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マルコ隊長から薬を出してもらってからは
嫌な夢を見る事は少しだけ減っていた。
「どうだい薬は?体に合ってるか?」
「はい。ホットミルクに混ぜると本当美味しいですね?毎晩飲むのがちょっと楽しみになってます。」
「はは、そうか。ちなみに今日は嫌な夢は見なかったかい?」
「はい。何か面白い夢を見ました。モビー・ディック号がくじらに恋しちゃって、
そのくじらを追い掛けてく夢でした。」
「おお、モビーが意志を宿したのか。そりゃ面白い夢だねい?」
マルコ隊長は薬が体にちゃんと合っているかをよく気に掛けてくれる。
また、どんな夢だったのかの感想を述べれば笑って聞いてくれたり、
それは辛かったなと共感もしてくれた。
本当、隊長は優しくて素敵な人だ…。
「そうだ、次の島に降りる予定だが、必要なものを買ったらどうだい?
カバンに服とかは何枚かあったとはいえ、他にも必要だろい?あとは靴とか。」
「いいんですか?」
「あァ。それとオヤジがお前に小遣いだとよい。
これで好きなの買えってな?」
と、大きな巾着袋を渡されるのだが
「お、重い……これ結構なお金入ってますよね…?」
一体いくらくらい入ってるんだろう…?
気になって中を確認してみるとやはりたくさんある…。
だが
「あれ…?」
入っているのは大量のコインと札束だが、
持っていた財布にあるお金と全く違った。
「隊長、これ本当にお金ですよね…?」
「ん?そうだが…?」
「私が持ってるものと全然違ってて…。
すみませんちょっと財布持ってきます…!」
一旦自分の部屋から財布を取りに行き、
マルコ隊長のところへ戻った。
財布を開け中に入っているお金を全部その場に全部出し、
もらった小遣いのお金と照らし合わせてみる。
「本当だ全然違ェ…。」
「ですよね…?」
「初めて見たな…。これは……
5ベリーと50ベリーなのか…?こいつら穴が空いてんだな…?
それに札にはそれぞれ違う人物画が載ってる……」
マルコ隊長は興味を示しながら私の持っていたお金を手に取って眺める。
「“ベリー”っていうのはもしかしてお金の数え方ですか?」
「そうだ。ちなみにお前のこれは?
なんて数えるか思い出せるか?」
「確か“円”だった気が…。
これが5円、こっちは50円…1000円……」
お金も数え方も違う…。
一体どういうことなんだろう…?何がどうなってるの……?