💜💙短編集

おかめ「ん…。」

窓から差し込む柔らかな光で、目が覚める。暖かい。

昨日は、久々に狐との休みだから、盛り上がっちゃって、そのまま裸のまま寝たんだ。

狐はすっかり喘ぎ疲れたのか、いつもは俺より早く起きるのに、今日は俺の腕の中でスヤスヤと寝息を立てている。

その寝顔があまりにも愛おしくて、そのまま狐のほおに手を伸ばす。

不意に、違和感に気づく。

伸ばしたはずの手が、見当たらない。

動かしている感覚はあるのに、視界の中には何もない。

おかめ「…えっ…？？」

かぶっていた布団を捲り上げ、自身の身体を眺める。

ない。ないのだ。

自身の身体が。

慌てて洗面台に走り、鏡の前に立つ。

おかめ「嘘でしょ…？？」

鏡の前には何も映らない。

どうやら、透明人間になってしまったようだ。

_____

狐「ん、おかめさん…？」

寝ぼけ眼で起きてくる狐を、ベッドの脇で眺める。

辺りをキョロキョロと見渡したが、俺に気づくことはない。やはり、狐にも俺の姿が見えていないようだ。

狐「……あれ、メールが……」

狐が起きてくる前に入れたメールに気づく。

『用事ができたが、すぐに帰るから、家で待っててほしい。』

その旨をメールで伝えると、少しむっとした顔をした後、『わかりました。』とだけ返ってきた。

狐「もう、こんな朝に用事なんて……夜からでもいいじゃないですか…」

あまりわがままを言わない狐が、1人きりになると、ぽつりと本音をこぼす。あまりにも愛おしくて、抱きしめたい衝動に駆られてしまうが、まだだめだ。

少し悲しげに顔を曇らせ、コーヒーを淹れに行く狐。リビングに着くと、すぐに狐お気に入りの寝巻きを羽織り、ソファーに座る。そして、頬杖をついてぼーっとテレビを眺める。

狐「おかめさん…」

小さく呟く独り言が、あまりにも愛おしい。

なぜ俺が、狐に嘘をついたのか。

本当に困っているのなら、狐にも協力を仰ぐべきなのに。

でも、考えたんだ。透明人間になるなんて、非科学的なこと、いつ起きるかなんて分かりやしない。

どうせなら、存分に遊んでやろうじゃないか。

寂しそうに膝を抱える狐が座るソファーの後ろに回り込む。

狐の耳元に顔を近づけ、そのままふーっと息をかける。

狐「ひぁ…ッ♡♡！？！」

肩をビクッと揺らし、声をあげる狐。

俺が開発したせいで、敏感になった耳を押さえながら、何かを探すように見渡す狐。

狐「き、気のせい…？？」

狐はキョロキョロと辺りを見回しながら、静かにまたコーヒーに手を伸ばす。

いたずら心が湧いてきた俺は、後ろからもう一度耳に息を吹きかける。

狐「ッッ♡♡♡！ひっ♡♡」

先程よりも強くビクッ、と身体を震わせる。もう少し遊んでやろうと、今度は狐の耳にふー♡と、息を吹きかけたあと、甘噛みしてみる。

狐「うぁッ♡♡な、何……ッ」

耳のふちを舌でなぞり、そのまま耳の中に舌を突っ込む。

狐「ん……ッ♡あ、やぁ……ッ♡」

少し抵抗するように俺の体を押すが、力が入らないようですぐに抵抗しなくなる狐。そのまま耳の裏をつつつ……っと舐めあげれば、もう抵抗などできないようだった。

一度身体を離すと、顔を赤くした狐が、目を見開きながら、辺りを見渡す。

狐「…ゆ、ゆうれい…？？僕の身体がおかしくなった…？？」

俺がいる方向と反対を見ながら、何とかして俺を探そうとする狐。

さすが天然、かわいい。

狐は驚いた様子はしたものの、自身の中で何か落とし所を見つけたのか、再度コーヒーを飲み始める。俺は後ろから、ソファーの前で残りのコーヒーを飲み切ろうとする狐の、その細い腰を抱き込む。

そのまま腰に回した手を、下へと這わせる。そして狐の寝巻きの中へと手を潜り込ませれば、さすがに我慢ならないとばかりに口を手で押さえながらも声を上げる狐。

狐「ふぁ……ッ♡♡んん……ッ♡♡♡！？？！！」

俺の手の動きにいちいち小さく喘ぐ。周りを警戒しているのか、声はなんとか押し殺しながらもびくびくと体を震わせるその姿はやはりとても可愛らしい。

そのまま下着の中まで手を入れると、狐のソレは既にぐちゃぐちゃに濡れていた。

狐「う、うそ……ッ♡おかめさん……ッ♡あッ♡」

ぐちゅぐちゅと音をたてながら擦ってやれば、溢れる声に余裕がなくなる。俺の手の動きは激しくなり、そのまま擦る速度を早めていけば、身体をがくがくと震わせながら果てた。

狐「だ、だれぇ…ッ♡♡♡」

じんわりと太ももを濡らしながら、また辺りを見渡しはじめる狐。そのまま手を後ろに伸ばし、すっかりとろとろになった後孔に指をあてがう。

狐「やッ……♡♡♡だ、だめ……ッ♡おか、めさん……ッ♡」

俺の名前を呼ぶのに、俺の存在に気づかないまま、ゆっくりと指を沈めていく。

狐「あぅ……っ♡んん……♡♡」

指を1本から2本に増やすと、また身体をビクつかせる。そのまま3本の指でぐちゅぐちゅと中を掻き乱していく。

昨日もシていたせいか、ナカはとろとろで、すぐにほぐれてくる。

狐「だめ……ッ♡やだ、やだぁ……♡あぅ……♡♡♡んぁ……ッ♡♡」

もう欲のことしか考えられなくなっているのか、ビクビクと腰を跳ねさせながら喘ぐ狐。すっかり痙攣しっぱなしの後孔から指を抜く。

そのまま、狐からするりと離れると、唾液を垂らし、肩を上下させる狐が、眉を歪ませる。

狐「…ぅ、お、おわり…？？？た、足りない…♡♡♡」

俺とする時みたいに目を蕩けさせると、コーヒーカップを置いてから、狐は寝室へと向かう。

なんだか気になって、狐の跡を追うように、寝室に向かう。

______

狐は、たっぷりと体液を垂らした下着を脱ぎ捨て、ベッドサイドの棚からローションを取り出す。そしてそのまま、自身の後孔にとろりとかける。指を1本入れれば、すぐに甘い声が漏れる。

狐「……あッ♡ん……っ♡♡♡」

ぐちゅぐちゅと音をたてながら指を動かす狐を見ていれば、俺の興奮も高まる。

狐は性欲があまりないように見えたから、自慰をしてるところなんて初めて見た。指は2本に増え、動きも激しくなる。足も開き、欲にまみれたとろけた顔を惜しげも無く晒す。

狐「あっ♡♡♡だめぇ……ッ♡おかめさ、んッ♡♡あッ♡」

指を3本に増やしてナカをぐちゅぐちゅと掻き回せば、身体を大きく跳ねさせ、そのまま達する。

俺に抱かれる妄想でもしているのだろうか。

俺の寝巻きを抱えながら、ぐちゅぐちゅと無様に後ろをいじる狐が愛おしくてしょうがない。とろりとした目で、しばらくはあはあと息を整えていたが、落ち着くと俺の寝巻きに顔を押し付ける。

狐「はぁ……っ♡♡ん……ッ♡んん……♡♡♡」

そのまますんすんと匂いを嗅ぎながら、また自身の後孔に指を入れる。そしてそのままぐちゅぐちゅとかき回しながら、小さく喘ぎ続ける。

狐「んっ♡♡♡あっ♡♡♡おかめさんッ♡♡♡すきぃ……ッ♡♡♡」

1人でする時でさえ、俺のことを想っているのか。

だんだん我慢ができなくて、狐がいるベッドの上へと上がる。

お尻をこちらに向けているおかげで、挿れやすい位置である。

充分慣らしてあるし、大丈夫か、と思い、後孔を弄る狐の手首を掴み、無理矢理引き抜く。

びっくりしてこちらを振り向く狐に構わず、狐の腰をギュッと掴み、痛いほど勃ち上がったソレに押し付ける。

狐「お”ッッッ！？！！？！♡♡♡♡♡」

どちゅんっっ♡♡と激しくモノを叩きつければ、やっと俺に気づかせることができた。

狐「お”ぁッッ♡♡♡♡♡にゃ、にゃんれぇ……？？♡♡♡」

困惑する狐のナカに構わずぐりぐりと押し付ければ、それだけで達してしまう狐。

昨日もシてたから、少し緩いけれど、ちょうどいい柔らかさである。

狐「はッ♡♡やだぁ……ッ♡♡♡おかめさんの♡♡♡好きぃ……ッ♡♡♡」

やっと自身の状況を飲み込めたのか、足をじたばたとさせながら抵抗を見せる。その腰をしっかり掴み、ガツガツと突いてやれば、シーツを掴んでひたすら喘ぐ狐。

ぐちゅんっっっ♡♡♡じゅっぷ♡♡♡♡ぐっちゅ♡♡♡♡ いやらしい音を立てながら腰を動かす俺と、涙を溜めながら、シーツに顔を埋める狐。すっかり蕩けきった顔で、もう理性なんて欠片もないようだ。

そんな狐の耳元に顔を近づける。

おかめ「やっほー、きっつん。透明になっちゃった♡♡」

狐「お”ッ♡♡♡

？！？！♡♡♡♡♡♡♡♡」

びくびくっ♡♡と大きく身体を震わせる。その刺激で俺も達してしまいそうになるが、ぐっと堪える。

狐「やらぁ……♡♡♡なんでぇッ♡♡♡あ”ッッ♡♡♡」

涙も唾液も鼻水も全部垂らして泣き喘ぐ狐。いやらしいくらいに俺のモノを咥えこんだ後孔はきゅんきゅん♡と締まっていく。

そのまま耳をかぷ、と咥えながら舌でなぞる。ぶるぶると震えながら精を吐き出す狐の性器を掴む。扱けば簡単に達してしまう狐。そのまま尿道に爪を立てると、透明な液体が飛び散る。

狐「い”あ”ぁッッッ♡♡♡」

どぴゅっっ♡びゅくっっ♡♡♡

真っ赤な顔で荒い呼吸を繰り返す狐を見ていれば、愛しさがこみあげて、ますます腰を早くする。

狐「やらぁッ♡♡♡いまッ♡♡♡イったからぁッッ♡♡♡おか、めしゃ……♡♡♡」

俺の事を必死に呼ぶ狐が可愛いすぎてたまらない。吸い寄せられるように赤くぷっくりと膨らんだ狐の唇を舐め、口を塞ぐ。ねっとりと舌を絡ませながらピストンすれば、身体を捻り、俺の背中に手を回して、必死にしがみついてくる。

狐「んっ♡♡♡ふぁ……ッ♡♡んちゅ……♡♡♡」

もっと深く舌を絡める。口の端からどちらかの唾液が垂れるのもお構いなしに、口内を貪っていく。俺の動きに合わせて必死に腰を振る狐は、本当に可愛い。

そのまま唇を離せば、とろんとした目で俺を見つめる狐。

狐「おかめしゃあ…ッ♡♡♡いるの…ｯｯ？？？♡♡♡♡♡♡」

狐は、必死に俺を探すように手を動かす。その仕草が可愛くて仕方なくて、思わずまた唇を塞ぐ。

ぐちゅっ♡♡♡じゅるっ♡♡♡くちゅ♡♡

口内を舌で犯しながらピストンすれば、すぐに達してしまう狐。それでも腰の動きを緩めずにいれば、もう限界だとばかりに足をじたばたさせる狐。そんな抵抗などお構い無しにひたすら腰を振り続ける。

狐「や”らぁ……ッ♡♡♡♡おかめしゃ……ッッ♡♡♡あ”ッッ♡♡」

必死に俺に手を伸ばそうとする狐。そのまま俺の手を掴み、自分の頬に擦り寄せる狐が、とても愛おしくてたまらない。

おかめ「っは、狐のナカ、出すから、受け止めて…♡♡」

そんな狐の奥へ精子を叩きつければ、今度は足をピンッ♡と伸ばしながら達する狐。

びゅる、びゅく、と長い射精の間もゆるゆると腰を動かしていたからか、その度に精液が溢れた。

息を乱したままの狐は俺を探すように腕を動かすが、やっぱりそこには何もない。

狐「うぅ…お、おかめさんどこぉ…ッ！♡」

可愛い狐の頬に1度口付けてから、ずろろっ……と後孔から自身の性器を引き抜く。その刺激すら甘い快感として拾ってしまうのか、小さく喘ぐ狐がいじらしくてたまらない。そのままゆっくりと腰元を撫でれば、まだ快楽を求めているように腰を動かす狐に笑ってしまう。

おかめ「ここ、いるよ。」

狐「へっ……？？」

腰をなで続ける俺を見て、間抜けな声を上げる狐。その反応すらも可愛くて仕方がない。

そのまま背中を支えるようにしながら仰向けにすれば、すっかり蕩けきった表情を浮かべる狐の姿がある。膝裏に手を回し、足を開かせるような体勢にさせてから、ひくつく後孔にもう一度自身のモノを押し込む。

おかめ「…身体に、教えてあげる。」

どちゅんっっっっっ♡♡♡♡♡♡

身体を震わせる狐を気にせずに、ゆっくりとピストン運動を再開させる。俺の形を覚えているナカはきゅうきゅうと締め付けてくる。

狐「ん”ッ♡♡♡あ”…っ♡♡♡おかめしゃ……♡♡♡」

もう訳がわからないのか、ひたすら俺に手を伸ばしながら喘ぐ狐。その手を取って恋人繋ぎにすれば、嬉しそうに笑う。

ぐちゅっ♡♡じゅぷっ♡♡♡どちゅんっ♡ごりゅっっ♡♡♡ぱんっ♡ぱんっっ♡♡♡ 卑猥な音を立てながら激しく腰を動かす。もう本当に何も考えられないのか、ずっと喘ぎ声を響かせる狐の頭を撫でてやりながら舌を絡ませれば、必死に舌を絡めてくる。

そのままぐいっと抱き寄せたあと、爪を立てるように後頭部に手を回し深く口付けながら最奥まで届くよう腰を叩きつける。

おかめ「んふふ、側から見たら面白いよねぇ…♡♡透明人間に犯されるってどんな気分？？」

狐「や”あ……ッッ♡♡♡き、気持ちいいよぉ……ッ♡♡♡おかめさ、んッ♡もっかい出してぇ……♡♡♡」

もう完全に堕ちきった狐はひたすら俺にしがみつく。俺の腰に足を回し、抜かせまいとしてくる姿は本当に可愛い。

そのままもう一度ぐちゅんっっ♡♡と最奥まで性器を突き立てれば、ごちゅっっっ♡♡♡と更に奥へ入る。

狐「お”ッッッッッ♡♡♡♡♡♡」

呼吸困難のようになるほどの快感にガクガクと身体を震わせながら達する狐。その締め付けに俺もまた達する。

どぴゅっっ♡♡びゅるるるるっ♡♡♡♡

狐「ん”あ……ッッ♡♡♡暖かいの、きたぁ……ッ♡♡♡」

俺の精液を嬉しそうに受け止める狐。もう理性なんて欠片も残っていないのか、とろりとした表情で笑う狐が可愛くて、思わずまた口付けてしまう。そのままゆっくりと唇を離す。

おかめ「…そんなに気持ちよかった？♡狐♡」

くたぁ、と全身を脱力させ荒い呼吸を繰り返す狐に尋ねれば、もう視線すら動かせないほどどろどろに蕩けているのに、ゆるゆると首を縦に振る。

狐「…おかめさんとの、え、えっち、好きぃ……♡♡♡」

その可愛らしい笑顔を見ていれば、思わずまた口付ける。そのまま狐の髪をくしゃりと撫でる。

おかめ「……俺も好きだよ♡」

その言葉を聞くと満足そうに笑ってから、きゅ、と目を閉じる狐。よほど疲れたのだろう、すぅすぅと小さな寝息をたて始める。そんな狐を抱き締めたままシーツへと身を預ける。俺自信も急な睡魔に襲われたのか、段々と瞼が重くなる。こんな穏やかな寝方はいつぶりだろうか。

そんなことを思いながら気付けば夢の世界へ旅立っていた

____

目が覚めると、もうすっかり陽は落ち、辺りは暗くなっていた。

腰をよじらせながら目を覚ます狐の髪を鋤きながら話しかける。

おかめ「おはよ、狐……」

狐「……お、おかめさん……。おはようございます……」

もごもごと口を動かす狐の腰は、まだ少し痛そうに見える。そんな俺を見た狐が顔を真っ赤に染めながら俯く。

おかめ「あ〜、もしかして昨日シすぎて立てない？」

にやけながら冗談でそう言えば、更に顔を真っ赤にしながら小さく頷く狐。

狐「…おかめさんは、元に戻りましたね。」

おかめ「うん。狐のおかげだよ、ありがと」

そう言いながら頭を撫でてやると嬉しそうにする狐が本当に可愛い。

おかめ「んふふ、欲を言えばもっと透明人間やりたかったけどなぁ…！」

狐「勘弁してください…。え、えっちのとき、顔見えないの、悲しいです…。」

今にも泣きそうな表情でそう言う狐に、思わず笑ってしまう。

するり、と狐の体に手を添わせれば、ぴくん、と跳ねるのが愛おしい。

おかめ「…じゃあ、今からする？」

いつものように戯けて言ってやれば、思いっきりぶんぶんと首を振って否定する狐。

そのまま唇を重ねれば、ぽわぽわと顔を赤く染める。

するりと回ってくる手。これはOKの合図。

俺は、そのまま狐の身体をベッドに沈ませた。