ところで、これ以上話を進める上でちょっと確認しておきたいことがある。我々のいるこの「3次元」は、実際には「時間」をプラスして完成してる。時間と空間が関係しあってるってことは、アインシュタインが解明してくれたことの一つだ。全ての行動、全ての運動には「時間」という燃料が必要になる。君だってこの「現実の三角形」を書くときには、「時間」を使ってインクを紙の上に垂らしたのに気付いたかな? 私のいう「現実」とは、この「縦・横・高さの3次元」プラス「時間」を指してる。つまりこの次元では、物事の生成には空間と時間の両方が必要だってことだ。
なら「4次元」を呼ぶときも、この3次元空間に時間軸を加えた、っていう意味じゃなくって、縦・横・高さで測れる空間以外の、私達のよく知らない別なファクターが加わったものとして解釈しましょう。時間軸は別にあるものと考えた上で。
それでいい。じゃあ話を戻そう。真実の三角形はどこにあるんだろう。言いかえれば、真実界の場所とはどこだろう。
ブラックホールはどうでしょう。
どうして?
他よりも特殊です。密度が高くて、重力が強くて、空間まで歪んでて、光さえもその重力に吸い込まれるほどですから。
それでも、自分のいるこの宇宙をさらにずっと大きくしたような真実界までも、吸い込めるかな?
それだったら、まずこの3次元の現実を全部飲み込んでてもいいはずだけど。それに、ブラックホールは複数ある。そうすると、真実界も複数になっちゃうな。
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