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#学園パロ
鼻血
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#潔嫌われ
ま-ん-て-ん
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第6話「それぞれの告白」
あの日。
潔が「俺のこと……好きなの?」と聞いてしまったことで――
全員が、もう隠す必要がなくなった。
ただし。
「じゃあ、みんな一緒に告白しよう」
――なんてことにはならなかった。
むしろ逆だった。
全員、自分の言葉で潔に伝えたかった。
① 凛「俺は、お前だから」
最初に潔を呼び出したのは凛だった。
人気のないトレーニングルーム。
潔「凛? 話って何だ?」
凛「……座れ」
「?」
潔が椅子に座る。
凛は少し離れた場所に立ったまま、しばらく黙っていた。
潔「……?」
凛「俺は、お前が嫌いだった」
潔「え?」
凛「正確には……俺の世界を壊してくるお前が気に食わなかった」
潔「……」
「でも」
凛が潔を見る。
「気づいたら、お前を探してた」
潔「…………」
「お前が誰と話してるのか気になった」
「誰と組んでるのか気になった」
「誰に笑ってるのか、気になった」
凛は拳を握る。
「……自分でも、クソくだらねぇと思う」
潔「凛……」
「でも、止められなかった」
一歩、近づく。
「俺は潔 世一が好きだ」
潔「…………」
「サッカー選手としてじゃない」
「ライバルとしてでもない」
「……一人の人間として」
凛は潔から目を逸らさない。
「俺は、お前だから好きなんだ」
潔の心臓が大きく鳴った。
② 蜂楽「潔じゃなきゃ、ヤダ」
次に呼び出されたのは蜂楽だった。
蜂楽「潔〜!」
潔「おう」
蜂楽はいつも通り笑っている。
……だけど。
今日は少しだけ違った。
蜂楽「俺ね、ずっと潔と一緒にいると楽しいの」
潔「俺も楽しいぞ」
蜂楽「うん。知ってる」
笑顔。
でも、その目は少しだけ真剣だった。
「潔が笑うと嬉しい」
「潔が困ってると助けたくなる」
「潔が誰かと仲良くしてると……ちょっと嫌」
潔「……」
蜂楽「最初はね、これも全部サッカーのせいだと思ってた」
「潔と一緒にいると、俺の“かいぶつ”が喜ぶから」
蜂楽は自分の胸に手を当てる。
「でも違った」
「潔と一緒にいたいのは――」
蜂楽が笑う。
「俺が、潔と一緒にいたいから」
潔「蜂楽……」
「だから」
蜂楽が潔の手を取る。
「俺、潔のこと好き」
そして、いつもの笑顔で。
「サッカー抜きでも、潔じゃなきゃヤダ」
潔「…………」
蜂楽「……ダメ?」
潔「……ずるいだろ、それ」
③ 凪「めんどくさい。でも、潔は別」
凪は潔を呼び出すと――
「潔」
「ん?」
「俺、告白する」
「…………」
潔「急だな!?」
凪「だって、玲王たちに先越されたくないし」
「……」
潔「お前、そういうところ意外と負けず嫌いだよな」
「うん」
凪は潔の隣に座る。
肩が触れる。
「俺、基本的に何でもめんどくさい」
「知ってる」
「でも潔のことは、めんどくさくない」
潔「……え?」
凪は潔を見る。
「潔に会いに行くのも」
「潔と話すのも」
「潔とサッカーするのも」
「全部、めんどくさくない」
少しだけ笑う。
「むしろ、潔がいないほうがめんどくさい」
潔「…………」
「だから好き」
潔「……そんな簡単に言う?」
「うん」
「……」
凪が潔の袖を掴む。
「潔」
「ん?」
「俺のこと、ちゃんと見てて」
「…………」
「俺も潔のこと、ずっと見るから」
潔は顔を赤くした。
④ 玲王「お前を選びたい」
玲王の告白は、他の誰とも違った。
「潔」
「ん?」
「俺は、お前といると自分が変わる」
潔「……玲王?」
「最初は才能が欲しかった」
「凪が欲しかった」
「勝ちたかった」
「でも、お前と出会ってから……」
玲王は苦笑する。
「欲しいものが増えた」
「……何?」
「お前と一緒に勝ちたい」
「お前に認められたい」
「お前の一番近くにいたい」
そして、真っ直ぐに潔を見る。
「俺は、お前を選びたい」
潔「…………」
「誰かに選ばれるんじゃなくて」
「俺自身が、お前を選びたい」
玲王は潔の手を取る。
「潔」
「俺は、お前が好きだ」
その声には、一切の迷いがなかった。
⑤ 千切「俺だけには、気づいてほしかった」
千切は少し困ったように笑った。
「……俺、こういうの苦手なんだけど」
潔「千切が?」
「そう」
「だから、ちゃんと聞いて」
「分かった」
千切は潔を見る。
「俺、お前のこと特別だと思ってる」
「……」
「でも、お前って誰にでも同じように優しいだろ」
「え?」
「だから……俺だけは特別だって、気づいてほしかった」
千切は少しだけ頬を赤くする。
「髪を褒められた時より」
「足を心配してくれた時より」
「お前が何気なく『千切なら大丈夫』って言ってくれた時のほうが、嬉しかった」
「……」
「気づいたら、そういうお前の言葉を全部覚えてた」
千切は小さく息を吐く。
「俺は潔が好き」
そして、少し照れながら笑った。
「……今度こそ、ちゃんと気づいてくれよ」
潔「…………」
「うん」
「……約束」
⑥ カイザー「俺のものになれ」
最後は――カイザー。
潔「……なんか、お前だけ怖いんだけど」
カイザー「失礼な奴だな」
「……」
カイザーは潔の前に立つ。
「俺は、お前を見ていると腹が立つ」
潔「え?」
「お前が俺以外の奴と笑う」
「腹が立つ」
「俺以外の奴と組む」
「腹が立つ」
「俺以外の奴を頼る」
「……腹が立つ」
潔「それ、好きなのか?」
カイザー「そうだ」
即答。
潔「…………」
カイザーが笑う。
「お前は俺を苛立たせる」
「俺を夢中にさせる」
「俺の余裕を奪う」
そして――
潔の顎に指を添える。
「だから俺は、お前が欲しい」
潔「…………」
「潔 世一」
カイザーはまっすぐ告げる。
「俺のものになれ」
潔「……っ」
「俺は、お前を誰にも譲るつもりはない」
一拍。
そして、少しだけ声を柔らかくする。
「……それくらい、お前が好きだ」
潔は完全に言葉を失った。
六人。
同じ「好き」なのに――
伝え方は、全員違った。
凛は、不器用に。
蜂楽は、まっすぐに。
凪は、静かに。
玲王は、決意を込めて。
千切は、優しく。
そしてカイザーは――
奪うように。
潔「…………」
その夜。
潔はベッドの上で頭を抱えていた。
「……どうすればいいんだよ、これ……」
六人から告白された。
なのに。
潔の頭に浮かんだのは――
「…………」
『俺、誰が好きなんだ?』
初めて。
今度は自分自身の気持ちが、
分からなくなった。
コメント
3件
わあああ〜〜〜第6話読み終わったよおおお!!!😭💕💕 もう最初から最後まで胸がぎゅーってなった!!凛くんの不器用な「お前だから」とか、蜂楽の「潔じゃなきゃヤダ」の直球すぎる告白ずるすぎん??🐝💘 凪くんが「潔がいないほうがめんどくさい」って言うの、めっちゃ凪くんらしくて好き〜〜!玲王の「お前を選びたい」は重みが違う…。千切の「俺だけには気づいてほしかった」切なすぎて泣いた😭 最後カイザーが「俺のものになれ」って王様ムーブかましてきて潔くん固まっちゃうとこ草生えたけど好き!!笑 潔くんが自分の気持ち分からなくなるところ、続きが気になりすぎて寝れないよ〜!!次回も楽しみにしてるね⋆♡