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#能力
めんだこ
832
#オリキャラ
須古星 れい
174
『えーーー、面倒くさっ、帰り道覚えてないんだけど……』
ぶつくさ文句を言いながら照矢は歩き続ける、黒髪の少年を背負いながら
「…………?」
『あっ起き「ッ!?」』
黒髪が起きた、そして飛んで来たのは拳
『うわっ』
背負っていた黒髪の少年を落とした、わざとではあるが正当防衛だろう
「……」
尻餅を付いた黒髪の少年にギロリと鋭く睨まれるも照矢は全く気にしていない様子で淡々と聞いた
『此処何処?』
「……?」
少年が周りを見る
「は?」
また周りを見る
「ハ?」
『笑いたいの?』
「ちげぇよ!!」
照矢に向かって怒鳴る
『わぁ……怖い怖い』
笑いが混じった声で照矢が言う
「……此処何処だよ!!……何処まで動いた?」
キレてからスンッと落ち着いた様子で聞く黒髪の少年、二重人格か何かなのだろうか
『大体2キロくらい?』
ニコリと笑い言った
「ニィッ!……ふざけんな!!!」
2キロとでも言おうとしたのかニィッ!と言った黒髪の少年に若干ツボりつつ照矢が喋る
『だって他にも居たから、あのツタみたいな奴と同じの』
「……はぁ?……そんな訳……ぁっ」
何かを思い出した様に黒髪の少年が一瞬固まり、そして上を見た
「サボったのバレたッ!」
クワッ!と顔を歪めゴロゴロと地面に転がり始めた
『ばっちぃよ?』
「うるせぇ!……ぁーーー!まだアレも見つかってないのに……くそっ!」
『……?』
だが黒髪の少年は終始騒いでいたのに突然、ピタリと地面に転がるのも騒ぐのも辞めた
『どうし「来た」』
何が?、と聞こうとした、でも何か、空から、何かが来る感覚がした
『っ、!?………??』
何かは分からない、ただ……
『化け物』
照矢は顔を最大限に顰め言った。上半身は人間そのもの……だが下半身は2センチ程の目が大量にくっついている
その化け物の顔は……
「ん?照矢じゃん」
それは妹の未来にそっくりの顔
「ごめんね、貴方の妹の”皮”借りてるの」
『ッ!!』
ソレと会った記憶なんて正直無い、だが本能的に分かる、何でか分からない
でも
『未来に何をした!!!』
少なくとも此奴が何かしたんだろう、絶対とは言えないが
「んーーー……秘密」
『はぁ”っ”!!?』
だがこの返答は……ナニカシタ?
照矢がキレていると黒髪の少年がようやく口を開いた
「お”いっ!何キレたんだよ!!あの方は……あの方は……え?誰」
思い浮かべていた人物と違ったのか本当に誰?、と困惑した顔になる
「……貴方、誰?」
未来の姿をした何かが顔を顰める
「……あんたこそ」
黒髪の少年の声を遮り未来の姿をした何かは言った
「邪魔」
黒髪の少年が見えない何かに掴まれ投げ飛ばされる
『……っ!』
名前を呼ぼうとしたが出てこなかったのでつい黙ってしまった、どうしよ 、名前、名前……
「照矢」
『うわっ』
瞬きした瞬間、目の前に居た
「……あぁ、こっちの方が良いかな?」
無表情でソレは言う
肌や気持ち悪い下半身は糸の束の様に変化し……そして
『……』
見た目は完全に未来そのものになった
「さて、さっそく本題を………………て、邪魔が来たみたい、残念、貴方に言いたい事沢山あったんだけどね」
シュンッ……と音も無くソレは消えた、照矢はただ呆然とその場に立っていた
『……』
しばらくして視線だけを動かす、そして何かに投げ飛ばされた黒髪の少年を見つけた
その場に倒れ呻いている、何処かが折れたのだろう
『最悪』
吐き捨てるように照矢は言った
コメント
1件
**はる。だわ。** うわっ、今回エグかった……!未来の“皮”を借りてるって台詞、マジで背筋冷えたわ。照矢が「未来に何をした!!」って叫ぶとこ、声出そうになったよ。しかも下半身に目玉びっしりのビジュアル、キモかっこよくて好み🔥 黒髪少年が二重人格っぽいのも味あってるし、何より「邪魔が来た」って去り際の不気味さがヤバい。続きが気になりすぎて今夜寝れないわ……!