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⚠️ 捏造注意 ⚠️
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[ in 廊下 ]
雨の降る少し前の夕暮れ。空気は湿っていて、空は灰色がかっていた。
テソンは校舎の渡り廊下にぽつんと立っていた。下校のチャイムはもうとっくに鳴っていて、周囲に人の気配はほとんどない。
👼『……今日も言えなかったな』
胸の中に、誰にも見せられない小さな想いをそっと抱えたまま、彼は何度も深呼吸を繰り返していた。
その時だった。
🔝「……まだいたのか」
低くて、芯のある声が背後から響く。
驚いて振り返ると、タプ先輩が制服のまま、ポケットに手を突っ込んで歩いてきていた。相変わらず無表情に見えるその顔に、どこか柔らかい空気が混じっているのがわかる。
👼「先輩こそ……」
🔝「お前がいなくて気になった。探した」
👼「……僕、そんなに分かりやすいですか」
🔝「うん。わかりやすい」
一歩、また一歩と近づいてきたタプ先輩の距離に、テソンは思わず背中を壁に押しつけた。
夕暮れの光が、彼の睫毛の先を静かに染めていた。
🔝「なあ、少し歩かないか」
そうしてふたりは、校舎の裏手にある中庭へと足を向けた。
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[ in 中庭 ]
人のいない中庭は、いつもの校内とまるで違う場所のようだった。
風が木の枝を揺らし、光のない空から落ちそうな雨の匂いが漂っていた。
🔝「……テソン。お前、俺のこと避けてないか」
その言葉に、テソンの肩がピクリと揺れる。
👼「……避けてないです。でも……怖いんです」
🔝「何が?」
👼「……先輩の気持ちが、嘘だったら、って」
タプ先輩は少しだけ目を細めた。
そして、不意にそっとテソンの手を握った。
手のひらがじんわりと熱くなる。
🔝「俺、嘘はつかない。……特に、お前にだけは」
そう言って、タプ先輩は手を引いた。
そのままテソンの肩に手を回し、ぐっと引き寄せる。
🔝「…触れてもいいか」
👼「……はい」
許可を得たその瞬間、タプの唇がテソンの額にそっと触れた。
優しく、時間をかけて、ゆっくりと。
それは「好き」と「守りたい」と「全部伝えたい」が溶け合ったような、静かなキスだった。
そして、その唇はやがて頬へ、そして口元へと降りてきた。
🔝「目、閉じろ。……怖くないから」
テソンはゆっくりと目を閉じた。
次の瞬間、唇が重なった。
🔝「……チュッ…。」
👼「…んッ…ッ//…」
柔らかくて、熱くて、でもどこか切ないキスだった。
何度も、優しく、丁寧に。
触れ合うたびに、心の距離がすこしずつ埋まっていくのがわかる。
🔝「……好きだ。テソン」
その言葉に、テソンの胸が張り裂けそうになった。
言葉が出なかった。ただ、もう一度、自分からキスを重ねた。
指が制服の袖をつかむ。
鼓動がうるさくて、もう周りの音なんて何も聞こえなかった。
👼「……僕も、好きです。先輩の全部が、好きです」
その言葉に、タプはテソンの頭を優しく撫でた。
🐼sid
[ in コンビニ ]
そのころ、裏道のコンビニから戻ってきたスンリは、偶然、塀の影で立っていたジヨン先輩に出会った。
🐼「……待ってたんですか?」
🐉「うん。スンリがどの道使うか、多分こっちだと思って」
🐼「ほんと……先輩、ちょっと怖いです。」
🐉「でも、それでも嫌じゃないんだろ?」
スンリは黙っていた。
ジヨン先輩はゆっくりと歩み寄り、彼の目線に合わせてしゃがむ。
🐉「俺、誰かのこと、こんなに好きになったの初めて。……だから、わかんないんだ。どうしたらいいか」
🐼「……それ、本気で言ってます?」
🐉「本気じゃなかったら、キスなんてしない」
そう言って、ジヨン先輩はスンリの手を取る。
そして、その手の甲にゆっくりと口づけた。
🐉「……ほんとは、口にしたい。でも、今日のスンリの顔、なんか逃げそうだったから……」
🐼「……ずるいですね。そういうの」
スンリは目をそらしながらも、その手を引かなかった。
鼓動が速すぎて、まるで自分のじゃないみたいだった。
☀️sid
そして、そんなふたりの姿を、偶然にもヨンベが見ていた。
誰にも気づかれないよう、離れた場所からそっと視線を向けていた。
☀️『……そういうこと、だったのか』
その顔には、少しだけ寂しそうな、でも優しい表情が浮かんでいた。
夜の空がゆっくりと、濃い灰色に染まっていく。
止まっていた感情が、少しずつ動き出した日。
ひとつのキスが、誰かの心を震わせた。
そして、それを“見てしまった人間”の心にも、また新たな波が生まれようとしていた……。
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続く…。
(主)「キスシーンが出てきましたね!!!!」
(主)「グ腐腐腐腐w」
(主)「では、また!!」
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コメント
4件
見るの遅くなってしまった、、、😭 今回も最高に面白かったです‼️😻💗 キスシーンとか私苦手なのでたいやきさんの書くキスシーン上手すぎて憧れます!
キスぅぅぅ🥲🥲🥲🥲( いやマジで尊いですありがとうございます😭