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崩壊する異界《コルノス》。
世界の理が砕け、時間と記憶が渦巻く中、
ただひとり、その中心に立つ男――
クレイズ・アークライト。
かつて煌の天才学者。
今は、異界と融合し、“全ての煌を終わらせる者”。
「ようやく来たか、煌王。
……それと、“器”」
アリアはリネアの手を取り、レイヴンと並ぶ。
「これ以上、煌を冒涜させない。
あなたの“復讐”は、もう終わらせる！！」
クレイズは静かに右手を上げた。
黒い煌が空間を裂き、巨大な槍を構成する。
「ならば、“これ”を止めてみせろ――」
🔱《煌滅・ダスクレイヴ》
──“全煌”を圧縮した、空間削除の槍。
放たれた瞬間、大地が抉れ、
時間が“数秒”単位で削られる。
「っ……ヤバい……！」
リネアが叫ぶ。
その瞬間。
アリアが煌を解放する。
🌈《煌印・レグリスセブン》
──七色の煌を同時展開。絶対防壁“虹の結界”。
「リネア、レイヴン、今よ！！」
＊＊＊
レイヴンが前へ飛び出す。
彼の刃に、青い煌が宿る。
🗡️《蒼刃・クラウセレイン》
──“守る意志”を刃に変える、加速斬撃。
ギルとの戦いで覚醒した、限界超えの煌。
その一撃が、クレイズの槍と正面衝突！
「……ッ、くっそ重ッ……でも……っ、ここで折れたら……誰を守るッ！！」
クレイズが指を鳴らす。
無数の“影”が彼の背から生える。
それぞれがかつて滅びた煌保持者たちの記憶――
「……彼らは、“煌を選ばれなかった者たち”。
お前たちの煌のせいで、死んでいった」
アリアが目を伏せる。
だが、リネアが叫ぶ。
「それでも！！わたしたちは煌で、誰かを救いたい！！」
その手に、白い煌が集まり始める。
☀️《煌核・リュミエールブレイク》
──“核”に選ばれし者だけが放てる、
煌の根源エネルギーの超収束光。
「これが――“誰かと生きる”ための煌！！！」
リネアが放った光が、闇を裂いた。
空間が震え、影が一瞬で焼かれる。
「……っ、リネア……！」
アリアはその光に、自らの煌を重ねる。
🌈＋☀️《終煌・セラフィムノヴァ》
──“煌王”と“核の器”の共鳴奥義。
あらゆる負の煌を打ち消す、究極の“再生の輝き”。
二人の煌が、世界を包む。
レイヴンが剣を振り、最後の突撃に転じる。
「終わりだ、クレイズッ！！」
＊＊＊
だが――
「終わるのは……お前たちの方だ」
クレイズがつぶやいた瞬間。
地面が陥没し、異界そのものが反転する。
出現したのは、“もう一人のクレイズ”。
彼自身の、“過去の心”。
「……なんだこれは……！？」
「……私の本心さ。
煌を憎んだのは、煌に選ばれなかった“私自身”。
だが――本当は、煌を信じたかった」
“記憶のクレイズ”と、“現在のクレイズ”がぶつかり合う。
その中に、アリアの声が飛ぶ。
「クレイズ……あなたが消えたいのなら――
その痛みごと、受け止める！！」
＊＊＊
三人の煌が、重なる。
その光が“本物のクレイズ”を包み込んだ瞬間――
彼の中の“異界の核”が暴走を始める。
「……っっッ……逃げろ……ッ、俺は……もうッ！！！」
「ダメ！！」
リネアが駆け出す。
アリアとレイヴンも同時に飛び込む。
三人の煌が、暴走する核を“抱きしめる”ように包む。
その時、世界が真っ白になった。
“すべての煌”が、止まった。
👑To be continued…👑
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