テラーノベル
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次第にキスが深まり、片腕に抱えられた腰が床へゆっくりと倒される。
空は澄んだブルーから濃紺へと色変わりをして、降るような星が天窓に瞬いて彼の肩越しに映っていた。
「……先生」
メガネを外した彼の瞳を見上げた。
「何ですか?」
「…星が、とても綺麗…」
「…ええ」と、彼が頷く。
「この美しい星空のもとで、君を抱ける幸せを感じています」
肩から服が脱ぎ落とされて、露わになったデコルテにちゅ…っと吸い付かれる。
鎖骨が甘噛みされ、ブラの上から胸が掴まれて揉みしだかれる。
「あっ…ん…」
抑えられない声が漏れると、唇が塞がれ、
「……星明かりで見るあなたの裸体は、とても綺麗だ…」
隙間から挿り込んだ濡れた舌が、口内を掻き乱した。
「好きなの…せんせ…い」
肌に触れる彼の吐息に、堪らないくらいに無性に追い上げられる。
「……もっと、好きになるといい…」
耳元に囁きかけながら、胸から徐々に手の平が這い下ろされる。
下肢に達した指の一本が、しっとりと濡れそぼる内奥へつぷりと挿し込まれる。
「ぅんっ……」
「……そんなに私の指を絞めつけて、」
ふぅ──…っと吐き出される息遣いと共に、低く艶のある声音が耳の中へ吹き込まれる。
「……感じるのですか、私の指に…ならばもっと、奥を責めてあげましょうか?」
「…あぁっ…いや…」
しなやかで長い指がより深くへ攻め入ると、その指を伝うようにとろりと雫は零れ落ちて太腿を流れた。
「……私の指を、こんなに濡らして……」
引き抜いた指の先を、彼が目の前で見せつけるようにして伸ばした舌でねっとりと舐め上げると、
まるでそこを舐られたかのように、ぞくっと下腹部は震えてじゅわりとまた密液は溢れ出した。
「……ダメ…舐めない、で…」
恥じらいが隠せない私に、彼はくくっと喉の奥で笑うと、
「じかに舐めてるわけではないでしょう?」
宥めすかすように口づけて、再び手を腿の間にあてがった。
「……イかせてあげますから、先にね」
鈎状に曲げられた中指が被膜を押し入り、中を蹂躙し執拗に蠢く。
「ああッ……イッ…」
昇り詰めてしまいそうになって、真上にある彼の顔を仰ぐと、
ふっ…と、その顔に薄く笑みが浮かべられた。
「……イっていいんですよ」
その甘い声に、その妖艶な表情に、弾かれるように達すると、
「……息を吐いていてください。もう私も、限界なので…」
潤ってぬめる肉壁を擦って、襞を割りいきり立つ半身が侵入をした──。
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