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その日も俺は、街の人たちの畑を耕しに向かって居た。
「ナタリーさん、こんにちはー!
畑耕しに来ました!」
「あら、ありがとう!
助かるわぁ!
マコトさんが来てから、食べ物に困る事が無くなったんだもの!
本当に神様よ!」
「いやいや、そんな大袈裟ですよぉ!
俺は皆さんへの恩がありますから!
さぁ、行きましょう。」
そして、畑を耕し終わり、マヨネーズ販売に顔を出す。
そんな毎日の繰り返しだった。
そんなある日。
その日もいつものように畑を耕しに向かった。
ところが…
「え、あの、風邪をひいてしまって…」
「あ、それは大変ですね…
お大事にされてください!」
カリーさんに断られ、次の予約者であるマッドさんの所へ行くと…
「いやぁ、悪いけど、今日はいいや。
悪いね!」
と、断られてしまった。
はて?
おかしいな?
しかし、偶然かもしれないし…
と思って歩いていると、向こうから茶色のローブを着た男性がやって来た。
街ではあまり見ない顔だな。
そう思っていると…
「こんにちは、マコトさん。」
彼は俺の名前を呼び、そう挨拶した。
「えーと、知り合いでしたっけ…?」
「いいえ、一方的に存じ上げているだけですよ。
僕はライアです。
ねぇ、僕、この街とても気に入ってしまったんです。」
「は、はぁ…?」
だから、何だ?
「この街で事業を展開したい、とそう思ってまして。」
「事業…?」
「えぇ、そう。
で、さ。
あなたのマヨネーズ屋、とてもユニークで気に入ってしまいましたよ。
どうですか?
僕と勝負しませんか?」
「勝負…?」
「そう。
種目は、1年間の売り上げ勝負。
経営勝負って事ですね、つまり。」
「………」
「あれれ?
怖いのかな?」
「いいよ、やるよ。」
「そうこなくっちゃ!
負けないよ、マコトさん。
あ、畑は僕が貰いましたから。」
そして、ライアは去って行った。
俺はシャロン宅に帰ると、シャロン、リーゼルさんと話をした。
「という訳なんだ。」
「はぁ…
しかし、ライアという若者、一体どうやってマコト君から畑の仕事を奪ったのか…?」
リーゼルさんがいう。
「さぁ…
彼にも何か特殊な能力があるんだろう。
今のところね、俺は土魔法か植物・木魔法辺りじゃ無いか?と予想をつけてるんだけど…」
「なるほど…
勝てる見込みはあるんですか!?」
「無いよ、そんなの。
勝負はやってみなくちゃ分からない。
まぁ、最善は尽くすけどね。」
俺は軽くそう言ったが、心の中では不安が渦巻いていた。
しかし、そうと決まれば動き始めなくては…!
俺は30万エラを握りしめて、ある人物の所へ向かった。
#合成