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はいまた番外編です。
今回はロシャチ(微)喧嘩パロです。
梨美味しいっすね。
本当にごめんなさい遅れてすみません。
ローさんの誕生日パロです。
(本当は10月06日)
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***ごめんのきもち***
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【ペンギン】
ベポ早く買い物から帰ってきてくれ。今ローさんとシャチが凄い喧嘩してるんだが。
今の俺の状態は喧嘩している二人の間にハマっている。ローさんの部屋はごちゃごちゃしていて、俺が来る頃にはこうだったからシャチがなんかやらかしたんだろうなーって思っていた。
罵声が凄い煩くて左右両方から来るから耳が壊れそうだ。
「このバカシャチ!」
「バカロー!」
「…(ガチすぎて怖い)」
俺が下を向いて居ると«バッチィンッ!»と、頬を叩く音が耳に入ってきた。直ぐに上を向くとローさんがシャチの頬を叩いていた。
シャチは鼻血が垂れていた。ローさんは驚いていて、だけどその後
「もう、シャチなんか死んでしまえ。」
ローさんが俯きながらそう言うとシャチは頬を手で抑えながら大粒の涙を流して、部屋を出ていった。
「あっ、シャチ!」
俺はシャチに手を伸ばそうとするがシャチは直ぐに逃げていった。俺はローさんの方を振り向くと、ローさんも涙を流していた。
「ローさん!ごめんなさいって、言いに行きますよ!」
「…」
ローさんは俺を無視していて帽子を深く被った。
「ん〜…!あー、もう!俺はシャチの所に行ってきますからね!」
俺も部屋を飛び出して、玄関に向かうと玄関の扉が開いてベポが出てきた。
「わ!ペンギン?!」
「あ、ベポ!俺急いでるから!」
「え?!何何?!」
俺は急ぎながらベポに会ったことを説明した。
(説明後)
「じゃあ俺ローさんの事見てくる!」
「よろしくな!」
俺は玄関を飛び出して、走ってシャチを探しに行った。
〈数十分後〉
「シャチィッー!ゲホッ…」
シャチはまだ見つからなかった。
俺は数十分ぐらい声を出していたから、喉が限界を迎えて痛くなった。
「シャ゙ヂーッ!」
喉がヒリヒリしたが、声を出し続けた。
その時、シャチがひょこっと隙間から顔を出した。俺はそのにかけよってシャチを抱きしめた。
「シャチ!大丈夫か?」
「ん、あうん。」
「ローさん所行きたい?」
「…、行きたくない。」
俺は笑いながら溜息を吐くと、シャチから離れて隙間から顔を出して周りを見ていたらベポ達が来た。俺は咄嗟に顔を戻し、シャチの所に戻った。
ベポ達には気づかれてないようだった。
「シャチ、大丈夫。俺が守ってやるから。」
「…ん」
シャチを抱きしめて背中をさすった。
(懐かしいなぁ…)
シャチの叔父の所に住んでいた頃もシャチが泣いてると俺が抱きしめて慰めていた。痛いのも、シャチを抱きしめると痛みなんかどうでも良くなっていた。
【ロー】
俺は何をした。シャチを叩いた。
シャチに「死ね」と言ってしまった。ペンギンが俺の部屋から出ていって、その後にべポが来て本気で怒られた。
説教の後に街に探しに行った。「ごめん」の一言だけでも言いたかった。許せなんて言わない。ごめんの気持ちだけでも伝えたい。
俺とべポはペンギンとシャチを探していたら、いつの間にか夜になってしまった。
「どうする?ローさん、家帰る?」
「…一回、家帰る。」
俺らはその後俺の家に戻って寝た。お腹が空いたけど食事が喉を通らなかった。
[明日は会えるか?]
【シャチ】
ペンギンに慰めて貰うといつの間にか夜になっていた。
「シャチ、家帰るか?」
「…無理、かも」
俺が目に涙を溜めて言うと、ペンギンは優しい笑顔で「そっか」と言った。その後にまた撫でてもらった。
[翌日]
朝日の光と雪の冷たさで目が覚めた。
俺はペンギンの腕の中で眠ってた。ペンギンは夜まで起きていたせいか、少しだけ隈が出来ていて、ペンギンは夜に雪が降ってきたのが分かっていたのか、俺に雪が被らないようにぎゅうっと抱き締められていた。
俺はペンギンから離れると路地裏から顔を出して、周りを見渡すと朝日が綺麗に輝いていた。
俺は数時間の間に街を散歩して、路地裏に戻ってまだ寝ていたペンギンを起こした。ペンギンは目を擦りながら大きな欠伸をした。
俺は決心して言った。
「ねえ、ペンギン」
「ん、何?」
「_____」
「分かった、いいよ」
その後俺達は支度をして懐かしの場所に行った。
【ロー】
俺はべポに起こされて起きた。体を揺らされて、耳元で叫ばれた。
飛び起きると、べポに「耳元で叫ぶな!」と怒るとべポは直ぐ「すんません…」と凹んでしまった。
俺らは朝ご飯を食べて街に出かけた。
数十分探したが、未だにシャチとペンギンは見つからない。四十分後、二時間後。
おかしい。どれだけ探しても見つからない。人に情報収集しても手がかりすら見つからない。俺らは焦り始めて違う街にも行った。
「シャチー!」
「ペンギンー!」
どれだけ叫んでもペンギンすら見つからない。俺は嫌な事ばかり考えてしまった。
『シャチが死んだらどうしよう。』
『誰かに連れ去られてたら。』
そんな事ばかり。
「ローさん!シャチ居た?」
「いや、何処にも居ない。」
「あ!彼処に行ってるんじゃない?」
「?」
「彼処だよ!この前四人で見つけたじゃん!」
俺はそこがどこだか思い出した。
十年前に何時もの四人で小さい小屋を見つけた。子供だったら五〜八人丁度ぐらいの広さで、当時は家が無かったから小屋に色々付け足して自分達の家にしていた。今はアルバイト等をして自分達で家を建てた。
俺らは急ぎ足であの小屋に向かった。
小屋に着くと懐かしい感じかした。古いのは変わっていなくて、中に入ると_
【ペンギン】
「____」
シャチにそう言われると俺は直ぐ、笑顔になって「…分かった。いいよ」と答えた。
俺とシャチは懐かしい小屋に行った。ケーキの材料を買って。
十年前位に見つけた、小さい小屋。
(昔ここで、皆の誕生日祝ってたっけ。)
と思って中に入ったら少し埃っぽかった。俺とシャチは顔を見合せて隅々まで掃除をした。
掃除が終わった後は、キッチンで電子レンジ等を壊れてないかの確認をして、ケーキを作った。
[数十分後]
ローさんの誕生日ケーキが作り終わった。後はローさんが来るのを待つだけ。
俺はシャチの方をチラ見して、
「本当にローさん来るの?」
「うん。ローさんなら此処に来るはず。」
【シャチ】
ケーキを作り終えてから二、三分後に
ガチャリ、と音が来て振り返ると焦った様な表情をしたローさんと安心した様なべポの顔があった。
「…っ!シャチ!」
と言って、ローさんは俺に抱きついた。ローさんの声は震えてて、かすれてて、やっと喋れる様になった赤ちゃん見たいに声を上げてた。
「ご、めっ…ぁ゛し、ゃちぃ!」
「俺もごめんな。」
俺もローさんを抱きしめると、二人が近づいてきた。
「泣き止んで!ローさん」
「てか、何で二人は喧嘩なんかしたんですか?」
「あー、」
「…かくかくしかじか…。」
俺が説明し終わると、ペンギンが俺とローさんのおでこに超絶痛いデコピンを喰らった。
ペンギンは怒り、べポは呆れていた。
「そんな事で喧嘩してたの?!」
ペンギンの説教が始まった。これは長くなるな…。
[説教後]
「…って事で、もう喧嘩はしないでくださいね!」
「はい…」
「あ、ああ…。ところで、後ろに用意してあるケーキは?」
「あ、アンタのケーキですよ。」
は?俺の?そういえば、今日が誕生日だったのをシャチとの喧嘩のことで忘れていた。
「…ローさん、誕生日おめでとう!」
_ごめんのきもち__
【後日談】
翌日には皆は変わらない日常を。時々喧嘩もあるけど、いつまで経っても平和な日常。
【主から】
疲れた。遅れてすみません。次回作も遅くなりますね。