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翌朝

中也「おいこら、起きろ!!」

むう「ぁん…?」

むう「っは!!」

急に起き上がるむうに、びびる中也。

中也「急に起きてくんな…。怖ぇだろ。」

むう「え、9歳相手にびびってんの?22歳が??」

中也「だぁぁ!!もう!!早く朝ご飯食べてこい!!」

むう「理不尽!!」

ベッドから無理矢理落とされ、仕方なく階段を下りる。今日も任務、明日も任務、明後日も、これからずっと。太宰に言われた事が頭に浮かんできた。

「君に殺しは向いていない。」

そうかもしれん。でも、精神的には向いていなくても、技術は向いている。ならば、殺しをして生きる権利を与えられたなら、殺しでもいいのではないか?と思う。

むう「…太宰は何がいいたいのだろうか。」

分からない。あの表情、落ち着いた、安心できる声。でも、中也とは違う。

むう「分からぬ…。」

考えていては時間の無駄だと思ったので、とりあえず朝ご飯を食べることにした。



むう「中也ぁ。」

中也「あん?なんだよ。」

まだ眠気が残っているので、中也に手を引いてもらって移動中。やっぱり、太宰とは違う安心だ。何が違うのかはよく分からない。でも、中也と一緒にいたら、何でもできる気がする。まぁ、いいか。

むう「昨日、太宰に私に殺しは向いてないって言われたのだが。」

中也「はぁ?んな事気にしてんのか?」

むう「気にしてる…というか。向いてないのかもなっていう…。」

どう説明すれば良いのか、私では分からん…。中也は少し考えた後、私の頭を撫でてくれた。

中也「俺がどうって言う事じゃねぇけど、お前の好きなように生きればいいと思うぜ。人生なんだからよ。」

むう「人生ね…。」

当たり前のように過ぎていくこの日々が、私たちポートマフィアにとっては死ぬかもしれない1日。怖い。でも、殺し以外で生きてきた事がない。太宰の所に行く勇気もない。

私は一生、中也と相棒でありたい。

それ以上でも、それ以下でもなく。

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