ハワイにペンギンはいます。
というのをどこかに書いておきたくてこのページを設けました。
太陽は西から昇り、ペンギンがハワイに住み、降る雪がすべてビターメルティーチョコレート略してBMCになった。嘘だ、なってない。
ここ、最初は「白熊がハワイに住み、」にしてたんですけど、ペンギンの方がカニくんに身近なので変更しました。
変更したあとにGoogle先生に「ペンギン ハワイ」で聞いてみたところ、ハワイのなんとかホテルというところでケープペンギンが飼育されてるとの情報が出てきました。
ケープペンギンは温暖な気候を好むらしいです。
ということで、 ハワイにペンギンはいます。
本文をお読み頂いたみなさま、ありがとうございます。
後書きから読む派のみなさん、こんにちは。
ハワイにペンギンがいるということさえ伝えられたらよかったのですが、それだけだとさすがに味気ないかもなということで、 後書きないし蛇足、および雑談を、ぐだぐだと書いていくことにしました。
めちゃくちゃ本文の内容に触れているので、間違えてこちらから開いちゃった方は、本文から読むのをおすすめします。
今回のお話は「恋を自覚する度に記憶をなくすつぼ浦(恋とは不自由なものなので)」というメモから始まりました。
個人的に、 つらくて苦しくて痛みを伴う恋がだいすきで、それってとっても不自由だよね、という発想だったと思います。
でも一番読みたいのはドタバタ両片想いラブコメディです。今回も最初はそんな感じのを書くつもりでした。不思議ですね。
それはそれとして。 「自由」と「恋」は両立できるものだとも思っているので、どこかの世界の二人はいい感じにどうにかこうにかしてるでしょう。
では、なぜ今回のカニくんが「自由と恋の両立」に誘導できなかったかというと、カニくん自身もまた、それを望んでいなかったからです。
いや、望んではいたんですよ。つぼ浦が恋を自覚し、そして両思いになることを。
では何を望んでいなかったか、が、 コレ↓です。
──本当に? いや。解釈違いも甚だしい。無理だろ、あの人には。だって、なんか、違うだろ。
今作のカニくんは、「恋をするつぼ浦匠ってなんか違うじゃん」という漠然とした、しかし強固な考えを持っていました。
「つぼ浦匠が恋をすること」自体を望んでいなかった、というか望めなかった。それは、「なんか違う」から。
「あのつぼ浦が『恋』って(笑)」です。
ロスサントスは夢が叶う街です。
夢を叶えるためには、まず、夢を見なければなりません。
うまくいっていた期間はちゃんと夢を見ていたんだと思います。というか夢中でした。つぼ浦という人間に。
まあ今回の恋が叶わなかったのはカニくんひとりのせいというわけではなくて、今作のつぼ浦が「恋は不自由なものであり、『特殊刑事課 つぼ浦匠』という在り方を変えてしまうものだ」と判断したのもあります。でもカニくんの話題選びおよび誘導が別のものになっていたら結果は変わっていたかもしれませんね。
まあでも「世界」の集合無意識(と、私がしたもの)も関わっていたので、やっぱり難しかったかもしれないです。
今回のお話は、つぼ浦自身の「自由であれ」という願いと共に、住民たちの、そして観測者たち(=「世界」)の「特殊刑事課 つぼ浦匠」という夢も叶えられています。
彼が警察でいること、特殊刑事課であることを望んでいない住民(および観測者)はいない、という私の強火願望発露でした。
これは魂の方が言ってたと思うんですけど「警察じゃなかったらただのギャング」「警察落ちてたらやめてた」「警察クビになったらエンド」系の発言がめちゃくちゃすきで。これで記憶違いだったらどうしよう。そのときはこの一連のくだりは見なかったことにしてください。
禊の最中に、ウェスカーから「犯罪者向いてると思うよ」と言われたのに対し「俺は、警察なんで」って返したのがだいすきです。それを聞いたウェスカーが笑ってたのもすき。
警察になるためにあの世界に生まれ落ちた男。ギャングからも市民からも、もちろん警察からも、「警察であること」を望まれてる男。
眩しい。
せっかくなので本筋以外の話もします。
急がば回れ。違う。善は急げ。
これは「結果的に正解なのは『急がば回れ』だったね」をやりたくて書いてた気がするってのを今思い出しました。
急がば回れしてたらうまいこといってたんですかね。長い目で見れば、もしかしたら?
カニくんがちょいちょい青いのの存在を引き合いに出したのは、カニくんから見たら「つぼ浦匠の一番の特別」が青いのである可能性が拭いきれてなかったからです。
「アイツよりも俺の方が好きだよね?」という試し行為未満。
特別の席は何個あったっていいし、何種類あったっていいんだよ。
ボブキャットにはロケランの弾も手榴弾もない(はず)けど「小さな火薬庫」より「小さなボブキャット」の方があの街の警察官ぽさが出るかなと思い採用。
本署はつぼ浦がよく勤務してたころの本署のつもりです。宿直室の内部構造全然覚えてないんですけどまあ向かい合って話すことは出来るでしょう、という。座ってるか立ってるかすら描写してないのでどうにでも出来る。やったね。
あの事務するんかなみたいなとこの木の床がすきでした。
※追記:着席してるし立ち上がってました
思い出し萌え話。カニくんが青いのにつぼ浦から貰ったバットを自慢して、それに対して青いのが「絶対押収してやる」みたいなこと言ってたのめっちゃよかったです。
これは現在の本署になってからの出来事ですね。
ハイライトとももみ先生をネームドに採用したのはシンプルに私のすきな住民だからです。
ももみ先生は、裁判の前につぼ浦を応援してるみたいなことを言ってたのが、私からはなんだか意外で、それが印象に残ってます。あとピンク髪の女性がすき。
つぼ浦のアーカイブを見ながら「ハイライト、なんかつぼ浦のこと気に入ってるよな……」と思いwikiに飛んだら 「社長のどんなところが好きか?『一番“異常”で、一番“まとも”なところ』」という記述があってめっちゃ笑いました。異常でまとも、つぼ浦にドンピシャすぎる。
あとつぼ浦とハイライトは互いに「アイツの電話番号持ってなかったっけ」になってたのがよかった。つぼ浦は基本的に人と電話番号交換しないのにハイライトには「交換してなかったっけ?」になるくらい親しみを感じてたんだ……と強い衝撃を受けました。つぼ浦の該当シーンは11月30日か12月1日のパシフィック前、監視カメラチェック後。ハイライトの方はみこだよのYouTubeで見れて、みこだがつぼ浦に退職を報告する前の車の中です。5月末のお久しdutyの日です。
つぼ浦とハイライトの関係がすきすぎるあまりに長くなりそうなのでここらへんで。
あんまり本文の話しなかったな。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
感想はひとことからでも嬉しいタイプです。
あとがきの終わらせ方がわかりません。
ハワイにペンギンはいます。
コメント
8件
最高に面白かったです!!!!! 前半の🦀視点で語られるドタバタ片思いの言葉ひとつひとつがユニークで惹き込まれました。梅酒くらい漬けた、が個人的にめちゃくちゃ好きです🤣 私はハッピーエンド大好きお花畑マンなので二人の思いが結ばれなかったのはとても辛いですが、「🏺という男ならこうする」という謎の確信というか説得力が凄くて、とても感動しました。
す、すごいです、本当に。 こんな言葉では片付けられない程の感動で震えています。半泣きです。汗かきました。 ハッピーなエンドでは無い作品で、ここまで心が満たされたのは初めてで動揺しています。 序盤は、コミカルな言い回しが面白すぎて笑いながら読んでいたのですが、もう後半に行くにつれて何度も画面を閉じて空を仰いでいました。 お互いへの想いが成就しなかったのはやるせなく辛い気持ちですが、