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「ふぁー」
子供らしく伸びをするアルア
朝日が眩しくて起きてしまった様だ
アルアは車で寝にくいと途中で
指輪を久しぶりに外していた
子供らしい可愛い頬っぺたにうるうるな目
子供らしい短い手足
「もうすぐ到着します。
お洋服は護衛で着いているリナに借りましょう」
「うん。ありがとう」
家族と今決別していると思えないほど
平和な雰囲気で
キルアとアルカはまだ寝ていて愛おしい
初めて兄弟らしい姿を胸に刻む
病院が見えてくる
安堵を胸に刻むと同時に大丈夫かなと心配も込み上げてきてしまう
そしてゴンを守るハンターたち
私の家族のために居てくれる住人たち を見て目が潤む
そして目を見開く
住人と話している1人の人物
きらびやかな金髪に赤い目
アルアは慌てて拙い足どりで車を降りる
「中に入って2人は最大限気配を消してね 」
____アルアがくる少し前
「当主様もいらっしゃるとはな」
力強い声が特徴的な声
その声の持ち主はルーシー
「来て悪いか?」
「ふっどうやら噂はホントなようだな?」
残虐不動という言葉を翻すが如く
怒りを感じさせるルシフェル
「噂?」
「あぁ残虐不動の公爵が最近笑みを浮かべるようになったっていうな」
「つまらんやつしか居ないからだろ」
「奥様は面白いと?」
「あぁあいつは見ていて飽きない」
ルシフェルは迫ってくる
ひとつの車を見つめている
白髪を振り回しスイーツを
宝の様に見る目ドタバタ足を動かし
ララシアに怒られているお茶目で愛おしい彼女を頭に浮かべながら
「来たみたいだな」
そういうルーシー
しかしルーシーが気づくずっと前からルシフェルはアルアを見つけていた
拙い足で駆け寄ってくるアルアを見る
ルシフェルの目は愛おしさを止められていなく狂気にも近い
そんなルシフェルをみるルーシーは
「こんな男に捕まった奥様が気の毒だ」
と言いたげな表情をしている
「どうしているんですか?!」
大人の姿に合うような態度は
頑張って背伸びをしている子供の様
「子供姿久しぶりに見たな」
「えぇ帝国内で
貴族に見られたら大事ですから!」
「ですがやはり元の姿の方が楽です!
念道具のせいで
上手く自分の念使いにくいですし!」
「別に住人が護衛でいるんだから
使う必要もないだろ」
「そーいう問題じゃないんです!」
「奥様が幼いと聞いてはいたが
ここまで幼いとはな」
「わ!伯爵様?!!」
セントラル家
ハデス家に忠誠を誓っている家系
軍事や剣技、戦闘で右に出る人は居ないほど
「嫁入りしたと思ったら暗殺部隊の総勢力を駆使するぐらいだから屈強な肝のすわっている女性を想定してたんだがな
随分可愛らしい女の子ではないか」
「なぜ伯爵様がこちらにいるのでしょう? 」
「暗殺部隊の長を務めてるんでな」
「え え?」
そう言ってアルアはルシフェルの方を見る
「言ってなかったか
部隊の長を務めてる家系はほとんど伯爵や貴族の名を賜っている」
「聞いてないです!!!」
「それより中に入らなくていいのか?」
「いいです。私は勝手に手助けしただけの当事者では無いですから」
家族なのだから当事者もあるか
アルアの言葉を聞いた人々はきっとそう思ったのだろう。しかしそれと同時にゾルディックの特殊さも理解しているので皆口を出さない
「そうか。 それにしてもそのはしたない格好はないんだ?」
アルアは宝石が散らべられ小綺麗なドレスを着ていた。そして帝国には他人に膝下を見せることははしたないという式たりがある。
子どもの姿になったアルアにはドレスがでかく動きにくかったのだろう。膝丈程度でビリッと破られていた
「あ、えっと」
「貴族としての自覚が足りない様だな
まあいい護衛で着いてきているリナにでも
服を借りるといい」
「はーい」
アルアは少ししゅんと顔を下に向ける
アルアはやるならとことんやりたい性格で
貴族として生きるに伴いとことん努力しているつもりであった。
だから
こそ悔しさややるせない心情があったのだろう