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萌百 「…捨てられちゃったね。」
蓮逢 「…そ、そうだね。」
萌百 「作戦、たてて、もう夜遅いから、寝よう」
蓮逢 「おなかすいた…」
萌百 「これ、あげる。結局こうなることわかってたから、食材とか、お菓子とか盗って来といた」
蓮逢 「大丈夫だよ、私も、持ってきたから。もしもの時に備えてね」
稀依 「よし!蓮逢がそれ食べ終わったら、あっちに寒さをしのげそうなところがあるからさ、あっちで作戦会議しよっか!」
萌百、蓮逢 「うん…」
稀依 「えーとねぇ、食材を盗ってきたことはものすごくいいことだし、私の妹天才ー!…って感じだけどぉ、
でもやっぱり、少食な萌百と蓮逢の食事の量に私が合わせたとしても、
この量じゃもって20日くらいかなーとゆう見積もりですが、どうですかー?」
萌百 「うーん、私、お姉ちゃんの食べる量が少なくなっちゃうのは嫌だよ」
稀依 「いやいや、全然大丈夫だよ!その辺の公園のお水とか飲んどけばお腹の足しになるし、
最近太ったなーって思ってたしダイエットにもいいかなーって…へへ」
萌百 「そっか。お姉ちゃんが望むなら、私もそれでいい。」
蓮逢 「つ、つまりはさ、お姉ちゃんはさ、食料が無くなったあとどうすればいいかってことを話し合いたかったんでしょ…?」
稀依 「うん!そうそう!」
萌百 「え、そうだったの。話がそれ出てごめんなさい…」
稀依 「萌百は謝ることないでしょー?萌百は気を使ってくれる私の自慢の妹だよ!」
萌百 「う、うん。ありがとう」
稀依 「じゃあ、話し合おー!」
蓮逢 「食料問題はさ、正直難しい…けど、いい案、思いついた…」
稀依 「え!なになに!おしえてー!」
蓮逢 「あの、ええと、働く代わりに、その人のお家に住ませてもらう…みたいな?」
稀依 「えーと、あぁ!なるほど理解!もうそれしか方法ない気がするから食料とか、生活面の問題はそれで行こう!」
稀依 「それでさー、お父さん達に復讐をするってゆうのさーなしにしない?」
萌百、蓮逢 「え?」
稀依 「復讐だとさー、後味スッキリしないって言うか、なんというか…
まぁ、自分の思ってたことを素直にお父さん達に伝える方がスッキリするかなって」
蓮逢 「う、うん…私もその方がいいと思う…」
萌百 「私も、それでいいと思う。今日話す内容はそれだけでいい?私、今とても眠くなってきた。」
稀依 「うん!それだけでいいよ!その他の話はまたいつかすればいいし!」
萌百 「そっか、じゃあ、おやすみ」
稀依 「うん!おやすみー!」
蓮逢 「お姉ちゃんは、寝ないの?」
稀依 「うーん、まだもう少しだけ起きていたい気分なんだよね」
蓮逢 「そうなんだ。なら、私ももう少しだけ、起、きる…ふあぁ〜 」
稀依 「ほら、あくび出てるじゃないw寝ていいんだよ」
蓮逢 「うん…」
稀依 「…もっと、甘えていいんだよ。まだ蓮逢は5歳なんだから。」
蓮逢 「くー…くー…」
稀依 「あら、私の肩で寝ちゃった。…可愛いなぁ、私の妹は」
稀依 「こんなに立派になっちゃって、まだ甘えていい年頃なのに…」
稀依 「本当だったら、2人は保育園とか、幼稚園に通って、いつも笑顔で遊んでて…」
稀依 「私も、もう小2で、本当だったら小学校に通ってて、お友達もいて」
稀依 「義務教育もまともに受けられない…義務教育はお父さんたちの義務なのに…」
稀依 「本当だったら、萌百と蓮逢はもっとリアクションがあって、ニコニコと話してて、
今以上に楽しく話せて、私みたいにテンションとかも高くて、笑いあったりして…
でも、お父さん達がずっと勉強しろって言ってきて、遊ぶ時間もなくって、萌百と蓮逢は感情を表に出すことができなくなっちゃった。」
稀依 「本当だったら…本当だったら!…うぅっ…っ…私たちは…!」
コメント
1件
うわあ…第3話、読み終えました。稀依が妹たちを守ろうと明るく振る舞いながら、最後のひとりごとで本音が溢れ出すところ、すごく胸にきました。「もっと甘えていいんだよ」って自分もまだ小2なのに…。萌百と蓮逢が感情を出せなくなってしまった背景も、会話の端々からじわじわ伝わってきて切ないです。この姉妹がこれからどうなるのか、気になって仕方ないです。