TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ま い に ち の こ え 。

一覧ページ

「ま い に ち の こ え 。」のメインビジュアル

ま い に ち の こ え 。

1 - こ わ い ん だ 。

♥

109

2024年11月02日

シェアするシェアする
報告する

人の怒鳴り声がとにかく怖かった。

自分じゃなくても自分に言われているような感覚で 、

胸がドキドキしてとても 辛くなってしまう。

 ︎︎

でも、 イヤホンをして誰かの曲を聴いて 、 いつも励まされている。

簡単に心が動かされる自分がなんだか悔しくて腹が立つ日もあった 。

 ︎︎

 ︎︎

ある日の放課後 、先生が皆の前で1人の生徒を怒鳴りつけた 。

どうやら 、いじめをしていたらしい 。

先生は椅子を蹴ったり 、教科書で机を叩いたり 、

とにかく落ち着きが無かった 。

皆は無言で何処か笑っているようにも見えた 。

返事を求める先生に震えながら話す生徒 、なんだか酔いそうだ 。

頭がぐるんぐるん回って気持ち悪いし自然と涙が浮かび上がってくる 。

 ︎︎

( 皆 、僕みたいにならないのかな 。 )

 ︎︎

もう 、自分が追い詰められてる気がしてとにかく辛かった 。

耳を塞いでも目をつぶっても結局声は聴こえるままだし 、

なりより 励ましてくれるものがなかった 。

音楽 なんて学校で独りで聴けないし 、…

 ︎︎

取り敢えず 、話が終わるまで 独りで会話してた 。

 ︎︎

 ︎︎

先生がやっと 落ち着いた 。

もうかれこれ 15分 、… 

挨拶をしてみんなが帰っていく 。

前に立っていた1人の生徒もみんなに混じれて楽しそうに話していた 。

 ︎︎

僕はすぐに、 感情を取り戻すことは出来なかった 。

息が苦しくなって俯いてたら 、教室の中には先生と俺だった 。

 ︎︎

wki.「 元貴 、帰らないのか 、 ? 」

mtk.『 御免なさい ..ッ 、』

 ︎︎

震えた声を出したせいか 、先生は焦った 。

 ︎︎

「 、..御免 、怒鳴り過ぎた 、 ? 」

『 いえ、ッ僕の心の問題なので..ッ  』

 ︎︎ ︎︎

いつの間にか自分が自分を追っていた 。

先生は 、なんだか気に食わなそう 。

 ︎︎

「 苦しかったら先生に言えよ 、 ? .. 

 少しは元貴の助けになりたい。..1人の生徒だから 、..な 、 ?」

 ︎︎

どちらかと言えば先生のせいでこうなったんだけど、..

まぁそんな事を言ったら先生は理不尽に怒るだろう 。

 ︎︎

「 ありがとうございます、…  笑

 でも、 少し楽になったので大丈夫です、 。 」

 ︎︎

重い鞄を持ち 、僕は 教室を出た 。

 ︎︎

 ︎︎

 ︎︎

俺は 、何をしてんだか 、.. そう思いながら また音楽を聴く 。

別に大して親にも虐待されていない平凡な僕でも 、 心は 弱いんだ 。

 ︎︎

だけど、 .. そんな俺だけに寄り添ってくれる曲は無い 。

俺はいつも2番目なんだ 。とても馬鹿ゝしい 考え方だ 。

 ︎︎

 ︎︎

なんにも無いのに死にたくなる 。

でもいざ死ぬとなったら 怖くなる 。

また明日。 また明日 って、 …

 ︎︎

結局、みんな 死ぬのが怖いんだよね 。

俺だけじゃない 、.. 俺だけじゃないよな 。

この作品はいかがでしたか?

109

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚