コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
中也「…なぁ太宰…」太宰「何?」
中也「俺…かっこいいか?」
太宰「…え…急に何?厨二病でも目覚めた?」
中也「ちげぇよ!!!」
太宰「じゃあ何さ〜、かっこいいかって何の話?」
中也「……昨日、あんな情けねぇとこ見せたからよ…」ボソッ
太宰「え?」
中也「だからっ!今の!風邪でぶっ倒れて、お前に世話されて、プリン頼んで寝てたアレ!!!」
太宰「ぷっ……あははははは!!!🤣」
中也「笑うなぁぁぁぁ!!💢💢」
太宰「だってぇ〜、“プリン頼んで寝てたアレ”って!語彙力どうしたの中也〜!」
中也「うっせぇ!!忘れろ!!!」
太宰「無理♡あの“プリンちゅーや”が可愛すぎて脳内保存したもん」
中也「誰が“プリンちゅーや”だぁ!!!」
太宰「でもさ、中也」
中也「なんだよ」
太宰「僕、そういう“かっこ悪い”とこも好きだよ?」
中也「はぁ!?////」
太宰「弱ってても、格好つけようとしてんのが中也らしいっていうか…」
太宰「だから昨日の中也も、ちゃんとかっこよかったよ」ニコッ
中也「……っ、バカ…」ボソッ
太宰「ん?何か言った?」
中也「言ってねぇ!!!!」バサッ(布団をかぶる)
太宰「ふふ、照れてる〜♡」
中也「うるせぇぇえ!!!!////」
中也「(鍛えねぇとなぁ…)」
太宰「おかゆ冷めちゃうよ?」
中也「あぁ、分かってる」
太宰「…食べさせてあげようかぁ〜?な〜んて…」ニヤニヤ
中也「…やれ…」ボソッ
太宰「え?」
中也「や…やってくれ…るか…?\\\\」
太宰(にやにや)「え、今の聞こえたよ?今“やってくれ…るか…?”って囁いたよね?♡」
中也(真っ赤になって顔をそむける)「ち、ちげぇよ!!聞いてねぇし!!////」
太宰「じゃあしょうがないな〜、仕方ないから僕がやってあげるよ」ニコッ
(太宰、レンジでおかゆを温め直し、スプーンを用意する。部屋にふんわりおかゆの湯気が立ち上る)
中也「…やらせるって言ってんだろ……」ボソッ
太宰「うんうん、遠慮しないで。ほら、口開けて」
(中也、むっとした顔で仕方なく口を開ける。太宰は嬉しそうに一口分すくって、中也の口元へ運ぶ)
太宰「はい、あ〜ん」
中也「…っ」(渋々口を閉じ、だが堪えきれず一口を飲む)
中也「う、うめぇ……」ボソッ
太宰「でしょ?僕の看病おかゆ、特製だよ?」ニヤリ
中也「うるせぇ。本当に“特製”って…味薄ぇじゃねぇか」
太宰「薄味なのは栄養吸収しやすいからだよ。あと、僕の愛も少しだけ入ってる♡」
中也「ふざけんな////」ブツブツ(でもまた一口)
(太宰、嬉しそうに何度もおかゆをすくっては中也に食べさせる。中也はツンツン文句を言いつつ、表情はどんどん和らいでいく)
太宰「ねぇ、中也。ちゃんと食べないとまたふらつくよ?」
中也「分かってる……だが、別にお前に心配されてるわけじゃねぇし!!」
太宰「うんうん、いい子だね」ナデナデ(軽く頭を撫でる)
中也「なっ!?触んなバカ!!////」(でも手は太宰の腕を軽く掴む)
太宰(柔らかく笑って)「ふふ、ほら、一緒にゆっくり休もう。おかゆ食べたら寝なよ」
中也「……ああ」ボソッ(目が少しとろりとする)
中也「太宰、プリン」
太宰「プリン好きなの?」
中也「…一番大好物…\\\」
太宰「へぇ〜、一番大好物なんだ?」ニヤニヤ
中也「う、うるせぇな…!いいだろ別に!////」
太宰「いや〜なんか可愛いな〜って思ってさぁ」
中也「可愛くねぇ!!」
太宰「プリンが好きってだけで、すっごく守ってあげたくなる♡」
中也「守られたくねぇっつってんだろ💢」
太宰「はいはい、怒ると余計熱上がるよ?ほら、スプーン持って」
中也「……」プイッ
太宰「じゃ、僕が食べさせてあげるね♡」
中也「はぁ!?いらねぇよ!!!」
太宰「もう手プルプルしてるじゃん。素直になりなよ〜」
中也「……くっ……(確かに力入らねぇ…)」
太宰「はい、あ〜ん」
中也「……////(くそっ、恥ずかしい)」パクッ
太宰「おいしい?」
中也「……ああ。……うまい」
太宰「ふふっ、そう?よかった」
中也「……なんでそんな嬉しそうなんだよ」
太宰「だって、中也が“おいしい”って言ってくれるの、なんかレアだから」
中也「……バカ///」
太宰「“プリンより甘いね”って言ってほしかったなぁ〜」
中也「言うわけねぇだろ!!!」
太宰(ニコニコ)「でも顔が言ってるよ♡」
中也「黙れぇぇぇぇぇ!!!!////」
(プリンのカップを持ち上げようとして、手がプルプルして太宰の服にソースがぽたっ)
太宰「うわっ、やられた〜!これ中也の愛のしるしだね♡」
中也「違ぇわぁぁぁぁ!!💥」
💥ドカーン!!(枕が太宰の顔に命中)
太宰「いたた…愛の暴力だね♡」
中也「もう寝る!!!」
太宰「はいはい、おやすみ」
中也「…ん」
太宰「ふふ、ちゃんと布団かけたよ」
中也「……ああ」ボソッ
(雨上がりの夜、窓の外はしっとり静かで、部屋にはおかゆの湯気だけがふんわり漂う)
太宰「今日はよく頑張ったね、中也」
中也「……別に頑張ってねぇし」
太宰「うん、でも僕はちゃんと見てたよ」ニコッ
中也「……バカ…///」
太宰「おやすみ、中也」
中也「……おやすみ……太宰」
(小さく息をつき、体を丸める中也。太宰はそっと隣で毛布を整え、動かず見守る)