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#もふテロ
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街に古い木造の家がポツンとあった。割としっかりしていて、広いこの家の持ち主は…
そう、大工のゲンさんだ。
ゲンさんはこの街で唯一スキル『大工』を持っている大工だ。
「こんにちはー!」
俺は玄関の鈴を鳴らす。
「何じゃあ!?」
「あ、マコトと言う…」
「ふん!
お主の名なんぞ、知っておるわ!
何の用じゃ、ちゆうこと!」
「えーと、家を建てて欲しくて…」
「ことわーる!
そんなもん他の奴に頼めばー!?」
ゲンさんは言う。
「あ、これ、しょうもないものですけど…」
俺は焼酎とじゃがマヨをさっと差し出した。
「な、な、何じゃ、この酒は?」
「麦から合成した、麦焼酎ですよ!
めちゃくちゃ美味しいんです!」
「合成…
不思議なスキルを使うと言うのは本当だったか…
まぁ、話くらいは聞いてやろ。」
ゲンさんはさっと焼酎を開けると、そう言った。
「えーと、シャ…」
「シャロン宅じゃろう?」
俺が言い出さないうちにゲンさんは言い当てた。
「そうです。
今のままじゃ、屋根もないし、床もないし。
雨が降ったら、商売だって出来ません。」
「ふぅむ…
ところで、この酒美味いね!」
「もし、シャロン宅を作ってくれたら、あと2本追加で持って来ますよ?」
「よ、よぉし、引き受けようじゃないか!」
「ありがとうございます!
どのくらいでできますか?」
「まぁ、家を建てるの自体は大工スキルですぐだが、材料を集めるのに時間がかかる。
そうじゃねぇ。
1週間はみてくれ。」
「ありがとうございます!
大丈夫です!
マヨネーズ販売も出来るように、オープンキッチンで販売所に直結するように作ってほしいんですけど…」
「お安いご用じゃ。」
「重ねてありがとうございます!」
そして、交渉は成立した。
家は隣の敷地に作られる事になり、俺達は相変わらずボロボロのゴミ置き場で寝泊まりしていた。
あと、少し、あと少しの我慢だ!
♦︎♦︎♦︎
そして、家が完成した。
個室が4部屋あり、俺、シャロン、シャーリーさん、リーゼルさんの部屋だ。
中にはしっかりとしたベッドがあり、ふかふかのマットとシーツが。
勉強机と椅子も完備されている。
リビング・キッチンも素晴らしく、キッチンは外の販売所へつながって居た。
それに、なんたって、トイレと風呂!
最高だぁぁぁ!
「もう、嬉しすぎて…!!!」
シャロンは泣いている。
「ほぉほぉ。
これは素晴らしい。」
リーゼルさんも嬉しそうだ。
こうして、シャロン宅兼マヨネーズ販売所が完成したのだ。
さぁ、マヨネーズ売りまくるぞ!っと!