テラーノベル
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お久しぶりです。
キキィー
最後に聞こえたのはブレーキを目一杯に踏んだ音だった。
気がついたら知らない天井だった。
黄「…病院?…」
まわらない頭の中そう呟いたあとに聞こえたのは何かが割れる音何かと思い見るとそこにはお母さんが立っていた。そして足元には割れた花瓶。
母「黄?目…覚めたの?…」
黄「うん…」
お母さんはその後何も言わずにナースコールを押し僕を抱きしめた。震えていた。
黄「泣いてるの…?」
お母さんは何も言わなかった。でもたまに鼻をすする音がした。その後お父さんが息を切らしてやって来た。そしてお医者さんが僕を見てくれた。僕は左腕のひじから下が壊死して無くなっていた。トラックにひかれて下敷きになっていたそう。その後は色々検査して内臓には支障がないそうでお医者さんも両親も良かったって言ってた。念の為に2週間は入院することになった。僕は3ヶ月も寝たきりで11月のはずの季節は2月になって外には雪が降っていた。2週間の間はリハビリとお見舞いで忙しかったけど暇だった。お見舞いに来てくれたのは幼馴染の桃君に赤、青ちゃんだった。他にも最初はクラスの皆が来たり、従兄弟が来たり病室が賑やかだったけど最後の方はお母さんと4人くらいしか来てくれなくて暇だった。ゲームをしようにも左腕が無く操作が難しかったので諦めた。本はお母さんが持ってきてくれたけど小学生の僕には難しい本が多くつまらなかった為一冊も読み切らないまま、退院していった。その後は家でのお風呂やご飯が難しく1週間はずっと家にいた。
3月に入り、卒業式が近づいてきていたのでお母さんを何とか説得して学校に行った。
黄「お母さん行ってきま〜す!」
母「大丈夫?送っていくよ、」
黄「友達がいるから大丈夫!」
母「でも…」
お母さんはまだ納得してない様子だったけどインターホンがなり僕はそそくさと家を出た。
黄「おはよ〜!」
赤「おはよ!」
桃「おは、今日卒業式の練習で全部授業潰れるって」
青「おはよ卒業式とかだるくね?」
皆変わらない様子で接してくれる。嬉しいな。特別扱いってたまに勘弁してほしい時あるんだよね。クラスのみんなにも伝えていたこともあってクラスに入っても誰も気にしなかった。ただ証書を片手でもらうのは大変だった。給食は片手は無理なので持ってきてもらった。でも皆特別扱いではないから心地よくて卒業がちょっぴり嫌になった。
下校は登校のメンバー4人で帰った。中学は4人みんな一緒に私立の学校に受験するって決めていた。内心僕は眠っていたため入学できないと思っていた。
母「明日受験するよ学校側が事故によるものならって。合格発表は皆と同じ2週間後。」
夕食の時にお母さんが言ってくれて、中学も皆と一緒に行けるかもしれないと言う希望が生まれた。
黄「ほんと?」
母「本当」
こんな会話を5回くらいやった気がする。頑張って勉強しててよかったと始めて思った。ただ、
黄「面接…事前に対策してない!」
そう面接だけやってない。焦りながら4人のグループLINEにおぼつかない手で電話をした。
桃『あ〜いけるっしょ』
赤『結構簡単だったよ!』
青『まぁ黄くんなら行けるよ!コツは会話って思うことくらいじゃない?』
皆は知らないんだ僕ご会話苦手なの…そりゃコミュ力の塊みたいな3人なら余裕だろうよ、本当。そのままほぼ一睡も出来ないまま朝になった。最悪何も対策してない。当たって砕けろ!もう…朝の新聞を取りにポストに行くと
黄「あれ?皆?」
赤「黄ちゃん!これ!」
そうゆうと赤の手には黄色のお守りがあった。慣れない裁縫を皆でやってくれたらしい。
青「頑張って!面接!」
桃「あと筆記ね気抜くなよ」
黄「ありがとうございます!僕頑張ってきます!ちなみに皆…遅刻大丈夫?」
そうゆうと3人はみるみる顔が青くなってやべぇやべぇ言いながら走っていった。その後は会場に行ってテストを解いていった。結構難しかったけどしっかり見直しもしたので自信はある。が、ここから
黄「面接、緊張で吐きそう…」
僕は面接中は絶えずお守りを握っていた。おかげか終わったあとは好印象を残せた気がする。受験が終わって13時、5.6時間目は学年レクがあるため学校に行きたかった。お母さんが車で送ってくれて、掃除の時間には着いた。
黄「桃くん〜赤〜青ちゃ〜ん!」
桃「おお〜」
青「どうだった?」
黄「いい感じでした!」
赤「手応えいい感じならいけるよ!校庭行こ!」
その後の学年レクは受験なんて忘れて楽しんだ。リレーに玉入れ、ドッジボールにケイドロ。全力で体を動かしてちょっぴりお母さんとお父さんを心配させたけど楽しかったからいいかな!
卒業式も終わり、合格発表の日。合格なら16時までに合格発表と制服が届く。僕は朝から気を紛らわすために桃君達と近くの遊園地に卒業祝いできていた。
赤「やばいよ風船めっちゃ高い600円もしたんだけど」
桃「買ってんじゃん」
赤「だって欲しかったんだもん」
青「赤くんってそうゆうの好きだよね」
そう言いながら限定らしいポップコーンをむしゃむしゃ食べている青ちゃん。青ちゃんも変わらないからね。でもそうゆうところが皆らしい。そろそろ15時半。届いたらお母さんかお父さんが電話してくれる。今日は特別に閉園の21時までいて良いそうで、皆でアトラクションに乗ったりパレードを見たりしていた。でも近づいてくればくるほど緊張してくる。それを察してくれたのか青ちゃんが手をつないでくれた。そうゆう気遣いが青ちゃんの好きなことろ。ほかの二人はアトラクションのよく分からない豆知識を言ってくれたり、好きなポップコーンの味の話をしてくれたり色々してくれた。あぁこの友達でよかった。こうやって支えてもらってるんだなって、思うと僕は何かできてるか心配になってきた。
青「黄くん!ジェットコースター乗ろ!」
黄「いけるんですか?三半規管弱かったですよね?」
青「うんだから赤くんと、乗ってきて!」
赤「俺ぇ?!」
青「うんこれこれ!」
そう行って指さしたのはホラーテイストのジェットコースター
赤「無理無理勘弁して!」
桃「いいべ、行ってきなよ俺6歳の時に乗ったけど平気だったよ」
赤「いやそれはお前だからだからだよ!」
あーだこーだ2人で言い合ってる時にもう並んでいて、良いのかなと思いながらも楽しそうなので青ちゃんと2人を誘導して、赤が気づいた頃にはもうQラインの中間で、青ちゃんは僕は乗る気なかったのにと後悔していて、それを見て桃くんと爆笑した。比較的に空いていたのでそのまま乗ってきて、無事青ちゃんは酔って、赤はギャン泣き、お腹が痛くなるまで笑って、しばらくした頃…電話がかかってきた。お父さんだった。
黄「も、もしもし?」
父『もしもし?スピーカーにできるか?』
スピーカー?
黄「したよ」
父『え〜4人にお知られです。…」
4人の空間に緊張が走り、泣いていた赤が厳しい表情に、なっていた。
父『…4人とも…………合格です!』
え、嘘、合格?嬉しい嬉しい嬉しい!隣を見ると普段泣くことなんてない桃君は静かに泣いていた。泣き虫青ちゃんはいつも通り顔をぐしゃぐしゃにしながら泣いていて。もらい泣きしてしまった、
黄「もう、ずるいですよ青ちゃんそれもらい泣きしちゃいます。」
赤は桃くんの服に鼻水と涙をつけながら青ちゃん同様ぐしゃぐしゃに泣いていて、桃くんが気づいて怒っていた。
父『よかったな、合格したんだ楽しんでこいよ』
お父さんはそう言って電話を切った。それからレストランでご飯を食べたり、桃君がフリーホールアトラクションをたいそう気に入って3回も乗った。お土産買って写真をとったらもう閉園だった。電車では赤は寝てしまった。今ずらしてやろうとゆうことになり、外していたカチューシャを着けてサングラスまでかけた。赤が起きた時にサングラスはバレちゃったけどカチューシャはバレなくて3人で笑いを堪えるのに必死だった。解散したら次会うのは入学式かな〜なんて話していると 家の迎えの車が皆きて僕も家に帰った。
それから何事もなく入学式の日になった。ブカブカの制服を着て、学校へ行った。皆に会って写真を撮り、クラスの発表がされている昇降口まで行った、最初にびっくりしたのは5クラスもあったこと、そして皆バラバラのクラスだったこと、一階と2階に分かれていて 一階が桃君と赤、2階が僕と青ちゃん分かれちゃったけどお昼はみんなで食べることを約束した。私立なのでお弁当らしい。一応購買もあるけど、先生によるとたくさん人が集まってケガをする1年生が多いから、気をつけるようにって言ってた。左手のない僕は到底無理かな…。
入学して、2カ月くらい経ったかな、やっと授業に慣れて、学校で迷うことがなくなった頃に誰にも言えない悩みができてた、
黄「っ…どうしよう」
…ストーカーってやつ。僕は 左腕がないから部活に入っていなかった。入れないし、だから皆より早く帰るためまぁ1人になるわけだ、その時の帰り道、学校の最寄り駅からずっと視線を感じる。家の最寄り駅までだから家まではついてこないけど、正直に言うとめちゃめちゃ怖い。怖くてたまらない。電車を1本遅くしたり、乗る車両をたびたび変えたりした、けどいつもどんな時も視線を感じる、おかげで学校から帰る時に足がすくむことが多くなった。どこかしらの部活にはいれたらいいけど、腕がないんじゃ何もできない。マネージャーなども考えてみたが、体験の時に忙しく動く先輩マネージャーを見て、僕には無理だと感じた。せめて何かしらの理由で学校に残ることが出来るか、誰か仲のいい人を作って家に帰るしかないか…どうしよう、取り敢えず今日は視線から気を紛らわすためにイヤホンをして電車に乗っている。夏休みになるまでに何とかしたいものだけど…明日にでも赤に相談してみよう。ほかの二人だと何するかわからないからね。今日は早く寝よう。
朝は何も起こらないなんて勝手に決めていた僕が馬鹿だった。まさか朝にも視線を感じるなんて、
黄「もう、最悪」
愚痴もこぼしたくなる。毎日毎日飽きないものだなぁ…ほんと、これはしっかり対策を練らないと…教室にはいると朝練を終えた3人がいた。赤にだけ用があるなんて始めてかもしれない。なんて言ったらいいかも分からずあたふたしている間に
赤「黄ちゃんちょっと来て」
なんて言われたら行くしかないよね。
黄「どうしましたか?」
赤「俺に言いたいことあるでしょ?」
図星、なんでこうゆう事のすぐ気づくのかなぁ。
黄「…実は…」
それから赤にストーカーがいるかもしれないこと、視線を毎日感じて今日は朝もあったこと対策は上手くいかなかったこと全部話した。赤は聞いてるうちに表情が暗くなっていった。
赤「そんな大事な事早く言ってよ!まじで!黄ちゃんからしたら頼りないかもしれないけどさぁ、俺これでも男だかんね!やるときはできるんだからね、」
などと長々とお説教を食らってしまった。それから2人で対策を考えて毎日トライアンドエラーで試していった。が、何一つ効果はなく、悲しくも朝も毎日視線に怯えてながら電車に乗っている。勘弁してほしい。夏休みにはいる前と思いつつ、一学期残り一週間と聞いて、もう諦めようかと心が折れかけた時に、青ちゃんがやってきて
青「ストーカーだって?」
なんて言ってきた。さすがの僕も
黄「え、…」
なんて言葉が出ない。なんて返したらいいかも分からないなか青ちゃんは
青「僕でよければ彼氏やろうか?」
なんて言ってきた?なんで彼氏?
黄「彼氏?なんで?」
青「いや〜赤くんが珍しく真剣に悩んでたらからさ聞いてみたら黄くんがストーカーされてるかも〜なんて言ってきて、色々試したんでしょ?赤君が、あとは彼氏大作戦なんだけど俺だとただの可愛い空間になりそう〜だってさ」
いや聞いてないし、彼氏?彼女もいたことないのに、しかも青ちゃん?頼りがいがない…はっきり言うとゼロ。でもな…それしか方法ないかもな。どうしよ…
NEXT偽装彼氏
新作です。このまま毎日投稿できたらいいなぁ、ただ4月から受験生なのでまたなくなるかもしれないです。
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