星羅said
時間が過ぎていき、みんなは次々と森の中へと入っていく
すごい悲鳴が聞こえる
『ゴホッゴホッ』
急に焦げ臭い匂いが鼻に入ってきた
緑「大丈夫、夜神月さん!?」
『うん、、、、なんか焦げ臭い匂いが、、、』
ピ「なに?この焦げ臭いの、、、、」
原因がなにか探していると、私はあるものを見つけて声を上げた
『あれって、黒煙?』
私の言葉に、みんなが一斉に目を向ける
飯「なにか燃えているのか?」
尾「まさか山火事!?」
と、その時だった
突然、ピクシーボブの体が宙に浮いた
と思ったら、物凄いスピードでなにかに引き寄せられていった
えっ、何が起こっているの!?
敵(ヴィラン)「飼い猫ちゃんは邪魔ね」
峰「な、なんで、、、、?万全を期したはずじゃあ、、、、、なんでヴィランが居るんだよぉ!!?」
そう。
そこにいたのは、二人組のヴィランだった
でも、どうしてここにいるの?
緑「ピクシーボブ!!」
緑谷くんが飛び出し、倒れているピクシーボブに駆け寄ろうとする
が、その先を虎とマンダレイが止めた
個性を使ったらダメだったんだ
私達は、マンダレイに戦闘はしないと約束し施設に戻ることにした
が、私はお茶子ちゃん達が心配になった
『ごめん、飯田くん!先に行ってて!』
飯「星羅くん!?」
飯田くん達が止めに入る前に、私は森の中へと走り出した
『お茶子ちゃーん!梅雨ちゃーん!誰かいないのー!?』
全力で走りながら、私は森の中で叫ぶ
森の中では有毒ガスが漂っている
このガスをどうにかしなきゃ
マ「A組B組総員!プロヒーロー、イレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する!繰り返す!A組B組総員!戦闘を許可する!」
森の中にマンダレイの声が響いた
多分、彼女の個性のテレパスか
全力で走っていると、、
マ「ヴィランの狙いのひとつ判明!狙いは生徒の星羅ちゃん!」
それを聞いて、私は思わず自分の耳を疑った
星羅ちゃんって、、、、、
私のことだよね、、、、、、
マ「星羅ちゃんはなるべく戦闘を避けて!単独では動かないこと!わかった!星羅ちゃん!」
『はいっ!』
まず、誰か見つけなきゃ
しばらく走っていると、甲高い悲鳴のような声が聞こえた
私は思わず走り出した
少し走った先に見えたのは
『お茶子ちゃん!梅雨ちゃん!』
木に吊るされている梅雨ちゃんと、誰かに馬乗りしているお茶子ちゃんの姿だった
お茶子ちゃんの下には、1人の女の子がいる
だけど、その女の子は馬乗りされているのにも関わらず、お茶子ちゃんの足に何かを刺してる
『お茶子ちゃんから離れて!』
雷の弓を女の子に向かって放つ
その瞬間、女の子はお茶子ちゃんを突き飛ばし私の攻撃を避けた
『お茶子ちゃん!』
麗「星羅ちゃん!?何でここに!!」
『声が聞こえたから急いできたの。そしたら、二人がいて』
突き飛ばされたお茶子ちゃんに駆け寄り、私は手を差し伸べようとしたが
蛙「星羅ちゃん避けて!!」
梅雨ちゃんの声に、私は後ろを振り向いた
その瞬間、
『キャッ、!』
右腕に激痛が走った
見れば、先のどの女の子が私を押し倒し、私の右腕に注射の太いバージョンのようなものを刺していた
敵(ヴィラン)「あなた星羅ちゃんだよね〜。写真で見た通りかぁいいね〜!」
『は、離してっ!』
なにこれ、、、、
血を吸われてる?
すごく痛い
麗「星羅ちゃん!!」
そんなに血を吸われたら、、、、
頭がくらくらする
やばい
敵(ヴィラン)「血ぃいっぱい出てるねぇ、星羅ちゃん」
『ッ、』
なに、この人
血を見て喜んでる
怖い
蛙「星羅ちゃんから離れて!!」
梅雨ちゃんとお茶子ちゃんが駆け寄ってきた、その時だ
轟「夜神月!!」
轟くんの声がした
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