テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
474
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ヴィラン軸の伊波と緋八のお話
(急展開)(最後は緋八もヴィラン側になる)
ライが堕ちてからどれくらいが経ったのだろう。オリエンスとディティカが本部に集められたかと思えば、いきなり伊波ライがヴィランになったと伝えられた。正直今でも信じていないが、ディティカや本部の人間達の雰囲気からして嘘ではないことがわかった。
伝えられてからというもの、俺は全てにおいて無気力になっていった。ヒーロー活動や市民との交流、食事でさえもままならなかった。
『ライ……』
そうポツリと呟いても、いつもの明るい声は聞こえてこなかった。
寂しい
そんな感情だけが空っぽの俺の中に残った。
そんな暗い雰囲気とは比例しない程、明るいチャイムの音が鳴った
『だれぇ…?』
少しふらつきながら玄関へと向かうと、ガチャリと扉が開いた
「あれ。開いてんじゃん」
『らい…?』
目の前には俺の相方で大好きな男が居た。
だが俺の知っているライとは違って、黄緑色のメッシュは赤く染まり、ハイライトの無い真っ黒な目だった。
「マナ〜、会いに来たよ」
『会いに来たよって…お前っ…』
俺のことをみて優しく微笑むライを前に、言葉が止まった。ヒーローならばここでライを捕獲しなければならないだろう。しかし今の俺にはそんな思考はなかった。
「堕ちたのに何でって顔してるね?」
『っ……』
「俺さ、マナが好きなんだよね」
『は…??』
「だからマナだけは守んないとって思って今日はここに来たの」
『っ意味わからんこと言うなや!!何??俺だけは守んないとって!』
「そのままの意味だよ。」
そう言いながらライはこちらに手を近付けてきた。”逃げなければ”俺の本能がそう言っている。
俺はライの手を叩き、ライと扉の間に開いた僅かな隙間から外へ逃げた。
「鬼ごっこか〜…残念。」
俺はひたすら走った。遠く、なるべくライから離れられるように。
街を抜け、人混みを抜け、目的地もわからずひたすら走った。
もうどれ程走ったかもわからない。自分が何処にいるのかもわからない。荒い呼吸を整えながらこの後のことについて考えた。
オリエンスのアジトへ行くのが手っ取り早いだろうが、生憎ここからどうやってアジトへ行くのかもわからないし、逃げ込んだところでどうやって説明すれば良いのかもわからない。”ライが家に来た”なんて言ってしまったらヒーロー本部の人間が動き出すだろう。
『俺はどうすればええねん……』
ライの事は傷付けたくない。だけどヒーローとしてアイツを止めなければいけない。
どれだけ考えても結果は出ない。
「やっと見つけた。」
『は…?』
追いつかれた。どうやって?どうしてここがわかった?もう容量オーバーな頭にさらに思考することを強いられた
「もうマナは何も考えなくて良いんだよ、何もしなくて良い。後は全部俺がやるから」
ライは俺を優しく抱きしめると頭を撫でながらそう言った。
『らぃ…?』
駄目だ、流されるな。コイツは言葉の使い方が上手いのだから、俺を上手い事ひっくるめようとしているだけ。
『っ…でも…あかんよ…』
俺はライの事を突き飛ばした。
己の感情に必死に蓋をした。
「痛いなぁ…、まぁ仕方ないよね」
『ライ…もう辞めよ?今ならまだ間に合うって…』
「ごめんね、もう決断しちゃったからさ。マナには悪いけど大人しくしてて」
ライは俺の頬を撫でながら、俺に目隠しをつけて姫抱きし、何処かへと向かい始めた
『ライっ!!待って!!』
「マナ。」
ライの聞いたことのないほど低く、圧のある声を前に、抵抗することが無駄だと悟った
ぽふっと恐らくベットの上に降ろされ、そのまま押し倒された。
『…?らぃ…?』
「んー?なぁに?マナ」
『ここどこっ…なぁ…こわぃっ…』
「んは。可愛いね?マナ」
そんな言葉を溢しながらライは俺を抱きしめ、呟いた
「ね、マナ?ここでずーっと大人しくしててくれる?俺のお願い」
『そんなんっ…無理やって…俺ヒーローやし…ライは…ヴィランやし…』
「……そっか。」
明らかに残念そうな声色だな…とか思っていると、柔らかい唇に口を塞がれた
『ん゛っ!?!?』
困惑している俺を無視して、舌が侵入してくると、くちゅくちゅと卑猥な音をたてながら口内を犯された
『ん゛っ゛…らっ…』
息を吸おうとライの体を押してみても、邪魔だと言わんばかりに手を掴まれ、ベットに押し付けられてしまった
流石に息が持たずライの唇をガリっと噛んでしまった。
「ん…痛いなぁ」
『っは…っは…らいっ…やめぇやっ…』
「やめないよ。マナがわかってくれるまではね。」
『や゛だっ♡♡らぃ゛っ♡♡、やめてや゛っ♡♡』
「だから言ったでしょ?マナがわかってくれるまでは辞めないって」
『む゛ぃ゛っ♡♡はぅっ♡、ィ゛っ〜〜〜♡♡♡』
『も゛っ♡♡らめ゛っ♡♡、イ゛きたくなっ゛♡♡』
『ん゛ぅ゛っ♡♡ぁ゛っ♡♡//』
『やゃ゛っ♡ぁ゛う゛っ♡♡、っ゛♡♡』
身体に力が入らず、ライにお尻を突き出すような体制になれば、ライは迷わず俺の奥を突いてくる。それが気持ち良すぎて頭が壊れそうだった
「マナー?中に出すよ?」
『ゃ゛っ♡♡だめ゛っ♡♡、らぃ゛っ♡ ぁ゛っ゛〜〜〜♡♡♡♡』
中に出されたのと同時に何十回目かの絶頂を迎え、そのまま意識を手放した。
目を覚まし、辺りを見渡せば、横にはライが居た。離れてほしくないとでも言いたいのか、ライは俺の腰にガッチリと抱きついていた。
『ライ…』
少し掠れた声で名前を呼びながら髪を撫でてやると、ライはもぞもぞと動き、再び俺に抱きついた。
いきなりあんな事をされても嫌じゃなかった。寧ろ少し嬉しかった。今まで考えてすらいなかったが、恐らく俺もライと同じ感情をライに対して持っていたのだと思う。
きっと俺がライの立場だったら同じ事をするだろう。
ヒーローを辞めてもライと一緒に居たい。離れたくない。
俺もライを守りたい。
『ライ、起きて…』
「ん゛…マナ…?」
『そ。少しお話しようや』
マナ君が居なくなって数週間が経った。
デバイスの情報から位置を探ろうにも反応は無いし、連絡を入れても返事が返ってくる事は無かった。
なのに、
なんで今、俺の目の前にはマナ君が居るんだ。
『テツ〜久しぶりやなぁ?』
[マナ君!!今までいったい何してたの!!]
『んー?まぁ…色々?』
[そっちにいるって事は…マナ君も堕ちたんだね?]
『ん。』
[なんでっ… ]
『秘密♡』
[だぁー!!もう!!良いよ負かした後に聞くから!!]
『楽しみにしとくわ笑』
わかりにくい終わり方になってしまったので補足▶︎緋八は伊波に自分も一緒に堕ちる事を交渉、なんやかんやで伊波が丸められて承諾。緋八の変身デバイスを伊波が改造して、ヒーロー本部からの干渉を出来なくした。
両思い・共依存end