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⚡️side
「デンジ様」
悪魔が居ないか街をパトロール中、後ろから俺を呼ぶ声がする。
なんだと思い、振り返って下を見るそこには上半身だけを出して、頬を微かに染めたビームがいた。
ビームは口を開いてギザギザとした歯を覗かせたり、閉じて隠したりする。
「…その…エト…」
やっと喋ったと思ったら、要件は話してこない。
もどかしくなって目の前のサメ頭に問いただす。
「なんだよ。話すならハッキリ喋ってくんねェ?」
「……デンジ様…」
注意を受けたビームは覚悟を決めたように声を出した。
「キス、してくれませんか、?」
「…は?」
「ア、…したくないならしなくても…」
「嫌じゃねーよ。でも流石にここじゃマズイから…ちょっとついて来い。」
俺はテキトーに人がいない路地裏に入り込んだ。
「オイ、ビーム。出てこいよ。」
「ハイ!デンジさ…むぐ、」
俺は元気よく返事をしたその口を口で塞いでやる。
「…ほら、してやったぜ?」
「ア、…アリガトウゴザイマス…」
「おーおー。じゃパトロール再開するかッ…ビーム?」
パトロールを再開しようとしたら、ビームに袖を掴まれた。
なんだ?コイツのコトだから、もっとして欲しいとか言いそーだけど。
「…アノ、もっとして欲しいです…」
予想通り。
「…いいけど、急にどーしたんだよ?」
「……寂しかった…から…」
切なそうな顔をして言うビーム。
「デンジ様がボムのコトをスキになってから、ずっと…」
寂しい思いをさせてしまった。
レゼの事を好きになってしまった。
俺は、ビームの彼氏なのに。
「だから、もう1回キスして欲しいです…だめ、ですか?」
「…だめじゃねェよ。」
俺はまたビームにキスをした。
さっきよりも、優しく、愛おしさを込めて。
「スキ、です…デンジ様…」
俺はビームを抱きしめた。
俺は許されない事をした。
だけど、もう一度、愛してもいいのなら全力で愛そうと思った。
「デンジさま…もっと、って言ったらキライになりますか…?」
「ならねェ。なる訳ねェよ。」
そう言って俺はビームに沢山キスをした。
「デンジさま…」
「…なんだよ、ビーム。」
ビームは俺の頬に手を添えて言った。
「えへ、オレだけを見てくれてる…」
嬉しそうに、愛おしそうに。
「好きだぜ、ビーム。」
気がついたら俺は無意識にそんな事を言っていた。
でも、嘘じゃない、本当の言葉だった。
「ホント?」
「おう。」
「ウソじゃない?ですか?」
「ウソじゃねェよ。」
「オレも、です。」
―ネズミが鳴くと共に、また、2人の唇は重なった。
コメント
8件
ギャァアァアアアアァアアアアァアアアアアァ!!!! もう少しでテストなのに!! こんなのみ見たらぁ゙… ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙…⤴⤴!!!!
ぐへへへ(( ビームの健気な感じ堪らん、、、♡ やっぱるなさん言葉選びのセンスが凄いですよね! 毎回「うぉぉぉぉ!」(翻訳不可)になります!
おっふ