うたた寝

「…シン…」

「………」

「何してんだよ…」

「後ろから湊さんを抱きしめてます…」

「………」

「………」

「…で………どこ触ってんだ？」

「シャツの裾から肌が見えたので…」

「………」

「………」

「今すぐ………シャツの中に入れてる手を出せっ！」

「湊さんの中…温かくて気持ちいい…」

「ばっ…他人が聞いたら誤解するような発言すんなっ！」

「抱き心地…さい…こう…」

「やっ…め…」

「…赤くなってる……」

「耳元で囁くなっ！……ってか離れろ！」

「イヤです…」

「ここは俺の職場！仕事中に変な事すんじゃねー！」

「仕事中なのに寝ている湊さんが悪い」

「うるせぇ〜！今すぐ離れないと今晩の飯抜きにすんぞ！！」

「ごめん湊さん。湊さんの作ったご飯食べたいです！」

「正直でよろしい」

「でも、これだけ……」

「んぁっ……っ」

「湊さんの首（ここ）…エロ過ぎ……」

「ぅおおおぃ！このっクソガキっ！」

「湊さんが悪いんですよ…無防備過ぎ…」

「は〜いっ！シンちゃん1ヶ月間湊さんの手料理なしっ！！」

「ごめんって湊さん！今すぐ離れるから！」

「ったくお前は……場所を考えろっ…」

「湊さんが作ったご飯食べてもいいですか……？」

「……その…上目遣い……卑怯だぞ……」

「ついでに湊さんも……」

「んっ？…ついで。とはなんだ？！」

「じゃ湊さんを食べてからついでに湊さんの作ったご飯を…」

「……シンちゃん…湊さんだんだんわけわからなくなってきたわ…………」

【あとがき】

祝！投稿約1ヶ月記念作♪

フォロワー様も50人超えなんて…

これって夢じゃないですよね？（笑）

ちょこっとお知らせ…

前作の　真夜中の探偵　が作者の予想の遥か上を行く　いいね♪　をいただきまして…ありがとうございます（泣）

しかし、何度も読み返して辻褄が合わない箇所を少し訂正させて頂きました。

既に読んでくださった方もよろしければ再度読み返して頂けますと嬉しいです✨

それでは、また次回作でお会いできますように…

月乃水萌