テラーノベル
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俺の名前は村上 大我。
俺には秘密がある。
どこにいても何をしていても、
口の中に食べ物や噛めるものがないと
どうしても落ち着かないことだ。
幼い頃からおしゃぶりを咥えたり、
色んな食べ物を食べたり、
何かと口周辺に関わる事が多かった。
保育園や小学校に入れば
普通は自然とおしゃぶりやガーゼなんかは取れるものだが、俺はそうにも行かず。
小学校までおしゃぶりを咥えて学校に通っていた。
そんなある日小学校でクラスメイトの男の子に言われた。
「なんでお前おしゃぶりしてんの?」
僕は、「これがないと落ち着かないんだ」と答えたが、小学生の男児にはおかしく見えた様で
「みんなー!こいつおしゃぶりしてるぜ!気持ちわりぃー!!」
と大声でばらし始めた。
それがトラウマで俺は小学校に行かず、中学校は別の地域の中学校に入り、高校まで上がった。
あれからあの癖は直ったのかって?
全く直っていない。逆に直ると思ったのか?
あれから学校に通っていないが故に更におしゃぶりを咥える時間が増え悪化した。
これが俺の秘密。
コメント
1件
うわ、これは…読んでて胸がぎゅっとなりました。おしゃぶりがないと落ち着かないっていう“秘密”、誰にでもある小さな癖やこだわりが、たまたま可視化される形で出ちゃっただけで、それでクラス中に笑われて不登校になるなんて。しかも直るどころか悪化したっていうのが、本当にやりきれない。この「口に何かがないと落ち着かない」っていう身体感覚の描写、すごくリアルで、主人公の孤独がひしひし伝わってきました。今後の展開、気になります。