愛していいですか？

若いラウールに手を出して、違えた道を歩かせているのは渡辺。と言われるだろう。不安になった。

ラウールに身を引くからと言ってみたが、ラウールが自分の意思で渡辺を好きになった、離さないと言う。2人でいっぱい泣いた。

ラウールは、相当の覚悟をしてると目黒が言う。だから？それで乗り切れるような楽な道じゃない。

ラウールがもっと大人になって、気が変わってもいい、もし、このまま渡辺を好きでいるなら、とことん愛する気持ちはある。

渡辺ー今も、好きだけど、ラウが大人になって、まだ俺を好きならもっと深く愛すると思う。

目黒ーもうすぐ誕生日だね。

渡辺ーん、誕生日がこんなに嬉しいの初めて。

目黒ーどこか行くの？

渡辺ーううん、ラウの家でゆっくりする。

目黒ー俺も、ちょっと顔出していい？

渡辺ーん。ラウも喜ぶんじゃない？憧れのお前が来たら。

目黒ーいや、2人きりの邪魔するから怒るかも（笑）

渡辺ーふふふ。

大人と、子供の間を行ったり来たりのラウール。その度に渡辺は不安になる。何度もこれでいいのか悩む。ラウールは、渡辺が好き、幾つになっても好きと言う。

生配信をする度、思い出す。

緊張して告白してきたラウールのこと。子供だと思っていたのに、いつの間にか「恋」をしていた。

しかも、相手は自分。一応悩んだけど、軽いノリで付き合ってみるか？と言った。

渡辺は頭を抱える。自分のせいで道を違えた。

いまさら、こんなはずじゃなかった。別れようとも言えない。

ラウールを可愛いと、思う時代は過ぎた。今は大人っぽくなって男の子というより、男という感じ。

もちろん、そうなってもらわないと困る。子供と恋愛するつもりはない。

渡辺ーラウ、無理してない？

ラウー何を？

渡辺ー一緒にいるために、無理に大人っぽくしてない？

ラウーふふふ、大丈夫、無理してない。今が俺。翔太を好きな俺。

渡辺ー国立で思ったけど、ラウのソロから、Grandeurまで凄いな。

ラウー俺？

渡辺ーん、カッコいい。

ラウー翔太！嬉しい！

渡辺ー痛い、抱き潰すな！

着替えながら、ラウールのソロを見て、あの腕に抱かれてるとふと思ってちょっと赤くなった。

慌てて周りを見渡した。それくらいラウールは大人っぽく見えて、ライブ中だぞ！と思った。

ラウー翔太のソロ、可愛いよね。

渡辺ー殴るぞ、可愛いは求めてない！

ラウー俺がバックに付きたかった。でも、だてさん凄いよ。面白い。

渡辺ー笑ったな。

話がふと途切れたときにキスをする。抱きしめられて、嬉しいと思う渡辺。

ラウールの誕生日は嬉しいが、半年もしないうちに自分も１つ歳を取る。永遠に縮まらない2人の歳の差。

ラウー翔太、何考えてる？

渡辺ーいつまで経っても、歳の差は縮まらないなと。

ラウーそんな、心配しないで。ちゃんと中身が大人になる。

渡辺ーラウ・・。

ラウーいい？

渡辺ーん。

渡辺ーゆっくりな。

ラウー翔太、ずっとずっと好き。

渡辺ーラウ・・あぁ・・はぁ・・。

渡辺ーいい・・早く・・きて・・。

ラウーゆっくりゆっくりね。

渡辺ー焦ったい・・はぁはぁ・・。

渡辺ーいい・・上になる。

ラウー翔太、大丈夫だってば。

渡辺ー俺がしたいんだ・・あぁ・・いい・・。

渡辺ーラウ・・突いて・・奥・・疼く・・はぁはぁ・・。

渡辺ーいい・・いい・・そこ・・あたる・・あっ・・あっ・・くる・・ラウ・・くる・・はぁはぁ・・。

ラウーイキそう？

渡辺ーんっんっ・・イク・・イク・・ラウ・・イク・・はぁはぁ・・はぁ・・はぁ・・。

ラウー翔太、綺麗・・。

抱き合ってキス、何度もラウールがキスをする。苦しくて渡辺は首を振る。それでもラウールはキスをする。渡辺が意識を飛ばした。

ラウー翔太・・。

渡辺を離さず抱きしめている。渡辺が不安に思うことがないように、早く大人になりたいラウールだった。