ガラガラガラ
カルドは2日連続でズル休みはダメだし、逃げてばかりじゃ何も変わらないと母に言われて学校に来た。
「…おはよう」
「お、カルド!おはよう。昨日は休んでたけど大丈夫だったのか?」
「うん…まぁ、」
「そうか、なら…レナトスをどうにかしてくれ」
「え?」
次の日、カルドが学校に行くと1年の頃から同じクラスのモブ1(名前雑いのごめんね)が話し掛けてきた。
「えっと…ごめん。どうゆう事?」
「それが…」
モブ1が言うにはレナトスは昨日からずっと暇さえあれば机に突っ伏して何かブツブツ言っていて話し掛けようものなら殺される勢いらしい。
だからって、どうして俺に話がくるんだ。
「それは…あれだよ、あれ」
「何オレオレ詐欺みたいに喋ってないでちゃんと説明して」
「えーと、あ!ほら、カルドはレナトスと仲良いだろ!だから何とかしてくんねーかなって」
「いや、俺よりもモブ1のほうが仲良いでしょ。他に何か理由があるだろ」
モブ1(そんな事言われても、レナトスがカルドの名前呼んでたからとか言えねーよ!!この事に関してはほんとに触れたくないんだよ!!!)
「いいから早くレナトスの所に行ってくれ…」
俺は仕方なくレナトスの机に行った。
正直言ってあの事件から気まずいからあんまり喋りたくない。それに、どう接すればいいかも分からない。
「…レナt「カルド!!」」
レナトスはカルドが話し掛けた途端飛び起きた。…さっきまでのアレは何だったんだろう。
「えっ…と、レナトス…」
「なんだ?」
「さっきモブ1にレナトスの様子が可笑しいって言われたんだけど…、どうしたの?」
「へ?…あー…えーと、あれ…は、」
「あれは?何」
「…」
無言のままのレナトスにカルドは苛立ちが募っていくばかりだった。
「レナトス」
カルド本人ですらこんな声出るんだと驚くくらいの低い声でいった。それにレナトスは耐えきれなくなったのだろう。大人しく寝不足だったと白状した。
「レナトス」
「…ハイ」
「君は自分の体調管理も出来ないの?」
「……」
「出来るよね?」
「…デキマス」
「そうだよね?なのに小学生みたいに自分の体調管理も出来ずに寝不足になって、他の人に迷惑掛けたんだ?」
「……ハイ、ソノトオリデス」
「人だから体調を崩す時はあるのは分かるよ。で・も・ね、他の人に迷惑掛けるのは違うでしょ?」
「…ハイ」
「寝不足なら寝不足で親や先生に言うなりせれば良かったよね?」
「…ハイ」
「どうしてしなかったの?」
「…イウホドデモナイカトオモッテ」
「フーン。それで君は殺気を振り撒いて他の人を怖がらせてたんだ?」
「……ハイ」
「他の人がどれ程怖がってたか知ってる?」
「……イイエ」
「怖くて話し掛けられなくて俺に助けを求める程だよ?」
「……」
「それだと必要な連絡とかも出来ないでしょ?」
「……ハイ」
「それで困るのは君なんだよ?」
「…ハイ、オッシャルトオリデス」
「…ハー。反省したなら今度から他の人を頼りなよ」
「…ハイ」
「じゃ、レナトスも反省したみたいだし、先生に呼ばれてるから俺はちょっと先生の所に行ってくる」
カルドはさっきまでの怖い雰囲気から一転いつもの無表情に戻った。
「あ、あと、レナトスはこの後保健室行きなよ」
「…ハイ」
なんだかんだ言ってレナトスの事を心配していたカルドだった。
レナトス+モブ(怖!!)
ちなみに、この後クラスには【カルドを怒らせるな】という鉄の掟が作られた。
つづく
あとがき
…これをどうやって終わらせようか。終わる未来が見えない。他のスリーズもだけどどうやって終わらせるか決めてないんだよな。どうしよう…。ちょっといい感じに終わらせられるように頑張ります!
では、次回また会いましょう
ヽ(・∀・)バイバーイ
コメント
3件
続きを全裸待機_( ˙꒳˙ _ )チョコン
やばい続きが楽しみすぎて体が暴れてるぜ☆