久しぶり
日津花
「あの、えっと」
敦
「敦でいいよ?どうしたの?」
日津花
「異能力者なんですよね。太宰さんは〈人間失格〉という異能力者だと言ってたんですけど、敦君はなんて言う異能力者何ですか?」
敦
「僕は〈月下獣〉と言って、獰猛な虎に変身する異能力者なんだ〜」
日津花
「ソウナンデスn」
グサッ
敦
「ガハッ」
日津花
「え………?」
??
「久しぶりだなぁ…」
「我が妹よ」
「君も死んだのかい?」
日津花
「あ、あぁ……」
そこには先月亡くなったはずの…
兄がいた。
敦
「い、妹……?」
「日津花ちゃんってお兄ちゃんいたの?」
日津花
「い、いや……死んだ…はず」
敦
「?」
??
「生まれ変わり、と言おうか」
??
「僕は孤見栄 里津(りつ)」
里津
「そこの少年!名は?」
敦
「中島 敦だ。」
里津
「敦か、君は何の異能力者?」
敦
「虎だ…」
里津
「僕はね…短刀を操る異能力者なんだ。」
「何故短刀かわかる?日津花。」
日津花
「……〈短刀のような僕達の家族〉」
「短刀のように反りがない家族のお話。」
里津
「せいかーい☆」
敦
「じゃあ最近現れた短刀の異能力者って……」
里津
「多分俺の事〜」
里津
「日津花〜?君も異能力使えるんじゃないか?」
敦
「日津花ちゃんはただの人間d」
「ガハッ」
里津
「今、日津花に質問してるの!邪魔!」
「先に処分しよっか…」
敦
「日津花ちゃん、危ないから下がっててね。」
異能力?自分が?
確かに自分も小説家。
いや、使えるわけない。
このまま見てるしか出来ないんだ。
日津花
「?!」
敦くんより兄ちゃんの方が圧倒的に強い。
でも、彼は戦い続けてる。
敦
「日津花ちゃんを……殺すわけに…いかない」
今日会ったばかりなのに、、
優しい人だな………
次回 短刀のような僕達の家族。
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