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「情報部隊から報告が来ました
Lv5に上がったそうです」
「そっか」
車に乗り安堵はあるが安心もできない状況
車内は重い空気に襲われていた
キルアはアルアにどこから聞けばいいのかと
迷ってる様子だった
アルカは疲れたのかぼんやりしていた
「アルア様頑張りましたね」
「え?」
静かな車内
そんな時ふと優しい声でそういうのはアンナ
アンナはどこか遠くを見ているような
3ヶ月アルアになって気づいたことを
頭に浮かべる
「私なら逃げてしまいます」
「目を逸らしてしまいす」
「だって家族以外にも アルア様を信じ笑いかけてくれる人はいるのに」
「それでも家族を助けたい 家族だから助けたいと頑張るアルア様に私は尊敬します」
その言葉に返事は帰ってこない
ただアルアの鼻を啜っている音だけ
「自分を疑わないでください 」
「アルア様はつよいです」
ララシアはアルアが鼻を啜る音を聞きながら
目を閉じていた
「後1時間ほどで病院に到着します」
日は登り朝日がまぶしい
キルア、アルア、アルカは子供らしく寝ていて
ララシアとアンナは見守っている
そして車内はとても落ち着いていた
「アンナ
どうしてあの様な事をアルア様に仰ったの?」
ふっと出てきた言葉
「ただアルア様にはご自身を疑うことをして欲しくなかっただけよ」
「アルア様は
きっと愛されたかっただけだと思うの」
その言葉でララシアは唾を飲む
彼女もまた家族から愛されなかった1人だから
「愛されるためなら何でもしたのよきっと
でも無数にある壁に邪魔されてしまった」
「そんな時アルア様は行き場の無い愛を
他人に躊躇なく与えたんでしょう」
「そして再び家族に目を向けている
その凄さはララシアが1番分かっているでしょ?」
ララシアは大貴族アテナ家の令嬢として生まれずっと社交界の花として降臨していた
皆彼女を羨ましい存在としてみていた
同時に妬みの対象でもあった
ララシアには1人の兄がいて後継者として決定していた。 だからこそララシアは兄の引き立て役に過ぎなかった。
だからこそ見た目には厳しく1kgでも増えると
外出を禁じられるほどであった
そんな時彼女は思った
自分を心から求めてくれる方はいないことを
きっと私が死んでも家族はそれを悲しむふりをして社交界で同情を集め優位に動く
そんな時ララシアを救ったのが
前公爵である。フラン=ハデス
彼は特殊な念能力を見通し彼女を迎えた
そして彼女は居場所を見つけた
しかし居場所に背を向け家族に向き合うことはできず家出少女として生きていた
「アルア様きっと私達に背中を向けただけじゃなくて背中を預けてくだっさたのよ」
背中を預けてくださった
その表現はとても美しかった
「奥様らしいわね」
彼女の表情はいつも通りの淑女の表情
しかし彼女の目は真っ直ぐ向いていた
「そうね。
私達の命をかけても守りましょう」
「えぇもちろんですわ」
__イルミヒソカ監視役他3名の視点
「ヨハネ良くアルウェンの相手できるよね」
「まあ彼は面倒見が良いからね」
「それにしてもだろ。俺はあいつが不気味だ」
「まあまあそのおかげで楽に任務を遂行できるんだから」
そう会話するのは暗殺部隊上位の実力を誇っている3人
ふわふわした雰囲気を纏っていて
髪色はアルアとお揃いの白髪
それに思わず見とれてしまう薄紫の目
彼女の名はルリ
そしていちごミルクのようなピンク髪に長身で綺麗なスタイルの彼女はスイレン
龍の鱗のような深みを持つ緑髪
目の横にあるホクロは彼の魅力をあげている
そんな彼の名はシルス
「ちっもう追いついてくんのかよ」
「まあ車の速度に合わせて走ってるんだからしかたないわよ」
後ろから気配がすることに気づく3人
「アルウェン達は?足止めだろ?」
「うん。そのはずだけど倒されたのかな」
「そんなわけないわよ。アルウェンよ? 」
「でも奥様の家族、強いんでしょ」
「おい、呑気に話してんじゃねぇぞ
すぐ近くまでもういる」
「わかってるもん。」
そうリナが言いながら木の上に登る
「見えるか?」
「うん。見える」
スイレンのようなピンク髪
しかしスイレンの様な華奢な体型ではなく
とても屈強で圧がある
そんな姿をまじまじ見ながら
攻撃する
「じゃあ俺ら奥様の車追うから 任せたぞ」
「うん。私もすぐ行く」
そう言ってシルスとスイレンは
素早く車を追いかけに行く
ふぅとリナが息を吐きながら
弓を打つような体制をする
甘撃=スイートショット
オーラをキャンディ状に変化させて打ち出す
リナのスイートショットの最大の利点は
飴に変化させる際に
形や硬度を自由自在にできること
そしてリナは弓の様なものを打つ
追っ手に当たった瞬間飴はグミのように柔らかかった のか縄の様に追っ手の自由を奪う
リナはバレないうちに木から降り
シルス達の元へと走る