いいね2千越えありがたき幸せ…!!!
ありがとうございます!!!
深夜ですが書いていきます✌🏻´-
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
玄関の鍵がカチャリと回った。
【ただいま。】
龍馬さんの低い声。
ソファーの上で膝を抱えていた僕は、慌てて立ち上がって龍馬さんを出迎えた。
心臓がドクンと跳ねる、
〖お、おかえりなさい…〗
【おう、…どうしたん?】
龍馬さんが靴を脱ぎながら、じっと僕の顔を見つめる。
いつもなら笑って”おかえりなさい”と返すのに、今日は目を逸らす。
【なんか様子おかしない?】
〖い、いえ!別に…〗
【…嘘やな。】
龍馬さんは部屋に上がり、ジャケットを椅子にかけた。
【誰か来てたん?】
肩がビクッと跳ねた。
〖な、、なんで…〗
【タバコの匂い、俺のとちゃう。】
〖っ、、〗
(やっぱり龍馬さん、鋭い…)
〖げ、、玄人さんが……来ました…〗
その名前を言った瞬間、龍馬さんの顔が怖くなった。
〖…っご、ごめんなさい、〗
【…あいつが?】
〖は、はい…で、でも別に何もされてません、!〗
【ほんまか?】
龍馬さんの声が低く落ち、 慌てて手を振った。
〖ほ、ほんとです…!ただ話しただけです!……す、、少し、…相談…、?をして…〗
【相談?】
ゆっくりと龍馬さんが近づいてくる。
【…何を相談したんや。】
〖えっ、、と、…龍馬さんが、、少し、遠い、といいますか、、その…〗
言葉が出なくて、沈黙してしまう。
時間が止まったみたいだ
龍馬さんの瞳が僅かに揺れた。
【…悪い。】
〖……へ、?〗
龍馬さんはふっと笑った。
けれど、その笑みはどこか…苦しそうだった。
【陸、 】
【俺が遠いんちゃう。陸 、お前が近くなりすぎたんや……】
龍馬さんの言葉の意味が、すぐには理解できなくて、言葉が出なかった。
【俺は……お前にあんま優しくしたらあかんねん、それがどんな意味持つか、もう…わかっとるから…】
〖意味…?〗
思わず問い返した
【…なんでもない。
悪い…忘れてくれ、…今日は寝ろ、】
それだけで、会話は終わってしまった。
背を向けたまま、竜馬さんは部屋を出ていく。
ドアが閉まる音が、やけに重く感じた。
──どうして、そんな顔をしたんだろう。
怒ってたわけじゃない、
泣きそうな顔に見えた。
胸の奥がじんじんと熱い、
息をするたびに苦しくて、痛い。
(僕が近くなりすぎたから…?)
(それって…どうゆう意味なんですか…)
頭の中で、何度も同じ言葉がぐるぐる回る。
“近くなりすぎた“って
僕が…そばにいちゃダメってこと、?
気づいたら目の奥が熱くなっていた。
〖…どうして……〗
小さく声が漏れた。
龍馬さんに触れられると、怖くない。
むしろ安心する…
笑ってくれると嬉しいのに…
それだけで、胸がいっぱいになるのに…
──それなのに。
〖……僕じゃ、ダメなんですか…〗
誰もいない部屋で呟いた言葉は、
すぐに空気に溶けて消えてった。
涙が1滴、シャツの袖に落ちた。
窓の外では、風邪が木々を揺らしていた。
龍馬さんのいる部屋の明かりが、
ドアの隙間から、ぼんやりと漏れている。
その光を見るだけで、少し心が落ち着いた
でも、同時にどうしようもない寂しさが押し寄せてくる。
(僕は、拾われただけの子だから_)
(優しくされただけの存在だから_)
そう思おうとした。
けれど、胸の奥で別の声が囁いた。
(違う。僕はあの人に、
“好き”になって欲しいんだ…)
気づいた瞬間、息が止まった。
心臓の音が、どんどん大きくなっていく。
涙を拭って、深呼吸をした
でもどれだけ深呼吸をしても、
胸の痛みは消えなかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
朝方、 陸はソファーで眠ってしまった。
カーテンの隙間から差し込む光の中で、
龍馬さんがそっと部屋に戻ってきて、
毛布をかけてくれたことには、気づかなかった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
はい!!16話終わりです!!疲れました…🙄
何気に1番頑張ったかもしれない。
龍馬さんめ、ツンデレがよぉぉ!
さっさと思い伝えろよー!!
(自分で書いてます)
コメント
2件
す、すれ違いが……🥹お互いのこと思ってるからどっちも悪くないよ~…!!!あと2000いいねおめでとうございます🫶🏻久しぶりの更新ありがたい…!しんどかったら全然月一とかでも大丈夫ですかならね…!!