テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
李和さんの作品 手が込まれてて一つ一つ表現が丁寧で感動しました!
パクリじゃないです。
本人様関係ないです。
どうぞ
〈私視点〉
今日はテストを返す日、クラスの話題はそれで持ちきり。
先生「次、おんりー」
多分完璧なおんりーが今回も100点 なんだろうな
先生「おんりー、完璧なのに95点なのか?」
その言葉におんりーが怯えた表情をしたのは気のせいなのか。
先生「次、李和」
今回やばいんだよな〜大丈夫かなぁ
先生「65点、勉強しとけ」
やっぱり、おんりーに教えてもらおうかな?
先生「今日はおわりだ帰れ」
李和「ねえおんりーさん」
おんりー「なんですか」
怯えてる?
李和「テストの点数が65点だったからこの後時間があれば勉強教えてくれない?」
おんりー「えっと大丈夫です」
ホッとしたような表情
李和「どこで勉強しますか? 」
おんりー「どこでも大丈夫です」
ドズル社メンバー「おんりー、助けてー」
おんりー「テストの点数が悪かったんですか?」
ドズル社メンバー「そうそう」
李和「今私もおんりーさんに教えてもらおうと思っててよければ一緒に勉強しませんか?」
ドズル社メンバー「大丈夫」
おんりー「結局どこで勉強しますか?」
李和「私の家はどうでしょう」
ドズル社メンバー「いいよ」
〈第3者視点〉
李和の家に着いた
勉強はある程度進んだところでぼんじゅうるが口を開く
ぼんじゅうる「すごいよねおんりーは完璧で 」
それはみんなが心に少しはあった妬みだった。
おんりー「だって俺が完璧じゃないとだめなんでしょ。着いてこないんでしょ?奴隷みたいな扱いするんでしょ?みんなの暴言、暴力の吐口なんでしょ?」
それは心にしまったはずの本音だった。
誰もが口を開けなかった。
ぼんじゅうるはやってしまったっていうかおをしていた。
おんりーの顔にはいつもの面影はなかった。
ただただ本音がぽつぽつと話されていた。
誰も動けなかった。いや、動かせなかった。恐怖を全員を包んだ。
〈李和(私)視点〉
おんりーは勉強ができて運動神経も凄くて、みんなから愛される存在ではなかった。
ただ頑張っていたんだ。だから着いていかないわけがない。おんりーからは呼び捨てと敬語なしの許可貰ってる。話も聞いてるし、ドズル社をやっているのも知っている。
李和「着いていかないわけがない」
おんりー「いつもそういう。でも本当は着いてこない。李和にわかるわけなでしょ?」
おんりーも気づいてない。私がずっと演技してることを。
〈第3者視点〉
李和がビンタした
李和「私、いや“うち”もさみんなに好かれるよに努力した。うちだってその喋り方は男子だって言われて、変えたじゃないとイラナイモノだもん。女の子っぽい喋り方にした。怒りっぽいとこも隠した。おんりーだけじゃない同じ気持ちの人だっているでしょ。1人で抱え込まないで。おらふくんだってまいくら上手くなかったけど練習、努力して上手くなったんでしょ。ここにいるみんな努力してる。じゃあなんでおんりーだけ努力しちゃだめなの?意味わかんない」
全員が黙った。おんりーですら本音がぽつぽつ出るのが止まった。みんながびっくりしていた。いつも元気で悩みなんてなさそうだったから。
おんりーがゆらりと立ち上がった
おんりー「今日はもう終わるね」
ドズル社メンバー「僕/俺らも帰るね」
李和「うんばいばい」
翌日、おんりーは学校にこなかった。
一つのニュースが流れた。
『昨日、午後7時ごろ。高校生ぐらいの男の子の遺体が発見されました。警察は自殺と見ていて、部屋には手紙が置いてあったそうです。』
『〜〜〜』
それはおんりーは死亡したというニュースだった。ドズル社メンバーも李和も驚いた。昨日のおんりーの目にはハイライトがなかった。気づけたら変わったと思い自分を責めた。
無慈悲にも日常は進んでいく。悲しい雰囲気だけが漂う。
初めての読み切りでしたがどうでしたか?コメントしてくれたら嬉しいです
演技してほしくないならコメントして。