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前回の続き!!!!
どーやって終わろうか見失ってます笑
毎回見てくれてる人マジで感謝です!
本編へ!!!!
夜10時。外は雨。
しとしとと雨の音だけが部屋に響く。
すずは風呂上がり。いつものようにタンクトップに短パン。髪はまだ少し濡れている。
何気なくリビングに来て、ソファに腰を下ろした。
しゅんはそこで初めて気づいた。
すずの髪がほんの少し大人びて見えること。
細くなった首筋が、妙に色っぽく見えること。
そして、自分の視線が自然に追ってしまっていること。
すず「…ねぇ」
しゅん「ん?」
すず「颯くんに明日返事することにした」
しゅん「…そうか」
すず「好きな人いるからごめんって言うつもり」
しゅん「…それって」
すず「うん。……お兄ちゃんだよ」
はっきり言われたその言葉に、しゅんは何も言い返せなかった。
すず「もうやめてよ。兄の顔して誤魔化すの」
しゅん「…お前が、妹だからだ」
すず「私は…ただの妹じゃない」
そう言ってすずはそっと手を伸ばして、しゅんの手に触れる。
すず「ねぇ、ほんとにどう思ってんの?」
しゅん「…ダメに決まってるだろ」
すず「そうじゃなくて。……気持ちを聞いてるの」
しゅん「……」
黙ったまましゅんはすずの手を握り返す
しゅん「……好きだ。ずっと、抑えてきた。何度も自分に言い聞かせてきた。兄だがらって。守らなきゃいけないって」
すず「……」
しゅん「…でも今日、颯が家に来てお前がめっちゃ楽しそうに笑ってて……俺全部グチャグチャになった。」
すずは静かにその言葉を受け止めていた。
しゅん「俺じゃ、お前を幸せにできないかもしれない。傷つけるかもしれない。それでも…誰にも渡したくないって思ってしまった。」
その告白の瞬間すずはしゅんの肩にもたれた。
すず「…だったら離さないでよ」
しゅん「……」
あと1歩で触れてしまいそうになる。
でもその1歩がどうしても踏み出せなかった。
しゅん「ごめん……すず。これ以上は……」
すず「分かってる。でも、気持ちは嬉しいよ。」
すずは笑みを浮かべながら、そっとしゅんの胸に顔を埋めた。
兄妹として、ありえない想いを抱いてしまった2人。
でもその夜、愛し合ってしまった事を、心で確認した。
ここまで!!!
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