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※Baumkuchenはまだ終わってないですけど、3080が書きたくなったので。
勇斗side
「柔太朗ってさ、いつから俺のこと意識した?」
何度目か肌を合わせた後。
思いっきりエロいことして頭ん中空っぽになって…
お互いの息遣いしか聞こえない部屋の中。
ベッドに溶け込んでる柔太朗の紅潮した最中に浮かぶほくろを数えていたら
ふと、そんなことが気になった。
🤍「…いつだろ。結構前から特別だったけど…」
思わず顔がニヤける。
ゆっくりこっちを向いた柔太朗はまだ気怠げな表情をしていた。
🤍「…初めて2人でホテルに泊まった時、かな…」
「あー…あったね。
バカ高かった銀座のホテル」
🤍「そう。あの時本当…めちゃくちゃだったよ。
勇ちゃんの言ってること…」
思い出してふふっと柔らかく柔太朗が笑う。
そうだ。
俺も同じ。
あの時、柔太朗を守るって決めたんだった。
ーーーーー5年前。
ちょうどメディアへの露出が増えはじめた頃。
俳優さんや芸人さん、テレビ局の偉い人たちに声を掛けてもらう機会が増えた。
その中で、柔太朗について聞かれることも
度々あって…
純粋だった俺はグループや柔太朗の為になると信じてその都度柔太朗に伝えていた。
実際、柔太朗も喜んでいる様に見えた。
本当にその時は気が付かなかった。
柔太朗のちょっとした変化に。
その日、柔太朗は朝からドラマの撮影か何かでいなくて、ダンスレッスンの合間俺は仁人に呼び出された。
💛「お前さ、良かれと思ってやってんだと思うから言うけど、芸能関係の人に柔太朗を紹介するの控えた方がいい」
「え?なに。どういうこと?」
💛「あいつ最近俺らと仕事してから呼び出されてんだよ」
「…柔太朗が何か言ってた?」
💛「言ってないよ」
「じゃあ何で。困ってるんなら俺に直接…」
不服そうな俺に仁人がため息をつく。
💛「お前マジでわかってないんだな。言わないから問題なんだろ」
「………っ」
💛「あいつは、何かあっても言わないんだよ。お前やグループに迷惑かけるって考えちゃうから」
珍しく真剣な仁人の顔に思わず怯んだ。
💛「俺さ、たまに一緒に来て欲しいって頼まれるんだよ。偉い人との食事の席に」
「…え?」
💛「知らなかっただろ。たぶんそれって柔太朗なりのサインなんだよ」
「なんだよ…それ」
そんなの俺は知らなかった。
無理して俺の顔立てる必要なんてない。
言ってくれたら俺だって…
断れたか…?
楽しい雰囲気に水をさしてまで?
💛「明日20時、銀座の⚪︎×ホテルに行ってみな。俺の言いたいことがわかるよ。
お前は自分の目で確かめた方がいい」
仁人はそう言って肩を叩くと出ていった。
翌日落ち着かない気持ちでホテルに行くと柔太朗がいた。
細身のジャケットとパンツに白のシャツで佇む姿は壁画のようだった。
声をかけた俺を見て目を一瞬見張る。
🤍「あれ、勇ちゃん?」
「お疲れ」
🤍「どうしてここに?」
「仁人の代わりに来た」
🤍「あ、そう、なんだ…」
気まずそうに目を泳がせる柔太朗。
また少し痩せたか?
光の加減もあっていつもより頬がこけて見える。
「柔、おまえ…」
言いかけたタイミングでエレベーターが開き、テレビ番組を何本も持っている大御所芸能人Bが現れた。
柔太朗は伸ばしかけた俺の手をすり抜けてBの元へ駆け寄る。
B「おー柔太朗。久しぶりだな。お前は最近引っ張りだこらしいな」
個室に入るなりBは柔太朗の肩を抱き寄せた。
🤍「や、そんな。Bさんの方がお忙しいじゃないですか」
B「まぁな。…ほら、こっち」
腰に手を回され抱き寄せられると当たり前の様にお酌する柔太朗。
お酒が進むに連れBのボディタッチはどんどん過剰になっていった。
「ホンマにお前はキレイやなぁ。手までキレイやないか」
グラスを置こうとした柔太朗の手を掴みグラスを持ち上げると勢いよく飲み干し、今度は柔太朗の手にこぼれたお酒を味わう。
手首から舌をゆっくり這わせて指の間まで舐めあげると、柔太朗の顔を見ながら指をしゃぶる。
🤍「…っ」
柔太朗の顔が遠目にも引き攣って見えた。
B「お前も飲むか?」
🤍「いえ、俺はまだ飲めなくて…」
Bの腕が腰からお尻に回る。
ビクッと柔太朗の体が跳ねるとBはわざとらしくグラスの中身を柔太朗の胸元にこぼした。
B「おっと…。 シミになると大変だから脱ぎなさい」
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