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「ん、がんばったね」
「んう、ん…」
「かわい。たまには優しくするのもいいね」
「…は?!優しかったの?今日」
「え?俺にしては随分優しくしたじゃん」
穏やかな雰囲気が一転、責めるような僕の視線にらっだぁが少したじろいだ。
「マジでお前の感覚わかんねえ…」
「いつもの俺だったらもっと恥ずかしいことさせてたでしょ」
確かに。普段のらっだぁが相手だったら何をされていたか考えると、背筋が凍る思いがする。
「いつも優しければいいのにな」
「えー?」
本気で悩んでいるような表情のらっだぁに、つい笑ってしまうと、こいつも同じように笑って応えた。
「つかれた…寝る」
「ふふ、わかったよ」
細い指で僕の髪を梳く仕草ととびきり甘い声を感じながら、僕は媚薬のようにとろりとした夢へと落ちていった。