俺たちにとって特別だ」
潔「…………」
頭の中が真っ白になる。
「……仲間として?」
沈黙。
長い。
あまりにも長い。
潔の顔から、少しずつ笑みが消える。
「……え?」
凛「…………違う」
潔「…………」
玲王「……潔」
蜂楽「潔……」
凪「やっと気づいた?」
潔「…………待って」
潔が一歩後ずさる。
「じゃあ……」
全員を見る。
「今までのって……」
誰も否定しない。
潔「……俺のこと……」
その先を言えない。
そして――
カイザーが静かに笑った。
「ようやく分かったか」
潔「…………」
その瞬間。
潔の顔が一気に赤くなる。
「…………っ!!」
逃げようとする。
しかし――
凪が腕を掴む。
「待って」
「な、凪!?」
玲王「逃がすな!」
「玲王まで!?」
蜂楽「潔、顔真っ赤〜!」
「うるさい!」
千切「……まあ、そうなるよな」
凛「…………」
潔「凛!お前も何か言えよ!」
凛はしばらく黙っていた。
そして――
「……俺も、お前が好きだ」
潔「…………」
完全に停止。
凛「これで分かったか」
潔「…………」
蜂楽「潔?」
凪「固まってる」
玲王「そりゃそうだろ」
カイザー「フッ……」
潔「…………」
数秒後。
潔「……ちょっと待って」
全員「?」
潔「俺……」
顔を真っ赤にしたまま、頭を抱える。
「今まで全部、友情だと思ってたんだけど!?」
全員「知ってる」
潔「なんでだよォォォ!!!」
ブルーロックの廊下に、潔の叫び声が響いた。
――そして。
潔 世一の鈍感伝説は、この日を境に終わりを迎えた。
……はずだった。
潔「…………」
翌朝。
潔は食堂で一人、真剣な顔をしていた。
「……でも、千切は?」
千切「…………は?」
潔「いや、お前も俺のこと好きなの?」
千切「……昨日あれだけ言われて、まだ分かってなかったのか?」
潔「いや、だって……」
千切「…………」
千切は額を押さえた。
――鈍感伝説、まだ終わっていなかった。
コメント
1件
おおおおお!!!潔、遂に気づいたかと思いきや、まだ千切にも確認してるのヤバすぎるw 鈍感伝説、終わってなかったのかよ!でもカイザーが「特別だ」って言い切ったシーンは震えたわ…あのクールな奴が真っ直ぐ言うから余計に刺さる。凛の「俺もお前が好きだ」も声出た。次の話、どうなるんだこれ!