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#ご本人様には関係ありません
なちゅ ♡
26,416
コンコンコン
黄「失礼します」
そう言いながら扉を開けた彼
その扉の上には
「校長室」
と書かれたプレートがあった
校長「わざわざごめんなさいね」
校長は申し訳なさそうに微笑んだ
校長の目の前に座っている担任は
少し顔が疲れていた
赤「大丈夫ですよ!」
そんな担任を見た赤は満面の笑みで答えた
校長に笑顔を向け、
担任に目を移した瞬間
笑みが顔から消え、
少し睨むような目つきになる
赤「それで、何か用ですか?」
その目を見た担任は肩がはねる
赤の目つきはさらに悪くなる
校長「先生が言っていることが本当か聞きたかったの」
そう言いながらクリップボードを机の上に置き
赤と彼の方へ差し出した
彼はそのクリップボードを取り、
赤も覗き込むような形で開いた
「・黄さんのことは覚えていた
→最近、学校に来ない上に私生活が忙しかった為あの時は忘れていた。
・今までは周りと変わらずに接してきた。
・朝は忙しかった為、話の内容を忘れていた
・黄さんが今日登校するとはわからなかった」
赤の表情がみるみる変わっていく
赤「なんですかっ、これっ、」
拳を握りしめて、唇を強く噛み
顔は怒りで満ちていた
赤「あの時は忘れていた、?ふざけないでくださいっ」
担任を睨み、今すぐにでも襲いかかりそうな赤
赤とは対照に
彼はただ静かにまとめた紙を見ていた
校長「何か間違っていることはあるかしら?」
優しい声で聞いてきて校長に
赤は少し力を緩めた
赤「あの時だけ忘れていたとは考えられませんっ、」
赤の顔はゆっくり下を向く
彼も紙から視線をあげ、
黄「僕は授業で1回も当てられた記憶はありません。発表も僕だけしてなかったと思います。」
キッパリ言い放った彼
その言葉を聞き、校長は担任に目を向ける
校長「だそうですが、何か言い分はありますか?」
担任はゆっくり顔をあげ、
担任「記憶障害だったんだろ⁉︎だったらやっても意味ないじゃないか⁉︎」
怒鳴る担任
彼は何も反応しない
驚いたりしなかった
赤はその言葉を聞いて、顔をあげ
担任を鋭く睨みつける
校長「記憶障害だからってなんですか?それでも、平等に接してあげるべきでしょう?」
校長は冷たく言い放った
その言葉に担任はまだ反論する
担任「どうせ、教えたことも忘れる!優しくしたって忘れるから印象は変わらない!」
赤「自分の印象のためだけに優しくしてるんですね」
赤は呆れている
担任を軽蔑したような目で見る
担任「うるさい!黙れ!」
そう言って担任は手をあげる
赤は固まる
校長「赤さん!」
バシンッ
校長室内に響き渡った音
ドンッ
何かが倒れる音
彼だった
彼が咄嗟に赤を庇い、担任に叩かれた
叩き飛ばされ、頬は赤くなっていた
赤「黄ちゃん!」
赤は金縛が解けたかのように彼のもとへ行く
黄「カヒュ、ハッ、フッ、カヒュ、」
彼は過呼吸気味だった
校長「何してるんですか⁉︎」
2人の後ろでは校長と担任が言い合っていた
その会話を聞き流しながら
赤「俺の声聞こえる?手握って?」
赤は彼の目の前にしゃがみ、
彼の背中をさすりながら、
彼の手を握る
微かに握り返された
赤「俺に合わせて、スー、ハー、」
ゆっくり息をする
彼はそれに合わせるように呼吸を整える
黄「ヒュー、ハー、スー、ハー、ケホッ、 」
呼吸が整ったところで彼はお礼を言った
黄「ありがとうございます、」
赤「いーえ、」
優しい笑顔を彼に向ける
赤は彼の頬に手を伸ばし、
少し赤くなっているところを触る
黄「いっ、」
彼の体は大きく揺れる
赤「ごめんっ、冷やしたほうがいいよね」
赤はすぐに手を引いて、
保冷剤の代わりに
赤は手の甲を彼の頬に優しく当てた
赤「冷たいかはわかんないけどw」
彼は冷たいのか片目を閉じている
黄「冷たいですよ?」
そう言って体を少し赤に預け、
赤の胸に彼は顔を沈めた
赤「疲れちゃった?」
赤は心配そうに聞く
黄「少しだけ、」
そう言いながら、肩で大きく息をしている
赤は彼の背に手を回し、
一定の速度で優しく叩く
赤「ありがとうね、また守ってくれて」
彼に優しく語りかけるように言う
すると、寝息が聞こえてきた
赤は彼の顔を覗き込むと
彼は寝ていた
赤「おつかれ黄ちゃん、ゆっくり休んでね」
赤は彼を優しく抱きしめた
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コメント
1件
黄ちゃん、また守っちゃったんですね…。担任の酷さに腹が立ちましたが、赤さんの一貫した優しさと、庇う瞬間の反射的な動きに胸が熱くなりました。呼吸を合わせるシーンや「冷たいですか?」のやり取りも優しくて、最後は自然と寝落ちするところまで含めて、この二人の信頼関係がひしひしと伝わってきました。タイトル「嘘の事実」が担任の言い訳と真実の乖離を象徴していて、構成が巧みだなと感じます。続きが気になります…!