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〜幻想郷、それは忘れ去られた者が辿り着く最後
の楽園〜
ある時紫は幻想郷と外を隔てる結界のメンテナンスをしていた。
「おっ仕事♪おっ仕事♪楽しくなーい」
仕事をしている自分が偉いと思いつつ
「お仕事してる私、偉い、どっかの魔多羅とは違うからね」
魔多羅とは幻想郷を管理する賢者の一人、そして後戸の神である
「紫様、ちゃんとお仕事なさってますか?」
そう問うて来たのは紫の式神である藍だ
「やってるわよ、魔多羅じゃないんだから」
「あまり魔多羅様の事悪く言っちゃダメですよ」
「いいのよ、あのぐうたら駄目神の事なんか」
と同僚である魔多羅の悪口を言いつつ
「この事知られたらボコボコにされますよ」
藍が注意している時だった、幻想郷と外を隔てる結界、博麗大結界が不安定になった、その事に紫は気付いて居ない
「あの、紫様」
「な、何よ」
「結界めちゃくちゃ不安定ですけど」
ようやく結界が大変な事になっている事に気付いた紫、
「うわぁ!大変だ大変だ!うわ直そうとしたらもっと不安定に!」
焦りまくる紫、それもそのはず、この影響で幻想郷に迷い込む人間や物があったら大変だ、それこそ核兵器などは幻想郷どころか世界を滅ぼし兼ねないのだから
「とりあえずここをこうして、こうやって…」
そうして紫は結界に付きっきりになるのであった
とある普通の世界、妖怪や魔物といった脅威もなく平和な日本のとある所に殆ど無名なyoutuberが居た。
彼女はあろうことか東方projectのファン東方オタクだったのだ
「いやぁ、東方は良い、面白いしかわいい」
そんな事を呟きながら
「ボクも幻想入りとかしてみたいな」
なんて起こりもしない願いを呟いていた
「ちょうどそこに変な穴?あるし、」
そう、普通ならあり得ないのだ、だがここは物語の中、そんな事はあり得るのだ、そしてその穴は幻想郷へと繋がるワープホールみたいな物だった
「よし!入ってみよう!」
あろうことかその少女は穴に飛び込んだのだ
「いやさ、入ったのはいいよ?でも戻れなくなるのは聞いてない」
そう、彼女が入った穴は外に出た瞬間に消えてしまったのだ
「まぁ、歩くか」
少女は歩き始めた、そして約1時間が経った頃
「うん!森から出れない!」
少女は放り出された森から出れないでいた、だが全くの無収穫だったというわけではなかった
「1時間歩いて見つけたのがこのボロっちい剣だけ!」
そう、少女は使い古されたボロボロの剣を拾ったのだ
「そして見るからにヤバそうな奴と出くわしちゃったよ…」
少女はなんと自分の背丈よりも大きな怪物と対峙していた、その怪物の名前はベリトロという化け物だった
「えい!」
少女は拾った剣で怪物を斬りつけてみた
「うん、傷一つ付かないね!せめて剣で斬れればなぁ」
なんて事を呟きながらもう一度斬りつけてみた
「ギャァァァ……」
なんと怪物の腕を切り飛ばしたのだ
「え、斬れたんだけど」
同時にベリトロの腕が再生される
「あら、再生するのね、まぁ再生するなら、再生出来ない位に細かくすればいいだけの話だよね」
少女は不敵な笑みを浮かべ、ベリトロの体を切り裂いていた
「ふぅ、おわった、」なんか気持ち悪いな、何か変なガスでも出てるんじゃないかな…
少女はベリトロを倒していた、そしてそれを陰から見つめる人影があった
「嘘だ、あり得ない、あのベリトロの腕を切り飛ばした」
見つめていたのは紫の式神、藍だった
「ベリトロの体は普通の刃物じゃ傷一つ付かない、それをあのボロボロの剣で一太刀、剣技に魔力を乗せた感じでもなかっただとすると純粋な剣技だけで…」
藍は恐怖を覚えた
「あの、すみませんここらへんに詳しい人ですか?」
少女は藍に声をかけた
「え、あ、はい」
「わぁよかった、実は道に迷たら変な奴に絡まれまして」
藍は思った、近付いて分かった、この子凄い魔力量してる
「えっと道に迷ったんですね、そしたらこっちに行くと博麗神社と言う神社がありますよ」
「ありがとうございます!えっとお名前は?」
藍は名乗る事にした、名乗ったら少女も名乗ると思ったから、藍は主である紫にこの事を報告しなければならかったから
「八雲藍、藍でいいですよ」
「藍さん、じゃあありがとうございました!」
「いえいえ、お役に立てた様で」
「それじゃあまた」
藍は思った、結局名乗らなかったな、と
後書き
どうも!「とある編集者の幻想入り」をお読み下さってありがとうございます!
これからも続けて行くつもりなのでよろしくお願いします。
それと現在YouTubeで
「とある編集者の幻想入り」の第二話まで投稿しているのでご興味あるのであれば、ぜひ!ご覧下さい。
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