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藤澤)…もう、無理だよ。別れよ。
若井)ッ…、え、?嘘だよね。涼ちゃん。そんな急に…、
藤澤)ずっと我慢してた。…自分勝手なのは分かってるけど、…別れたい。
若井)我慢…、?
藤澤)ねぇ、久しぶりの休日だしさ、どっか行こうよッ!
若井)やだよ。なんで?俺、ゆっくりしたい。
藤澤)ぁ~…、そ、そうだよね、ごめん。
若井)そ、そんなことだけで、別れようなんて…、
藤澤)…それだけじゃないよ。
藤澤)ご飯できたよ。
若井)…また、きのこ料理?はぁ…、飽きたんだけど。
藤澤)な、なんでもいいって言ったじゃッ…、
若井)言ったけどさぁ…、流石に違うもの作ろうって気にはならないの?
藤澤)ご、ごめん、。
若井)…そ、それは、悪かったからッ…、!(抱)…考え直してよ…、
藤澤)…離して。…もう、この関係を続けたくないから。
若井)や、やだ。涼ちゃんが居なくなるなんて俺…、
藤澤)…、自分の都合だけで考えるの、それ、やめて。
若井)涼ちゃんッ…、待っ…、!
藤澤)…じゃあね。
玄関の扉が閉まる。気持ち悪いほど静かだ。
若井)…涼ちゃ…、ん、
目が濁る。失ってなってから気づくってほんとなんだな…。
若井)…俺ッ…、涼ちゃんが、いないとッ…、生きていけないッ…、。
付き合って約2年。俺は大切なものを失った。