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💜『台本覚えないとなぁ。』
💛『お疲れ様ふっか。けど休憩中はちゃんと休みなよ。頑張ってくれてるのはわかるけど。』
💜『サンキュー照!』
🤍『そうだよもうおじいちゃんなんだから笑』
💜『おい!ラウール!』
🖤『ははは笑俺も頼ってね?笑』
🧡『俺もな!』
💜『お前ら笑ってんなよ!』
💙『⋯相変わらず賑やかだな⋯』
❤️『こら翔太。そんな事言わないの。会えて嬉しいんだから。』
💙『⋯そんな事ねーし。』
🩷『分かりやすいなぁ翔太笑』
💚『⋯ゆり組⋯』
🩷『阿部ちゃん帰って来てぇ〜💦』
広いスタジオの中に賑やかな声が響き渡る。
これは大人気アイドルグループのSnowManの9人の声。
彼らはグループとしても、個人としても活躍している。
今日は久しぶりに全員が揃ってレギュラー番組の収録をしていた。
忙しい日々を過ごしているが9人揃えば日頃の忙しさを忘れられるほど楽しい時間を過ごせていた。
その時だった⋯
ドカーーーーん!!!ドカーーーーん!!!
⛄️『うわっ!?』
突然スタジオ中が激しい揺れに襲われた。
🧡『なっなに!?』
💙『パニックなんだけど!』
💛『落ち着け!とにかく伏せろ!』
岩本の声を聞いて咄嗟に地面に身体を倒した9人。
突然の事で理解が出来ずにいる9人のそばでは スタッフさんもマネージャーさんがみんな慌てながらも、状況を確認しようと走り回っている。
💚『⋯これは⋯』
🩷『阿部ちゃん?どうしたのって⋯なんだこれ!?』
阿部がスマホを見て驚きの声を上げた横で佐久間も阿部のスマホを覗き込んで声を上げた。
そんな2人を見て他の7人もスマホを取り出して画面を見つめる。
スマホの中には信じられない光景が映っていた。
空や大地、海の中からなど至る所から真っ黒な大きい怪物が数体現れていて攻撃していた。
街はどんどん破壊され、人々の叫び声⋯。
今まで騒がしかったのが嘘のように9人は愕然としてスマホを見つめたまま固まって動けなくなっていた。
💙『おい佐久間!いくら2次元が好きだからって俺らを転生させてんじゃねーよ!』
🩷『いやいやいや!俺がそんなことできるはずないでしょ!』
💙『だったらなんなんだよ!』
🩷『俺に聞かないでよ!』
?『⋯人間ども!聞こえているか!』
⛄️『………………!?』
渡辺と佐久間の意味の分からない(?)会話が繰り広げられている中、突然何者かの声が聞こえて来た。
🧡『⋯なんやコイツ⋯』
🤍『⋯黒いし大きい⋯』
🖤『⋯真っ黒な塊⋯?』
スマホを見てみると空高くまで届きそうな巨大な真っ黒な『何か』が居た⋯。
シャドーキング『⋯我が名はシャドーキング。闇を支配する、闇の王だ。』
❤️『⋯闇の王⋯?』
💙『⋯なんでそんなのが居るんだよ⋯』
シャドーキング『⋯我はこれまで幾つもの星を闇で支配し、滅ぼしてきた。そして次はここ、地球だ。』
🩷『⋯は?世界を滅ぼしたって⋯』
💚『⋯まさか⋯』
シャドーキング『⋯覚悟しろ。⋯貴様たちは滅びるのだ。闇に!』
大きな声を出しながら両手を広げたシャドーキングはそのまま消えて行った。
そしてまた静かになったスタジオの中。
とても信じられないが、現に怪物が現れて襲撃している⋯。
そして一段と大きくなる破壊音と揺れ⋯。
💛『⋯俺たちも逃げるか?』
💜『⋯うん。ここに居たら建物の中に生き埋めになる。』
スタッフ『皆さん!早く逃げてください! 』
💛『分かりました!』
💜『俺達のことは気にしなくていいですから、皆さんも早く逃げてください!』
スタッフさんに返事を返して9人もスタジオから外へと逃げて行った。
〜
🖤『⋯2人とも大丈夫?』
🤍『うん。平気。』
🧡『めめも休んでな?疲れたやろ?』
🖤『うん。そうだな。』
どれくらいの時間が経ったか分からないが未だに聞こえてくる怪物の鳴き声。
一緒に逃げてきた目黒、向井、ラウールの3人はとりあえず人気のない倉庫の中に身を潜めた。
ロボット『……………………!』
🖤🤍『………………………っ!』
🧡『嘘やろ!?』
だがそこにロボットのような真っ黒い兵器が何体も現れて3人に向かって行った。
💜『康二!めめ!ラウール!』
💛『止めろ!』
ロボット『……………………!』
🧡『⋯え?』
🤍『⋯消えた?』
🖤『⋯岩本くん、ふっかさん⋯』
向井たち襲ってたロボットたちはいつの間にか全部消えていた。
💜『⋯なんだこれ⋯』
💛『⋯岩?』
間に合わないと思いながら力を込めた岩本と深澤から岩と念力のような不思議な力が出ていた。
🧡『2人ともなんやそれ!』
💜『いや、俺らも分からねーよ⋯』
💛『3人を助けることに必死で⋯』
🖤『⋯けど今の攻撃をしたのは2人だよね⋯?』
🤍『⋯まさか、能力が覚醒したんじゃ⋯』
💛💜『⋯え?』
ラウールの言葉に同時に声を上げて固まる岩本と深澤。
信じられないことが続いていてもう理解ができていない⋯。
とにかく静かになるまで5人は倉庫に留まることにした。
〜
🩷『⋯っ!痛ったぁ⋯』
怪物の攻撃から何とか逃げ延びた佐久間は突然右足に激しい痛みを感じて座り込んだ。
安全とは限らないが近くには怪物は居ない為、佐久間は靴と靴下を脱いで右足の状態を確認した。
🩷『⋯これ、やっちゃったなぁ⋯うっ。』
佐久間の右足は酷く腫れていて少し動いただけでも激痛が全身に伝わる。
この状態で1人で動くことは難しい⋯。
💚『佐久間!?』
🩷『⋯阿部⋯ちゃ⋯』
💚『⋯大丈夫!?怪我したの!?』
どうしようかと考えていた佐久間の元に近くに逃げていた阿部が見つけて駆け寄った。
💚『⋯これ⋯』
🩷『⋯ごめん⋯ちょっと⋯やっちゃった⋯』
💚『⋯やっちゃったって⋯』
❤️『⋯阿部と佐久間?』
💙『お前らもここに来てたのか⋯って佐久間、その足⋯』
そこにまたも近くに逃げていた宮舘と渡辺も合流して佐久間の足を見て驚いていた。
❤️『⋯もしかしたら、骨折っちゃってるかもしれない⋯』
🩷『⋯うん。そんな気がする。』
💙『⋯逃げるだけなのにまた無茶したのかよ⋯』
🩷『⋯いや、その⋯まぁ⋯』
💚『⋯もしかして戦ったの?怪物と。』
❤️『⋯え?』
💙『⋯は?』
💚『⋯鉄パイプ⋯。』
何処か歯切れの悪い佐久間が気になった阿部は佐久間の近くに落ちていた鉄パイプを見つけて掴んだ。
🩷『⋯うん。戦ってた。怪物と。』
💙『まじかよ⋯。』
🩷『⋯泣いてる子供や動物たちをみたらとても放っておくことができなくて⋯』
❤️『⋯気持ちは分かるけど⋯』
殺陣の経験はあったとはいえ、あれはあくまでも演技であり、フィクション。
得体の知れない自分よりも遥かに大きな怪物と戦うだなんて無謀すぎる。
だが自分は逃げるので精一杯だった阿部と宮舘と渡辺はこんな時でも他人を思いやれる佐久間の強さと優しさを感じていた。
🩷『⋯それとなんか不思議な力を感じて⋯。』
💙❤️『⋯なっ!?』
💚『⋯右腕が⋯粒子になった!?』
右腕に力を込めると佐久間の右腕が分解されて小さなピンクと白の粒子になっていた。
💙『⋯いや、もうほんとにパニック⋯。』
❤️『⋯闇に、怪物にまさかの能力⋯か。』
💙『⋯なんでそんなに冷静なんだよ⋯』
💚『⋯さすがに俺でも理解できないわ⋯』
🩷『⋯だよね⋯』
とても現実とは思えない事が突然起こり、唖然とする4人はそのまま黙り込んでしまった⋯
その後も怪物たちの攻撃は続き、空はどんよりと曇り、水も緑も枯れ、人々も9人以外消えてしまった。
文字通り闇に支配され滅ぼされてしまった。
だが何とか生き残ったSnowMan9人は諦めなかった。
岩本、深澤、佐久間以外のメンバーも能力を覚醒させて、また以前の楽しかった平和な世界を取り戻す為に巨大な戦うことを誓った。