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私が小学生のときの友人のことをふと思い出したので書いてみます。
もう20年程も昔のことなので記憶が曖昧ですがご容赦ください。
ある日その友人と遊んでいたときに、彼女は急に自分が重い病気を抱えていることを打ち明けてきました。もうすぐ死ぬかもしれないというようなことも言っていたような気がします。
私はそれを信じませんでした。
だってそれまで頻繁に遊んでいてそんな素振りを見せたこともなかったのです。通院していたり服薬していたりということも聞いたことがなかったのです。信じろと言う方が無理な話です。
私が適当な相槌を打っていると、彼女は私の態度に文句を言ってきました。
どんなやり取りをしたか覚えていませんが、その後彼女は胸を押さえて苦しんでみせました。
余計に真実味がありません。
いつ発作が起きてもおかしくないような病気なら、彼女がいるべき場所は病院か自宅か、少なくとも私の家で遊んでいる場合ではないはずです。
その後のことは覚えていませんが、特に救急車を呼んだり彼女が入院したりということはなく、翌日以降も普通に遊んでいたと思います。
最後に会ったのは大学1年の夏頃でしたが、相変わらず元気でした。
彼女はあの時どういう意図であんなことを言ったのでしょうか。
きっと心配してほしかったのだろうなというのは分かりますが、丁度良い加減の心配をできるほど当時の私は人間ができていませんでした。
今も正解の対応ができる気はしません。
今彼女は元気にしているでしょうか。
上記以外にも、今振り返ってみると、彼女は所謂「キッズ」と呼ばれる子達と同種の子供だったように思います。
当時テラーのようなサービスがなくて良かったなあ。
【9/2 20:10頃修正】
最後の蛇足を書き換えました。
ちなみに某氏については私の友人よりは嘘が上手いと思います。