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「ううん……なんでもないよ」
その声で貴方は目覚める。
貴方は「ノクティルナ」に向かう途中、バスを待つバス停で寝てしまったようだ。
貴方が周りを見渡すと、付近には誰もいない。
“付近には誰もいない。”
ではあの声は何?
そんな事を考える暇もなく、街の名前行きのバスがバス停に止まる。
急いでバスに乗り込む探索者。
貴方はバスの窓に反射した自分を見て嫌悪感を抱くだろう。
それもそのはず、探索者は【死を運ぶもの】。
関わった人が全員死んでしまうという力を持っている事で、他の人と全く関わらず生きてきたからだ。
自分の顔を見るだけで嫌悪感が湧く。
貴方は外を見つめる事に飽き、眠ることにした。