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鳥…フクロウ…人間…
切り取られた綺麗な銀色の羽
叫び声…
か細い息の音…
鮮やかな赤い血…
大都市エリヴィ 東区 オクタ邸にて
「オクタ。この子をよろしく頼む。」
「はぁ…。大祭司様は…。」
白髪混じりの頭をした牧師の格好をした男性は、ため息をついた。
「いいだろう?私の頼みが聞けないのか?」
「いや…そうではないが…。全く…昔らから変わらない…」
「わかった。」
男性 オクタさんは承諾した
「じぁ。よろしく頼む!!」
そう言って、フィナさんは去っていった
「まぁ…中に入ってくれ」
オクタ邸 食堂にて
「私はオクタだ。牧師をやっている者だ。」
「八雲ソラです。よろしくお願いします」
「うちの大祭司がすまんな。」
「いえ。大丈夫ですよ。まぁ…正直のところ驚いてますが…」
教室で寝ていたら、ここに飛ばされていたし…
で、人助けって…
「まぁ…驚くのは間違いないなぁ…。元の世界に戻るまでは、ここでゆっくりしてくれ。」
「二人で住むよりは少々広いからな。それに賑やかの方がいい。」
二人…?
「オクタさん。紅茶いれてきました。」
奥からティーカップとポットが乗ったお盆を持った銀色の短髪をした淡い藍色の浴衣を来た青年がきた
「あぁ。ありがとう。」
「こちらは…」
「彼女は八雲ソラ。大祭司の親族なんだ。」
「大祭司様の!!コウと言います。」
「よろしくお願いします!」
私…フィナさんの親族設定なんだ…
まぁ…別の世界から来ました!とかいったら…怖いしね…
「外の国からきたそうで、泊まる所がないからと、私が任されたんだ」
「そうなんですね。」
コウさんはそううなずいた。
「そうだ!!この前ケーキ買ったので、お出ししますね!!」
奥に走っていくコウさん。
元気だなぁ…
その間、オクタさんからこの都市について、聞いた。
ここは、大都市エリヴィ
魔法が発達している都市だそう。
外の国には魔法が発達していない場所もあるらしい。
名前に大都市とついている通り、結構大きい都市なんだとか
そして、東西南北に地区が分けられているそう
ここ、東区は来た感じ和洋中が混ざっている場所みたいだ。
北区にはこの都市をおさめている女王様がいるとか。
すごいなぁ…。
でも思ったより大きな都市って…
迷子になりそうで心配だな…
その時、厨房の方で物音が響いた