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syaさんがすれ違った人ってsmさん説✨
俺達がkrの所に戻ると心配そうに寄ってくるkr。knが俺達の関係をkrに伝える。嬉しそうな顔でknを見るkr。すると、なぜかわからないが急に研究の話を始める…
話し終えるとすぐさまknの匂いを嗅ごうと近づいてきたので俺は急いでkrからknを離し荷物をまとめて部屋を出た。
sh「…ったく、あの野郎。油断も隙もねーな。」
kn「めちゃくちゃビックリした…まさか俺の匂いも嗅ぐなんて。…ねぇ、本当に助手してて大丈夫なの?」
sh「…まぁ、そこは俺が何とかすればいい話だから。それにkrには色々と助けてもらったり教えてもらってるからな…。」
kn「…気をつけてね?」
sh「わかってるよ。」
あの時のknの冷たい表情は忘れもしない。俺は二度と怒らせないようにと心に誓った。
あれからkrもちょっかいを出してこなくなった。研究に夢中で進捗の話を俺が来るたびに聞かされる。目を輝かせながら話すkrはまるで子供みたいだった。
sh「じゃ、俺はこれで帰るわ。ちゃんとご飯食えよー。」
kr「言われなくてもちゃんと食うよ。」
sh「本当かよ。」
kr「お節介な奴がいるからねー。ほら、帰った、帰った!」
俺は無理矢理krに背中を押されて部屋を出される。なんだか焦っているようにも見えたが俺は気にせずそのままkrの部屋を後にした。
すると一人の男とすれ違う。通りすがりに横目で見られたがすぐに目線は外された。男は真っ直ぐkrの部屋に向かっていく。
sh「あんまり見た事ないな…。」
思わず振り返る。恐らく今してる研究の仲間とかだろう。深くは考えずに俺は歩き出した。
今日はknが忙しく俺一人で帰っていた。いつもなら二人でご飯を作ったりするのだが、今日は一人。たまには外で食べて帰るのも悪くないと思い飲食街へと向かう。
あたりは居酒屋が多く人混みが多い…俺は少し離れた脇道を見つける。進んでいくと静かな場所に出る。何軒か飲食店が建っていた。
sh「こんな所あんだなー…お、ここ雰囲気良さそう。」
人が多いのが苦手だからこういった静かな雰囲気は落ち着く。外観もお洒落で値段もそこそこ。俺は迷う事なくドアに手を伸ばした。
ガラガラ…
店内に入ると係りの人にカウンターへ案内される。数人のお客さんがいるがまだ静かな方だ。メニューを見てお酒と軽食を頼む。
しばらく食事を堪能していると一人の男性に声をかけられる。
?「一人ですか?」
sh「…まぁ。」
俺は声をかけてきた男性を見る。見覚えもないし会った事もない…はず。警戒するように俺は少し距離を取る。
?「すごく美味しそうにお酒飲んでるなぁって思って声かけちゃいました。」
sh「そうですか…えと、俺もう帰るんで。」
まだ食事は残っていたが怖くなり、席を立つ。すると男に腕を掴まれる。
sh「ちょっと…手離してもらえますか?」
?「あれ…?もしかしてこの店の事知らない?」
sh「は?」
男は小さな声で俺に話す…
“ここ、発展場ですよ”
俺はそれが何かわからず男に聞き返す。
?「本当に知らずに入ったんですね。ここは飲食店ではありますが、裏では発展場として使われてるんですよ。つまり、出会い系って事ですかね。」
sh「!?お、俺知らなくて…」
?「見てたらわかりますよ。でも、今店を出たら危ないかも…。」
sh「へ?」
?「ここから一人で出てくる人を狙う奴らもいるんです。だから今あなたが出たら危ないかも…。」
俺は出口の扉を見つめる…何も知らない俺は一人で外に出るのが怖くなっていた。すると男が俺の肩をつつく。
?「一緒に出ますか?それなら狙われたりせずに出る事が出来ますよ。」
信用していいのだろうか…でも、今はこの男に頼るしかない。
sh「…お願いします。」
男は優しく笑うと勿体無いからこのお酒だけ一緒に飲み干しましょ?と提案してくる。確かに残すのは勿体無いのでその提案に乗り、残っていたお酒を飲み干した。
お会計を済ませて俺達は外に出る。男の言う通り何人か店の少し奥で待っているようでこちらの様子を伺っていた。
?「ね、言ったでしょ?ほらここはまだ危ないからこっちに。」
男に案内されるまま道を進む。進めば進むほど人気が無くなっていく…。
どれくらい歩いただろうか…いつまで経っても大通りにでない…。
sh「あの…もう、ここでいいです。後は一人で……っ?」
何だ?急に視界がぼやける…お酒一杯しか飲んでないのに…
?「…大丈夫ですか?その様子だと一人じゃ無理そうですね。」
男は俺を壁に押し付ける。俺は男を睨み付けて押さえている手を力一杯振り払おうとする。
?「…あれ?まだそんな力あるんですか。でも、もうすぐそんな事も出来なくなりますよ。」
男は嬉しそうに俺の足の間に入ってくる。男の膨張したそれが当たるのがわかる。気持ち悪くなり俺は必死に腕を動かす。
?「それで抵抗してるんだ……ん?何だ?」
急に男の動きが止まる。俺はその間も必死に抵抗するがほとんど力が入らず振り解く事ができない。
?「この匂い…もしかして君?」
sh「!?」
俺は首を横に必死で振る。何でだ…何で…
?「そっか…君Ωかぁ…君のお酒に盛ってて良かった。」
sh「お前…っなんかしたのか!?」
?「…ほら、一緒に気持ちよくなろ?」
腕に力が入らなくなっていく…足も立っているのが段々と出来なくなってきた…
sh「い…やだ…やめろ…っ」
俺はか弱い声で助けを呼ぶことしか出来なかった……
続く。